妖精王の花嫁を捜すファンタジックロマンス

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表題作妖精王の護り手 ─眠れる后と真実の愛─

レオ=エーリク,35歳,「四つの護り手」でハーフエルフ
メルヴィ,25歳,レオが探す迷いエルフと思しき娘の弟

あらすじ

注目作家、初の完全書き下ろし新作! 人間・妖精・魔法使い――様々な種族が共存する世界。その中で、特に長寿な妖精族は、美しき妖精王とそれを守護する『四つの護り手』を中心に静かに暮らすことを好むエルフと、負の感情に囚われ闇に堕ちたダークエルフとに分かれ、長きにわたり争い続けていた。そんな中、護り手の一人、剣聖・レオ=エーリクは、強大な魔力を秘めたまま人に紛れて生きる『迷いエルフ』の探索を命じられる。王はその迷いエルフを、闇に囚われる前に見つけ出し、娶るつもりだという。単身探索の旅に出たレオは、道中、訳アリの青年・メルヴィと出会い行動を共にすることになるが、そこから二人の運命は予想外に動き出し――?
出版社からのコメント

作品情報

作品名
妖精王の護り手 ─眠れる后と真実の愛─
著者
飯田実樹 
イラスト
亜樹良のりかず 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
妖精王の護り手 ─眠れる后と真実の愛─
発売日
ISBN
9784344840096
3.3

(28)

(8)

萌々

(5)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
5
得点
86
評価数
28
平均
3.3 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数5

もう騎士にエルフに冒険に愛がてんこ盛り♡

読んで「サイコー(♡-♡)」と惚れていながら、評価をすっかり忘れていたなんて、アタシのバカバカ!
本を整理するつもりで、「あ、こんな所にあった!」と又しても何もかもほっぽり出して一気読み♡♡
もう本当に最高の最高です。
『エルフ』『ダークエルフ』『騎士(エルフだけど)』『美しい迫害されてる人間の男の子』
が、冒険(攫われた姉を探す)を通して二人愛を育んで行く!!!
キャーっこんなん大好き( ✧﹃✧)ジュルル。
しかも『切ない』まであるんスよお客さん!!
ヤバいぃ~~~。

攻め レオ=エーリク
エルフの父と人間の母をもつハーフエルフ
辛い過去から一切の感情を削ぎ落としてしまった。
その凄まじい剣の担い手として妖精王の《四つの護り手》とされている
受け メルヴィ
早くに両親を無くし、美しく人々を治す手を持つ姉との二人暮らし。しかし本人は村人全てから『厄介者』『災いの元』と忌み嫌われている。

レオは妖精王から「人の間に間違ってエルフが生まれている。ダークエルフの手に渡る前にエルフの里に連れ戻す事」な司令を受け人の振りをして人里に降りる。
そんな折、メルヴィの姉が人攫いにあい必死で取りと戻そうと二人は出会い旅をする・・・。
なストーリーな訳でございますが、これが本当に良いのであります!!
少しずつ少しずつ二人の距離が縮まり、レオがこの気持ちが何であるのかを模索する。
それが無理なく自然に描かれて夢中で読み進むことになるのです。
二人の絡みもガッツリで、ムフフ♡(≧∇≦)♡好きの私も大満足。
ラストの切ないハラハラには、もぉ全部持ってかれたぞーーー!
『王道』との感想がございますが、『王道』のどこがいかんねんっ!王道こそファンタジー&BLちゃうんかい!パァーンチ(っ・᷄ὢ・᷅ )≡⊃))

王道&ファンタジー(妖精系)&美しい&騎士好きさんは絶対読んでください!!
数年前の本なので見付けるのが難しいかも知れませんが、あらゆる手段をこうじて探してくださいませ!
手に入れて良かったぁ(灬ꈍ ꈍ灬)とほのほの♡♡思ってくださいますことよ!
まだシアワセの余韻が引きませぬ。

1

妖精王の嫁「迷いエルフ」救出

電子版は、口絵・挿絵無し。
関連作「妖精王の求愛 ―銀の妖精は愛を知る― 」と併せて再読したら、おもしろかった。
世界観が綺麗で癒される 妖精と人が共生する世界のファンタジー。
房事場面になると長くて、物語が先に進まない。
★伏線回収で、ドンデン返しあり。結末が面白い。

---
ディートハルト:妖精王 
レオに欠けているものを取り戻す為、「迷いエルフを探して妖精の里へ連れ帰る」ことをレオ・エーリクに命じる 

レオ・エーリク:35才 ハーフエルフ 剣聖エサイアスの弟子 人間嫌い 無感情 
メルヴィと、素性を隠して姉を探す旅に同行
次第に、感情を捨てたレオに変化が起きる メルヴィが気になって仕方ない

●男女の双子。でも、片方は「迷いエルフ」の借り腹なので、血縁は無い
▷メルヴィ:25才 「迷いエルフ」の男女の双子 純粋で優しい
「不幸を呼ぶ」と村中から忌み嫌われ、虐められて育つ 
攫われた姉を救出に行く旅の護衛をレオに依頼

▷レイラ:25才 メルヴィと双子  
亜麻色の髪の美しく優しい娘 癒しの力を持つ聖女 
人買に攫われる


1

正統派ファンタジーです

金髪の方がメルヴィで、黒髪の方がレオ=エーリクです。あらすじを読んで、何故か逆だと思っていたので。

古き良き王道ファンタジーと言った作品です。人間の他にもエルフやドワーフという妖精族が存在している、剣と魔法の世界ですね。

妖精王の護り手・レオが、迷いエルフの弟であるメルヴィと共に旅をしながら、迷いエルフであるレイラを捜すー・・という内容です。

キャラクターが魅力的で、朴訥で不器用、真正直なレオ=エーリクに、素直で心根の美しいメルヴィ。二人の心情が丁寧に書かれているので、一緒に過ごすうちに互いに惹かれ合うのが自然に感じられます。
レオ=エーリクが不器用なりにメルヴィを傷付けまいと、言葉を選び選び懸命に話す姿が微笑ましいし、村人から疎まれて育ったメルヴィが、恐々ながらレオ=エーリクに懐いていく姿に胸を打たれます。

他、エルフ達から崇拝される神秘的な王ーに見せかけて実は食わせ者な精霊王に、おかたく鈍い側近のラーシュ。この二人の会話もとっても萌えます。


お話自体は、王道というか典型的なヒロイックファンタジーなんですね。旅をして、魔物と戦い、娘を救い出し、実はーと言った感じで。読んでいて面白いのですが、新鮮味はあまり無いです。
「空に響くは竜の歌声」が大好きなのですが、作り込まれた設定と壮大な世界観が魅力でした。よく、こんなお話が思いつくなぁと、その世界観に引き込まれたものです。こちらはそこまでの吸引力は感じませんでした。王道ではあり、ちゃんと面白いんですけどね。
あと、ちょっと都合の良すぎる展開にも、う~ん・・・と。そんな上手い事いくかい!!

グダグダと申しましたが、お話としてはとても面白かったです。
攻めは頼りがいがあり、受けは心がきれいで健気、世界観も正統派と、とても読みやすいお話だと思います。

8

異世界トリップの竜のシリーズが好きなので

枚数の制約がないほうがいいのかもしれないなぁ
と、読了直後に思ってしまいました

あとがきによると、
エルフ、剣聖、妖精王、冒険と、作者の好きなものだけ書いて満足している
そうなので、興が乗らなかったわけではないなら…

基本はおさえてあるし、大きな不満はないのです
ただあまりに引っかかりを感じないまま終わってしまうので
ヒロイック・ファンタジーの世界の片隅で起こっていそうなことの一つ
というか、
そこに英雄がいない、というか
画竜点睛を欠く、というのが近いかな…?

国民的アニメのようなほのぼのとした30分の映像として読むと、
ちょうどよく楽しめるのではないかと思います
もう一冊あるので、そちらはそのつもりで読んでみます

0

読みやすいし分かりやすい世界観

人間とエルフの間に生まれたハーフエルフでありながら、妖精王を守る最強の四人のうちの一人として活躍しているレオ=エリークは、妖精王から『迷いエルフ』の捜索を命じられます。
『迷いエルフ』とは、本来はエルフですが間違って人間として生まれ、本人も周囲もエルフと気付かないまま暮らしていますが、実は強力な魔力を持つ存在とのこと。
レオは『迷いエルフ』と思われる娘の情報を得るのですが、彼女は既に人買いに攫われた後でした。
双子の弟・メルヴィが一人で彼女を助けに行ったと知ったレオは、素性を隠し旅に同行します。
その道中、レオはメルヴィの人の良さと心の美しさに惹かれていく・・・というお話です。

裏表紙に、-メルヴィは、「男女の双子のうち男子は災いを齎す」という言い伝えにより、幼い頃から理不尽に疎まれながら-とあったので、不幸で健気なメルヴィ!と思って手に取ったのですが、どちらかと言うとレオの方が不幸な過去を背負っていました。
メルヴィはその性格と優しい姉という理解者によって、疎まれて不幸ではあるけれど救われていました。
レオは心に深い傷があって、未だに癒えていません。だからこそ、疎まれても卑屈にならず優しくあり続けたメルヴィに惹かれたのだと思います。
ずっと感情を抑えて生きることを強いてきたレオの再生の物語、として読み込めれば面白い作品になったかもしれない・・・ちょっと残念な評価です。
言ってしまうと、物語がテンプレ。王道。
ゲームや映画で見たことある、聞いたことがある名前や地名がちらほらあります。
分かりやすいファンタジーにするため、誰もが世界観を想像しやすくするためには仕方ないのでしょう。
王道なら王道でいいんです。その分キャラクターの心情を掘り下げて、そこでもっと萌えたかったです。
エッチシーンも何だか唐突に始まって終わる印象で、キャラクターの容姿もあって洋モノ見てるような気がしてしまいました・・・ごめんなさい。
ファンタジーに対する私の要望が高過ぎたのかもしれません。愚痴愚痴言ってごめんなさい。でも、もっと楽しめたかと思うと残念で・・・
初読みの作家さんだったのですが、懲りずに他の作品にもチャレンジしてみようとは思っています。

3

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