王朝春宵ロマンセ

oughou haru no yoi no romace

王朝春宵ロマンセ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
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  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
4
評価数
2件
平均
2.5 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥590(税抜)  ¥637(税込)
ISBN
9784199002298

あらすじ

利発で愛らしい千寿丸は、大寺で働く捨て子の稚児。
でも実は、高貴な家柄のご落胤らしい!?出生の秘密を巡って僧達に狙われ、ある晩ついに寺を出奔!!京を目指して逃げる途中、藤原諸兄に拾われる。
有能な若き蔵人の諸兄は、帝の側仕えの秘書官で、藤原一門の御曹司。
一見無愛想な諸兄に惹かれ、千寿は世話係として仕えることに!?京の都で花咲ける、恋と野望の平安絵巻。

表題作王朝春宵ロマンセ

正六位上蔵人・藤原諸兄・あだ名は硯石
如意輪寺の稚児・千寿丸

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レビュー投稿数1

漢字がいっぱい

平安王朝ものです。
こういう時代ものの小説は、歴史事項などが漢字でいっぱい出て来るから難しいですよね。時代背景もいろいろと難しそうだし。秋月こお先生も「調べまくった」と、あとがきで書いておられますし、なかなか大変でいっぱい苦労があったことがしのばれます。
専門的に見ていくと、いろいろとツッコミどころもあるのですが、そこはご愛嬌。

主人公は千寿丸。
如意輪寺の前に捨てられていたのを、この寺の慈円阿闍梨に拾われて、僧の身の回りの世話をする稚児として、大切に育てられています。見目麗しい千寿丸は、僧侶から純潔を狙われていて、いつも力ずくで犯されそうになるのを、機転と運動神経と慈円の庇護によってかろうじて免れています。
この、僧たちが本当にイヤラシイ!
もう、エロ僧侶どもどっかいって! って言うぐらいイヤラシイ。

老齢の慈円の跡継ぎとして寺に乗り込んできた拓尊阿闍梨が、千寿丸を政治の道具として身体も心も危険にさらしてしまうと、慈円は判断して千寿丸を寺から逃がします。

当然、拓尊から追っ手がかかるのですが、この追っ手どもも本当にイヤラシイ!
小さな千寿丸をよってたか続きっていたぶります。
追っ手に傷つけられ、犬に噛み付かれた千寿丸を助けたのが、「硯石」とあだ名が付くほど堅物な蔵人・藤原諸兄でした。たまたま通りかかっただけなのですが、堅物だけに真面目な彼は、千寿丸を放って置けません。こうして二人は出会って惹かれあっていきます。
自分を助けてくれた恩義を一心に返そうとする千寿丸が、どんどん諸兄を好きになっていくところが萌えです。わかっていながら知らないふりをして、それを苦にする諸兄も良いですよ。

政争が背後に絡んだり、宮中の和歌の文化が息づいていたり、千寿丸の出自がどうも天皇家に絡みそうだったりと、いろいろな背景を交えてストーリーは展開していきます。
伏線もたくさん張ってあって、読み応えたっぷりでした。
まだまだ謎が残されているので、続きが楽しみです。
脇役で出てくる在原業平が、色男だけじゃない策士なのが、ちょっと意外で楽しいです。

4

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