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表題作真名のつがい

セブラン・ルミナリエ ゴールデン・ルール総師代理 
カイ・アントン バーのオーナー兼バーテンダー 27

あらすじ

三つの血筋に分かれているこの世界――底辺の存在「孕む血筋」のカイは、
経営しているバーでパーフェクトプライマルに因縁をつけられているところを「支配の血筋」のセブランに助けられる。
内心嫌っている「支配の血筋」でありながら、人懐っこく絡んでくるセブランに惹かれつつ、本心を見せない態度に困惑するカイ。
そんな折、パーフェクトプライマルのトップ・バーソロミューがカイを手に入れるため動き出し――!?

作品情報

作品名
真名のつがい
著者
雨宮四季 
イラスト
逆月酒乱 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
シリーズ
黄金のつがい
発売日
ISBN
9784879199928
3.7

(10)

(3)

萌々

(3)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
35
評価数
10
平均
3.7 / 5
神率
30%

レビュー投稿数2

姉さん女房サイコー

 「黄金のつがい」で頼りになる先輩カップルとして登場していたセブラン×カイの出会いからつがいになるまでのお話です。
「黄金のつがい」でも思ったんですけど、全くもう攻め様がめんどくさいおこちゃま。
前作の攻め様シメオンは、情緒が育ってない子供だったけど、今作のセブランはひねくれて素直になれないガキ大将。

 オメガバース設定ですが、αがインペリアル、Ωがコンセプション、βがノーマルと称されています。
番は半身と称され、中でも魂のつがいと言われるのがベターハーフ。
この半身契約、αから一方的に解除できてしまうんですね。
強制解除はΩにとって、悪ければ死に至る苦しみを与えるものなのに。

 このインペリアルの中でも特に強いフェロモン、能力をもつ血族がゴールデンルールと呼ばれ、その総師である兄が怪我の為、その間の総師代理であるのが攻め様であるセブラン。
自分という個人ではなく、インペリアルのフェロモンや総師代理という立場に引き寄せられる周囲の人に振り回された結果、自分の素顔に上に面白おかしく生きている仮面をつけて生きている。

 受け様であるカイは、コンセプションでありながら、最下層のダウンタウンで自分の店を切り盛りしていて、コンセプションはもとよりその周辺のインペリアルからも一目置かれている存在。
 そんなカイを落とせるかの賭けの為に足繁く店に通うセブラン。
賭けのハズだったのに…ってやつですね。

 賭けだったことがバレた時、一度は無理やり半身契約した挙句、あくまで今のセブランとは半身になりたくないと突っぱねるカイにイラついて強制解除してヤリ捨て。
受け様好きな私としては、何だとコラァ!!です。

 その後、カイの危機に颯爽と助けに来て、やっと自分の本心を告げるのですが、お互い「クソッ」だの「馬鹿野郎」だのが付いていて、まさしく本音をぶつけあってる2人です。
相手の素顔を知って呼び合う名前の甘さ、愛しさ。

 ただでさえ、ゴールデンルールの総師代理としての責任を負っているセブランにそれ以上のものを負わせまいと、「俺がお前の半身になるんじゃない、お前が俺の半身になるんだ」と言ってうなじを示すカイが、めっちゃ男前でカッコイイ。惚れ直しました。

 私は攻め様が受け様をわかりやすく大好きーってお話の方が好きなんで、もっとセブランの必死な姿や焦燥する姿を見たかったなぁ。
 ラストでやっとカイに甘々なセブランの姿を拝む事ができてよかったです。

4

こっち先読めばよかったかも?

前作、黄金のつがいが全然響かなかったのでこちらを読むの躊躇してたんですがまぁ折角だしと読んでみました

あら?こっちはそんなに肩透かし食らったり違和感ないなぁ?と少し好印象

なんの違いかこちらの方が読みやすかったです

とりあえず、読む順番こっちからだったなと思いました
攻めのお子様っぷりもカイの姉さんぷりも楽しかったです
こっち読んだあと黄金のつがい読み返してみたらまあまあ楽しめました
まぁ、楽しめたの人前プレイのとこだけでレビューに書いた通りのところはやはり変わりませんでしたが……

今作中、いくら現実主義で夢見てない受けとは言えレイプからの無理矢理半身誓約からのセッ途中で解除はヒドイなあと思いました

しかも、それに対する罪悪感とか悲壮感とかないのね
これ、この世界観の中では常識と思った方が楽しめるんかな?と思いました

そしたらわたしがBL 小説に求めてるものがないってことなんですけどね!

すれ違いとかさー
欲しかったー

でもまあ攻めが受けに対してヤキモチやくとか可愛とこが少しありましたんで……!
萌で!

1

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