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表題作シグナル

片倉京 担任教師で拓と出会い系で一夜を共にする
朝倉拓 学校では優等生のクラス委員長

あらすじ

居心地の悪い家を出るために体を売る拓が、ある日待ち合わせた客は、なんと担任の片岡で?

作品情報

作品名
シグナル
著者
大槻はぢめ 
イラスト
東谷珪 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイス文庫
発売日
ISBN
9784775501702
2.3

(3)

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萌々

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(2)

中立

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趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
6
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

優等生な先生と生徒だけど

クラス一の優等生、拓と、優しい好青年で人気の高い先生、片岡の先生生徒のラブストーリーです。
しかし品行方正な二人かというとそうではなく、二人は裏では夜の町へくりだして身体を売ったり、買ったりしていて、そこで客と売り子として出会ってしまいます。

一度だけ身体の関係を持ってしまい、そのときの相性がとてもよくて、以来拓は先生が気になってしかなたくなるというストーリー。
拓は色んな大人を相手にしていて、本命意外との性交シーンもたくさんあります。そしてなかなかハード・・・。色んな人に身体を売るという設定が苦手な方はご注意なお話だと思います。

二人とも心に傷を持っていて、それが身体を売ったり買ったりという行動に繋がっています。
拓の、両親に恵まれず、早く家を出たくてお金を貯めたい、でも家や学校ではいい子を演じている心の闇はリアルで痛々しく、お話に引き込まれるものでした。一方で、拓視点のお話だったために片岡のほうのトラウマや、拓に惹かれていく心理は少しわかりにくい気がしました。

拓と片岡は一度寝てしまって、それがすごく気持ち良かった、という身体から入った関係だったために、心に惹かれていくとか、どこを好きになったのか、などは少し駆け足に感じます。
身体を売るという設定上仕方ないかもしれませんが、こういうトラウマ系のお話は、逆に身体の関係がなく心が繋がっていくというストーリーのほうが個人的には好みかも…と思ってしまいました。

あらすじを読んで感じるほどの痛々しさはそんなにないため、重いお話が苦手という方でも気負わないで読めると思います。そして、しっとりしたタイトルや表紙から予想できないほど濃厚でえろかった・・・。
特に、二人がわざと先生生徒というシチュエーションを持ちこんでするHはこちらもとても萌えました。

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