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表題作イブの息子たち 第一巻

あらすじ

女の子のような美貌で人気ロック歌手のジャスティン・レイ、ワイルドなピアニストのヒース・イアソン、リーダー的存在の詩人バージル・ワード。3人は神様のアシスタント天使ドジエルが、天地創造のときにドジってイブのあばら骨から作ってしまった“イブの息子”の子孫「ヴァン・ローゼ族」だった。ヴァン・ローゼの世界はパラレル・ワールド。3人は予想もつかない様々な事件に巻き込まれていくのだが…!?
1970年代の傑作ドタバタコメディ、新装版でリイシュー!!

作品情報

作品名
イブの息子たち 第一巻
著者
青池保子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
秋田書店
レーベル
プリンセス・コミックスα【非BL】
発売日
ISBN
9784253271615
5

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萌々

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中立

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趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

この世界への第一歩…

思えば、今で言う「BL」的なモノに触れた最初期の作品がこれでした。小学校の低学年くらいでしたかね?
普通に少女マンガ誌で掲載されていたドタバタコメディなのですが、ゲイありトランスジェンダーあり歴史上の人物の二次創作(!?)あり…というすごい作品。
今のBLでよく使われているネタの源流みたいなものがあれもこれも詰め込まれています。基本構造は異世界トリップもののSFだしね。
更に、この作品は当時の田舎の子供にとって洋楽ロックへの扉でもありました。主要登場人物からしてロックスターをモデルにしたキャラですし、デヴィッド・ボウイにジーン・シモンズ…いろんな人が登場しました。
あ、伝説の映画「ロッキー・ホラー・ショー」を知ったのも「イブの息子たち」を通してだったなぁ。

70年代らしいゴチャッとしたエネルギーが詰め込まれた怪作です。個性的すぎるキャラクターたちが大活躍しまくります。後半青池さんの代表作「エロイカより愛をこめて」の世界ともリンクします。
おすすめ。

3

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