新装版 ペーパー & Renta!限定おまけ付
私以外の人のところへ行ったりしないでくださいよ?
表紙に惹かれて購入しました。
初めてヒモが題材の作品を読んだのですが
とてもよかったです。
受けの紐田さんのダメ具合や可愛いところにとてもきゅんとしました。
共依存なところも良く、個人的にはすごく好きな作品です。
表題作のヒモ飼いも、同時収録の龍喰いの獅子も
共通して、救いを求めて互いを求める姿が
特に良いなと思いました。
心理描写が惜しい箇所もあるのですが
キャラも個性的で読んでいるとどんどん世界観に引き込まれていくので気になるかたは
読んでみるべき一冊だと思いました。
表題作のヒモ飼いは、社会的に行き場をなくした紐田さん(受)と、鬱々としていたサラリーマンの飼野さん(攻)が出会い生活を共にするという話です。
紐田さんは一言でいえばダメ人間です。金遣いは荒く、家事はせず、パチンコはして、大音量でAVを観る…そんな人間ですが、飼野さんはそんな紐田さんに執着をしています。
ですがある日、紐田さんがいなくなり…というのがあらすじですが、共依存にも似た互いを必要としている関係に萌えました。
紐田さんがとにかく可愛いです。嫉妬深いところが、飄々とした容貌とのギャップになり可愛らしさを増しているように思います。
この作者様の男性器の描き方が好きなのですが、コミックスで拝見し、舌の描き方も好きになりました。端的に言えばえっちです。
是非読んで頂きたい1作です。
2編構成の1冊
『共依存』と『ガチ兄弟』
内容と画的に読む人を選んでしまう内容かな?とは思いますが私はとても好き
表題作の「ヒモ飼い」はエロモードで始まって結構コミカルな気楽な感じかと思いきやチョットやり切れない背景とかも入って来たりして、切なイタくてギュッとさせられました…
前情報無しで読んだのでこの流れにはヤラレました(ノД`)・゜・。
切なく痛い分だけ見守りたい欲は高まるのはもはや自然の摂理!
攻めにも受けにも愛着湧きまくりで2人で幸せになれぇ~と願っちゃいます
「龍喰いの獅子」は「ヒモ飼い」とは逆にシリアスなトーンで始まったかと思ったらコミカルなテンポでのヤンデレ兄ちゃんの偏執的な愛が描かれていきます
弟の仕事とかガッツリ入ってる墨とか気になる要素にはあまり触れられず、その辺はもったいないかな?とは思いますがこのページ数なら十分わかりやすくまとめて下さってると思います
歪な兄弟愛とか好物なのでとても満足♪
どちらも2人のエッチもエロさありますが特に舌の描写がとてもそそられます♡
キスはもちろんその他舌を使ったアレやソレ…(*´Д`)フフッ
紙本の修正がめっちゃ良質ですのでエロさもマシマシ!
お話しもエロも大満足でサクッと読める共依存!
おススメです
久々の読み返しでも十分楽しい1冊でした
表紙でパッと目を引かれて、試し読みで、何か秘密を抱えていそうな後ろ暗い雰囲気のあるおっさん受けと、そのおっさんに唆されておっさんを飼い始め、ずぶずぶ嵌っていってしまうチェリーボーイ攻めっていうシチュエーションが好物だったので購入しました。
うーーん。非常に惜しいな、という感想です。
あらすじ
仕事で上手くいかないことのあった飼野(攻)は、ある日、紐田(受)という男が無銭飲食で店の人から殴られている現場を目撃して「彼は私の友人です」と言って、紐田のぶんの飲食代も払って助け出します。
紐田を介抱するつもりが、滅多に飲まない酒を飲んだためか、歩いている途中で自分の方が気持ち悪くなってしまった飼野。
逆に紐田に介抱されながら自宅へ帰り着いて、紐田と話をしながら己の心の孤独を語るうちに、紐田から「俺を飼わないか。お前の心の支えになってやるよ。お前が金を、俺が愛を提供し合おう」と提案されます。
そんな提案に一も二もなくokする飼野。
かくしてヒモ男紐田との同居生活が始まり、過去を語ろうとしない紐田に一抹の不安を抱きながらも、いつしか飼野は、心も身体も紐田に依存するようになります。
ところが、盆のある日、仕事から帰るとそこに紐田の姿がなく……
ここからネタバレありです。
紐田の「俺を飼わないか」という話は、まあ唐突ですが理解できないわけでもなく、真面目な飼野が紐田にずぶずぶと依存して行く過程は好きな展開だったのですが、初エッチのときに飼野のモノローグ調の語りが入るのがいまいち萌えきれず…
その後の紐田の「秘密」が明かされる過程も、紐田の"独り言"と頭の中の回想で語られちゃうんですよね。それがなんだか違和感があって非常に惜しかった。
迎えにきた飼野と紐田の台詞回し、「おかえりなさい」「ただいま」も、感動というより非常に展開が唐突に感じてしまったし、全体通して紐田が飼野を好きになる心理描写が足りないせいか、置いてけぼり感を感じてしまってなんとなく萌えきれず…
紐田が飼野に「救われた」と感じた理由付けというか、"今までの人と飼野の違うところ"を感じさせる描写みたいなものが欲しかったですかね。
ですが、キャラ設定や途中までの展開は好きな感じだったので評価は「萌」です。
ただ、読んでいる途中でモヤモヤするものがあり、なんだろう?と思って何度か読み返していると、某作家さんの某作品とコマ割りや表情の描き方、攻め(心配性わんこ)と受け(家事能力ゼロのヒモ・誘い)のキャラが似通っているなと思ってしまって、自分の中で新鮮味がなくて、それが気になって話の内容に入り込めなかったのもあるかもしれません。
もう一つのお話「龍喰いの獅子」は、ブラコン兄×強面弟のお話です。
強面の弟のほうが受けっていうのがポイント高いです。
ブラコンの兄から逃げるように家を出た弟・龍(めぐむ)、ひたすら兄から避け続ける龍ですが、実は……
これもちょっと、龍が獅(れお)を受け入れる展開が急だったような気もしなくないですが、表題作よりこっちの方が個人的には好きでした。