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表題作溺愛君主と身代わり皇子(2)

ラナイズ,アルクトス公国君主
天海七星,アルクトスにトリップした高校生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

アルクトスにトリップしてしまった高校生の七星は、ラナイズと婚儀をあげることになるが、彼の不在中、隣国から攻め込まれ…。

作品情報

作品名
溺愛君主と身代わり皇子(2)
著者
茜花らら 
イラスト
古澤エノ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344839618
4

(2)

(0)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

タイトルに恥じぬ「溺愛」ぶりです!

「溺愛君主と身代わり皇子」続刊です。最初に前作のあらすじが(お伽話風に)書かれているので、前作を読んでいなくても大丈夫だと思います。
何故か帯のあらすじが「タイムスリップしてしまった高校生」となってますが、異世界トリップものです。

前作では「溺愛」と言いつつも、誤解やすれ違いで甘さがそこまで堪能出来ませんでした。しかし、今作では最初から出来上がっているカップルなので、かなりの甘さを堪能出来ます。「溺愛君主」というタイトルに恥じぬ溺愛っぷりなんですね( ´艸`)
結構なシリアス展開もありますが、二人の甘々っぷりにニマニマさせてもらいました。

あらすじです。
前作からの続きで、異世界トリップをした高校生・七星(受け)が、紆余曲折を経てアルクトス公国の君主・ラナイズ(攻め)と結ばれた所から。
甘い日々を送りつつ、婚儀の日を待つ二人。そんなある日、ラナイズの不在中に宮殿が敵対勢力から襲撃を受け…。
受け視点です。

二人のイチャイチャから始まる今作ですが、前作でも書かれていた「亜人」の問題について、更に踏み込まれています。
今回、ラナイズ達と敵対するのが、その亜人を家畜扱いする「ムスクス」という異教徒ですね。
愛し合う二人と言えど、君主として国を守ってきた攻めと、平和な日本からトリップして来た受け。考え方の違いで、すれ違いが生じます。
七星の考えはちょっと甘っちょろい理想論ではありますが、こんな意見を言い続ける人間も大切だと思うのですよね。

萌え所としては、やっぱり二人のいちゃつきっぷり。前作ではいまいち、キャラクターがつかめなかった攻めですが、今作では大変分かりやすいです。新妻にメロメロのバカ亭主ですね…。
七星を膝に乗せておさわりをしながら脂下がり、仕立て屋が七星の身体に触りすぎる!…と解雇です。そして、仕立て屋が決まらないといつまでも婚儀が出来ないと、膝の上で怒っている受け。完璧なバカップルです…。

気になるのが、受けの無鉄砲な行動。あまりに考え無しの行動で危機に陥るのって、ちょっとどうなのーと。そして、そんな受けの突飛な行動で事態が上手く収まるというのも都合がよすぎる気がします…。

絡みは1回。やたらいちゃついてる二人ですが、この1回以外は全部朝チュンです! あっさりめですが、初々しく終始翻弄され気味の受けに萌えます。

気になる部分がありつつも、宗教とか人種とか、ちょっと考えさせられた読み応えのある作品。
そして二人のイチャイチャぶりには大変萌えさせられました。
ラストの婚礼衣装の二人のイラストもとても素敵です!




5

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