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淋しいカラスが溺れる夜

sabishii karasu ga oboreru yoru

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表題作淋しいカラスが溺れる夜

伊瀬,金融会社社長
清水藤也,短大生

その他の収録作品

  • 〜その後〜(描き下ろし)

あらすじ

藤也(ふじや)のたった一人の家族である兄・智也(ともや)が会社の金を盗み失踪した。
冷徹な金融会社社長・伊瀬(いぜ)は藤也を監視するため、
強制的に藤也を自分の部屋に住まわせる。
その上逃げ出さないための足枷として、
動画を撮りながらのセックスを要求して……! ?


仕事として躊躇のない伊瀬、苦しみながらも兄を探す藤也。
街の片隅で掃き溜めに溺れるその関係は、徐々に変わっていき――。


描き下ろしつき

作品情報

作品名
淋しいカラスが溺れる夜
著者
御子柴トミィ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
ISBN
9784832290204
2.8

(15)

(0)

萌々

(3)

(7)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
37
評価数
15
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

キャラは好き

初読みの作家さん。

大学生の藤也は、一緒に暮らしていた兄が勤めていた金融屋の金を持ち出して系列店の風俗嬢と消えたとばっちりで、兄が勤めていた会社の社長にハメ撮りされ、部屋に住まわされることになります。始まりこそ最悪でしたが、その後はそこまで無体を強いてこない攻めに徐々に受けが絆されて…という王道のストーリーでした。
傲慢でサドなのに敬語な攻めと、最悪な状況の中でも自棄にならずに前向きに頑張る受けのキャラは結構好きでしたが、兄と兄を好きな上司(攻めの部下)の行動がよくわからず、萌えは1つ。

絵が好きなので、新刊が出たらまた読んでみたいと思う作家さんでした。

2

謎が多し!、

前々から妙にタイトルに惹かれてて‥
絵も綺麗だったので思い切って手に取って見ました。
初読みの作家さんです。 
気に入った作家さんの作品しか基本読まない私には結構な勇気‼ 

スパダリ風、黒髪攻めさまは非常に好みだったです。
受けくんも美青年で良い❣
川村くんも、イケメン。
登場人物のキャラは好みで良かったです(o゚▽゚)

突然疾走した大事なお兄さんを守るため、仇のような攻めさんに自分を犠牲にして飛び込む受けくん。
やがて冷たいけれど、時に優しさを見せる攻めさんを頼るようになり、その感情が恋愛へと変わる‥。
よくあるストーリーではありますが、私的には好きな設定です。

一冊で綺麗にまとまり完結してますが、色々と、謎が残る‥

結局のところヤクザさんなのか堅気の金融業者の社長さんなのか裏で、何かやってそうなんですが、そういうのがはっきりと出てこない伊瀬さんの正体が謎。
川村さんは、最初デキる参謀といっためちゃくちゃ気になるキャラだったんですが、受けのお兄さんにイキナリ執着してたキャラになってるし、でもなぜそこまで執着するようになったのか謎。
受けの兄弟は、健気な弟とちょっと流されやすい抜けた兄。
兄の方は何考えてんだかさっぱり。
主人公の藤也くんは淋しいカラスなのかな‥まぁ出てくる人達は皆淋しくて相手に執着しあってるんだとは思うけど。

色々と謎が多すぎて、そういった設定の伏線を回収するような続編があるとぐっと面白くなるかも!っといった一冊でした。

でも、普通に面白かったし、絵柄も好みだったので、他の作品も読んで見ようかなっと新しい楽しみが出来ました(⌒_⌒)


0

依存しあう男たち

大学生の藤也は職場の金を持ち逃げした兄の身代わりに
金融屋の社長・伊瀬と強制的に同居させられることになります。
しかも、逃亡防止のためにハメ撮りまでされてしまい…

ひどい仕打ちを受けながらも、一緒に暮らすうちに伊瀬の
優しい一面が垣間見え、拒みきれなくなってしまう藤也。

冷酷な攻めの不器用な優しさにほだされる受けという王道的で
自分好みな設定にもかかわらず、あまり萌えが感じられず。

藤也のツンデレだけど、案外メンタル弱く依存体質な可愛さとか、
絵のきれいさ、おいしい設定という材料はそろっているのになぜ?
と考えてみたところ、一部のキャラクターのハマらなさ、なのかな、と。

これは個人的感想にすぎないのですが、攻めの伊瀬は普段は
ドSな俺様攻めで、社長という立場上敬語設定なのですが、
この敬語がちっとも似合っていなくて浮いている感じがして
仕方なかった。
意外に世話焼きで、包容力あってかっこいいとは思うんだけれど、
結局この違和感が残って最後まで馴染むことができませんでした。

他にも、同居する中で藤也と伊瀬が惹かれ合うという流れの中で
藤也が伊瀬のどこにそんなに惹かれる要素があったのか見えなくて…

たしかに結果的に藤也を保護してくれていた伊瀬は優しい人だし、
伊瀬が藤也を気に入って求めてくれたこと、初めてを捧げた相手
として藤也にとってもその存在は大きいけれど、同居している間、
出会った当初のあの鬼畜の所業を覆すほどの胸キュンエピソード
あったかな?とふと思ってしまいました。
初めて兄以外に手を差し伸べられて、ほだされて、依存しちゃった
てこと…なのかな。

兄と川村の関係は想いが通じ合ったということでいいの…?

全体的に登場人物の感情面があっさりと描かれるにとどまり、
どうしてその行動につながるのか、といった疑問が残り、
消化不良の部分が少々ありました。

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