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ぼくらが恋を失う理由

bokura ga koi wo ushinau riyu

ぼくらが恋を失う理由
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神11
  • 萌×25
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
75
評価数
16件
平均
4.7 / 5
神率
68.8%
著者
 
媒体
コミック
出版社
三交社
シリーズ
Charles Comics(シャルルコミックス・三交社)
発売日
価格
¥650(税抜)  ¥702(税込)
ISBN
9784879197818

あらすじ

幼馴染のコバへ長年密かに想いを寄せている央志郎(おうしろう)。
ある日、バーで飲んでいると稲村(いなむら)という男に声をかけられる。
軽い調子の稲村を不審に思うが、コバへの恋に悩む央志郎は
優しく包容力のあるその手に救いを求めて……。

謎めいた優しい男と幼馴染の間で揺れる、にがくてあまい三角関係BL。

表題作ぼくらが恋を失う理由

稲村 聡 / サラリーマン
坂井 央志郎 / 幼馴染に片思い

その他の収録作品

  • 描き下ろし

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レビュー投稿数3

ゆっくり進む

雪解けの恋、のスピンオフ
物静かな、苦しくて優しいお話です。
雪解けの恋がそうでしたが、わちゃわちゃしていなくて心情が丁寧に描かれていて 読めば読むほど染み入ってくる感じです。
失くしたい感情、、、身近すぎる相手に対する恋心、失望しかない距離。
気づかないのが普通。そしてそれを痛いほど知っている稲村さん。
最初は少し手慣れて軽そうに見える稲村さんが、誰にも話せなかった気持ちを言葉にした瞬間、この物語が一気に悲しいものになりますが、なんだろう 雪解けの恋と同じく 全体的に優しくて透き通った空気が漂っています。



2

寄り添い合う優しさ

「雪解けの恋」のスピンオフ作品。
友人のマイノリティな恋愛を落ち着いたトーンで優しく見守ってたおーちゃんのお話です。

スピンオフですが単体でも大丈夫な仕様。
分厚い前作より本は薄めですが、1冊まるっと表題作でまとまってます(^^)

表紙がとっても素敵なんですが、それ以上に裏表紙がグッときました。
おーちゃんの背中側で攻めがギュっとしがみつくような力強い腕が見られます。
本編を読んだ後に眺めると幸せに切なさが含んでシンミリとした気分…。
雪解けの恋とはまた違った恋が楽しめる作品でした。


このお話は、おーちゃんがコバへの想いを断ち切ってくのが主軸になります。

幼馴染に対して湧いた違和感。
「友達でいたい」「恋じゃない」「恋であって欲しくない」
否定しても膨れ上がる気持ちにいっぱいいいっぱいになるおーちゃんの苦しみが辛い(;ω;)

コバはどこまでいってもノンケで鈍感。純粋な友情を無自覚に振り回す。
コバが悪いわけじゃなく友情の範疇で普通に接してるだけなのが何とも切ない。
おーちゃんに甘えるけど、友情以上のものがないのがシッカリ見えるんですね続き
その度におーちゃんは何度も何度も失恋の痛みを繰り返すという…。恋愛って厄介。

そんな苦しみにもがく最中に出会った、攻め・稲村。

前作の流れでスピンオフときたら、
おーちゃんのコバへの想いが叶うのがBLの王道だと思ってました(^^;;;
読み始めは、向いてるヤジルシが少しづつ方向を変えていくのが、なんだか悲しかったです。もちろん、それがこのお話の良さなのですが、おーちゃんには想いが叶うまでずっとコバを好きでいて貰いたかったような気持ちが少なからずあったので…。

と、最初は稲村に対して良い感情はなかったのですが
読み進めていくと彼でよかったな、とシミジミ思えました。

言葉数が少なくて大人びた印象のおーちゃん。
相手がコバだったらきっと嫌なことも我慢してしまっただろう。
でも稲村は年上で包容力があって、おーちゃんの気持ちを一番理解出来て、一番に寄り添える人。
稲村ならおーちゃんは素でいられるし、寂しい時は寂しいって甘えられるんだろうなって。

後半には稲村サイドの「失いたい恋」がわかり、稲村がおーちゃんに寄り添える理由がわかります。
おーちゃんの次の恋が稲村で良かったし、稲村だから「恋を失う」ことが出来た。
ようやく見ることの出来た笑顔に涙腺が緩むよ〜〜〜(∩;///;∩)

エチシーンは薄いですが、友達の前でクールな表情のおーちゃんを見てるからギャップ萌え///
顔を真っ赤にして「やめないで」といった表情はイケナイものを見た気分でした(^//^)

描き下ろしは5年後の3人。
鈍感コバ、5年越しに気づく真実!といった感じ?
コバには気付いて欲しくなかった気もするけど(作中でおーちゃんがそれを望んでたから)、でもおーちゃんが頑張った一言が少しは報われた気がして嬉しくもある…かな。。。
どちらにしろ今は稲村がいるから終わった話ですしね(﹡´◡`﹡ )
幸せな2人が見られて良かったです!


そういえば、少〜し登場した雪解けカップル。
こちらのその後もチラっと窺い知ることが出来ました♪
先生が意外と行動力あってビックリw愛ですね!

4

皆、ままならない…。

『雪解けの恋』スピンオフです。
雰囲気のある央志郎が気になっていたので、彼が主役のスピンオフを読めてとても嬉しいです!

幼馴染みへの長年の想いに悩んでいる央志郎(受け)。バーで声をかけてきた明るく調子のいい男・稲村(攻め)に、衝動的に助けを求めますが…というあらすじです。


幼馴染みとの友情を失いたくない、友達でいたいのに、会うと好きという感情が溢れてしまう。どうすればこの感情を無くすことが出来るのか…ともがき苦しむ受けの気持ちが、ハッとするような胸に迫る見せ方で表現されています。
ままならない想いが切ない…。

そして、飄々とした雰囲気の攻めですが、彼もまた、ままならない想いを抱えていて…といった所。

話自体は淡々と進むのです。全体的にしっとりした雰囲気で。
良くも悪くも派手さが無く、印象的なモノローグで読ませる作品なのですね。盛り上がりに欠けそうなものですが、所々でハッとするほど切なくて、胸に迫ってきます。上手く言えないけど、心の琴線に触れる感じとでも言うのでしょうか…。

この二人、見ようによっては傷をなめ合っているだけなのかもしれませんが、どう続きしようもない想いにもがき苦しんできた二人だからこそ、通じ合えるものがあるんだと思うのです。
飄々とした態度を崩さなかった攻めが本心を漏らして、自分でも思いがけず涙がこぼれてしまうシーンは、かなりグッと胸に来ました。また、そんな攻めを胸に抱き締めてあげる受け…というのが素敵なのです。

絡みは1回でアッサリ。しかし、いかにも二人らしいやりとりに萌えます。そして、受けの表情が色っぽいです…!

タイトルがかなり秀逸なんですよね。二人、それぞれの『恋』を失える事が出来たのは…という事で!
「大丈夫 ぼくらはきっと 失える」という最後のモノローグにはジーンと来ました。

描き下ろしで30代になった3人が出てきます。この描き下ろしがちょっぴり切なくて、でもとても幸せな素敵なもの。ほんと、読ませてくれます!

2

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