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カンペキ表紙にフラフラ〜っと吸い寄せられました。素敵なカバーデザイン♡と思ったら、BABYコミックス。ジャケ釣り?にまんまとハマっているわたし…。ブルー系の表紙にはすぐに手を出してしまう。ともあれ、視覚に心地良いと気分も癒されますよね。
表題作と二編収録。エロもありますが全体的にはさらりと爽やかな印象でした。
「9月のさざなみ」の舞台は江ノ島。メインカプは高校生×高校教師ですが、二人は元家庭教師と教え子の関係。攻めの高校生・真琴と初恋の相手でトラウマ持ちの隠れゲイ・透の、ゆっくりと進んでいく関係を描いたお話です。
いつだって若い人の「好き」という情熱には、どんな行き詰まりも打開してくれるくらいの強いエネルギーがある。透も真琴に希望を与えてもらいます。透の心の隙をついて思いをぶつけてくる真琴。当初及び腰だった透は、真琴が熱心に部活動の写真に取り組んでいる姿を目の当たりにして、年下の彼に触発される。自分はどうしたいのか、と。
エッチシーンがありますが、個人的には色気がですね…。背景然り、絵柄がアニメっぽいので裸体がツルッとしてて、生々しさに欠けるというか。尻フェチなので是非お尻はプリプリでお願いしますm(__)m
「甥と叔父と」(『OSAKAラヴァーズ』より)
亡くなった姉の息子・櫂の親代わりになった祐一のお話。海外育ちの櫂と祐一の住む関西の文化差をうまく演出しつつ、遠いような近いような家族の距離感が描かれています。「甥」ってなんだか照れ臭くて家族とは言い難いけれど、実姉によく似た部分を彼に見出すと、やっぱり家族だと思う…。心理描写メインなのにくどくどしくならない、さりげなさが◎。
「先生とうさぎ」(『プリティバニーボーイ』より)
卒業目前の大学生と、おそらく指導教授との間に芽生えた恋のお話。年上受けです。ゲイバーでバイトしている広瀬は、卒業前に思い切って密かに好意を抱いていた先生に思いを告げるため、お店のイベントデーに先生を招待する。先生のバニーコスは、、、好き好きですかね(汗)イイ年した先生の不器用さと一生懸命な感じが伝わってきて微笑ましく、わたしは嫌いじゃなかったですょ。
絵柄やエロで好き嫌いが分かれるかもしれないですが、ストーリー自体はどれも読後感が良かったです。次回作が出たらまた読んでみたいかも。