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蜜より甘い毒でお前を支配する

mitsu yori amai doku de omae wo shihaisuru

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表題作蜜より甘い毒でお前を支配する

桐原 泰雅,義理の弟,大学院生,モデル
桐原 涼,義理の兄,警察庁勤務

同時収録作品小説「帆かけ茶臼」/鳥谷しず

泰雅 義弟
涼 義兄

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下マンガ

あらすじ

新書館のエロ鉄人が原作に初挑戦した大注目作、待望のコミックス化!
義弟・泰雅に快楽を煽られ堕ちていく涼は……。

親の再婚でできた義弟・泰雅に恋してしまった涼。
その想いを彼に見抜かれてしまった涼は、泰雅から強引にくちびるを奪われ、甘美な愉悦で官能を煽られ支配されていく。
彼の与える快感に抗えず、咬みつかれ、貪られて堕ちていく涼は……。

雨宮かようx鳥谷しず、大注目のエロコンビ登場!

作品情報

作品名
蜜より甘い毒でお前を支配する
作画
雨宮かよう 
原作
鳥谷しず 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
ボーイズジャム・コミックス
発売日
ISBN
9784403665707
3.4

(39)

(6)

萌々

(12)

(15)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
128
評価数
39
平均
3.4 / 5
神率
15.4%

レビュー投稿数4

執着と甘さの融合

最近雨宮かよう先生に注目するようになり少しづつ読んでいます。
こちらは原作付き作品との事で「雨宮成分」が少ないのかも…?とも思っていましたが、全くの杞憂でした!
「コミカライズ」というよりももっと「雨宮成分」、つまり甘さが表に出ているように感じました。
何より、タイトルが違っていたので気付かなかったのですが、原作の鳥谷しず先生の小説が、電子限定の「四十八手アンソロジー宝物庫」に収録の「帆かけ茶臼」だった事を、購入後初めて知りました。
私が雨宮かよう先生のファンになったきっかけが「四十八手アンソロジー秘宝館」だったので、これはシンクロニシティ的な驚きでもあります。

さて、内容。
それぞれの親の再婚により兄弟となった涼と泰雅の「義兄弟」BLが骨子です。
兄・涼は警察庁のエリート、弟・泰雅はモデルで、涼が泰雅に一目惚れしています。
雨宮先生作画の漫画の方ではどちらかというと涼視点で、想いが成就してメロメロのドロドロに泰雅に愛される、という展開。
途中でパパラッチによる恐喝などの危機もありつつ、結局は完全ハッピーエンドを迎えます。
終盤、鳥谷しず先生による短い小説も収録されています。
こちらを読んでみると、完全に漫画の方と「同じ」なのに受ける印象は攻めの泰雅視点で、漫画と小説の微妙な違いが非常に読んでて面白いですね〜。
小説の方の泰雅は結構な執着系だと感じました。
やはり雨宮かよう先生の絵柄は、私の好みです!攻めも受けもしっかりした筋肉の男前、全裸H、小説よりも執着弱め甘さ強めのハピエンで、その辺も好みでした。

3

義兄弟のエロエロ

鳥谷しずさん原作のコミカライズです。
警察庁勤務の義兄と、大学院生で人気モデルの義弟、カップリングは義弟×義兄になります。

エロに定評のある鳥谷しずさんの原作で、作画の雨宮かようさんもエロに特化した、ヨダレたれーの汁気飛びーのな作風なので、とりあえずつゆだくエロエロという感じの作品になっています。
そのぶん、エロに特化しすぎて展開や心理描写があっさりかな、と思いました。モデルのイケメン攻め、エリート公務員の受けなのですが、長年一緒に暮らしていたのにあまりにもあっさりくっついてしまうし、どちらもオツムがちょっと弱いようなイメージ。最初の印象が傲慢ヤンデレ攻め、クールビューティ受けだったもんで、その期待が悪い方向に裏切られてちょっとガッカリしました。

まあそのぶんエロは濃く、そちらは楽しめるのではないかと思います。攻めの身体ががっしりみっちりのガタイで、腹筋やら何やら眼福でした。局部の修正はトーン抜きで残念。
あと、巻末に鳥谷さんの小説が載っていたのですが、それがマンガの中の1シーンそのままで…どうせならマンガに出てこないエピソードとかだったら良かったな。

1

面白いのだけれど。

鳥谷さん、雨宮さん共に初読み。表紙の彼がめちゃんこカッコよくってジャケ買いしてしまいました。内容は書いてくださっているので感想を。



親の再婚により義兄弟になった警察官僚の兄・涼(受け)と、イケメンで人気モデルでありながら大学で憲法学を学んでいる院生という二足のわらじをはいている弟の泰雅(攻め)のお話。

泰雅に初めて会ったときから一目ぼれをし、切ない片想いをしている涼。
そして、そんな義兄に執着する泰雅。
どちらもハイスペック、イケメン、そして切なさもあり、と好きな設定てんこ盛りだったので、かなりテンション高く読み始めたのですが。

なんていうんだろうな、あっさり話が終わっちゃう、と言えばいいのかな。

エリート街道まっしぐらの警察官僚である兄。
人気モデルでありながら、優秀で真面目な学生でもある泰雅。
という、ナイスなバックボーンがありながら、それらがあまり生きてない。

涼の同僚で、かつ泰雅が所属するモデル事務所の社長令息でもある来栖の存在も、波乱を起こしてくれる黒い人?と楽しみにしてたのに、あれれ、いい人じゃん。というか、いい人、というだけの存在でしかない。

涼の片想いも、早々に両想いになってしまうので切なさはあまりなし。
泰雅の執着心も、いつから、どうやって育っていったのかという過去が描き込まれていないので肩透かしを食った感じ。

雨宮さんの絵柄はとってもきれいなのだけれど、なんていうんだろう…。
ちょっと動きが少ないというか、固い、というのか…。
なのでエチシーンはそれなりにあるもののあんまりエロくない。

終盤に1話目の話が小説という形で収録されていますが、こっちの方が読みやすかったし面白かった。「コミック」という媒体ではなく、「小説」という形で読んでいたら、感想はまた違ったような気がします。

面白くないわけではないんです。
登場人物たちの設定も、ストーリー展開も、絵柄のきれいさも、それぞれツボには入るんですが、もう一声欲しかった、というのが正直な感想。

シリアスな話なのかと思いきや、コスプレあり、所々で「これって爆笑していいシーンだよね?」と思わず突っ込んでしまう笑いを誘うシーンあり。

シリアス過ぎない、痛すぎない、執着攻めのお話が読みたいときにぴったりな、ちょい軽めのお話でした。

2

俺様だけどスパダリ風味

原作付きということで、
いつものかようさんと少し雰囲気の違いを感じました。

義兄弟で愛し合い、体を重ね、快楽に堕ちて行く。

少々ヤンデレさを感じる部分がありましたが、
ほぼほぼ甘々な義兄弟ラブなお話です。
(捉える角度によってはエロだけの801かも…)


義弟は人気モデル・義兄は警察官僚です。

義弟(攻め)に片思いをしていた義兄(受け)。
義弟に見合いの話が持ち上がり、ショックで隠れて泣いていたのを義弟に暴かれー。以降、何度も愛し合い快楽に浸る日々でしたが、ある日義兄を待ち伏せていたのはパパラッチで……というお話です。

攻めは俺様で強気な(一応)年下攻めですが、年下感はなく常に上から目線です。
『先に好きになったのは義兄の方。でも告白しないから俺が折れてやって先に告白してあげた。だから義兄に嫌がる権利はない』って無茶苦茶な理論をふりかざすのでビックリ…(;´д`)

それだけ偉そうな振る舞いをしてても受けをベタベタに愛してるのは良かったです。
「愛してる」を繰り返しながら受けをドロドロに溶かす。
受けを守れるように自分自身の足元をキッチリ固める。
偉そうな振る舞いはするけれど、ただの傲慢男ではなくスパダリ感もあって色気タップリでした!

で、受けを嫁扱いするのですね。
嫁ネタは原案が小説っぽいな、と感じました。
(漫画だとあまり見ない)

プレイには、ミニスカポリス・裸エプロン・パールのネックレスw
嫁設定は女の子みたいな受けだと萎えるけど、
似合わないタイプのがっしりした男なので萌えでした(^//^)
プレイで女装するなら似合わない方が断然良い…!!

受けは義弟に6年間片思いをこじらせたDT。
勝手に操たてして誰ともエッチしたことがなく、
義弟だけを健気に思ってきた人です。
攻めいわく「才色兼備のお嬢様」が受けのイメージだそうw

ずっと片思いしてた義弟からドロドロに溶かされ、愛されまくって、
途中からツンデレクールビューティー設定が行方不明になってるような…。

パパラッチが現れた時、受けは受けなりに義弟を守ろうとします。
最後の夜と決めて抱かれる時が切ないです。
1人ベッドに残って呟く一言がキューっときました(;ω;)

最後には原作となる小説も収録されています。
四十八手アンソロジー・宝物庫収録の「帆かけ茶臼」
漫画の方と内容が全く一緒ですが、文字で読むエロは全く違うので面白かったです。
すっごくエロかった〜!!!(^//^)

6

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