恋の獲物

恋の獲物
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  • E-BOOK ONLY
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レビュー数
1
得点
4
評価数
1件
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
イーコネクション(星雲社)
シリーズ
Gene novels(小説・イーコネクション)
発売日
価格
¥850(税抜)  ¥918(税込)
ISBN
9784434022890

あらすじ

仕事熱心で真面目な公認会計士、恭介の前に現れたのは、頼りなげな幼さを残した可愛い顔立ちの青年、千博。
どこにでもいるような今時の若者に見える彼には隠されたもうひとつの素顔があった。
かつて千博の中に激しい衝動を湧き上がらせた恭介との出会い、それが始まりだった。
『甘い罠』に続く、ハード・ラブストーリー後編はミステリアスな千博のこころ模様とその過去が明らかに!千博に翻弄されながらも、恭介が見出したふたりの関係の意味とは…。
番外編『鏡が映すもの』も収録。

表題作恋の獲物

志水千博(しみず ちひろ)18才
高森恭介(たかもり きょうすけ)29才

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レビュー投稿数1

あなたは恋人で飼い主

もう一冊、「甘い罠」という受け視点のお話が出ているのですが、こちらの「愛の獲物」は攻め視点のもの。

歳の差のあるカップルで、年上で真面目な会計士・恭介が年下で小悪魔系の学生・千博に調教されていくお話です。
「甘い罠」では肉体的な調教が多かったのに対し、こちらは精神的なものに目を向けています。
あちらから読むのが時系列的にわかりやすくオススメだと思います。

こちらは少し時間が経って、恭介は30歳・千博は19歳になっています。
30歳の大人が10代の子供にいいようにされているのもなかなかそそられるのですが…。

調教ものといっても鬼畜系とは違って、暗黙の了解と言うか、互いに望んでしている雰囲気で、その後の2人はすっかり恋人になっています。
昼間は学生の千尋を10歳以上年上の恭介がベタベタに甘やかします。
美味しいものを食べさせてあげて、千博にお金は一切出させず、自分は仕事をしながら、千尋にはテレビを見せたりアニメやゲームをすすめたり。理想的な甘やかし系の歳の差カップルというという感じ。
でも夜になると関係がガラリと変わり、それがとても面白いです。

「甘い罠続き」では何で千博が恭介に近づき、恭介の身体を開発しようなんて思ったのか、そのへんが曖昧でしたが、こちらはその理由が千博視点で描かれています。

千尋はこれまで親の都合で学校や住居を転々とした過去があり、初めて出来た彼氏のそばに残りたかったのに許されなかった過去があります。
けれど、死ぬほど辛いトラウマかというとそうでなく、自分は子供で非力だったゆえの苦い過去だという感じでかかれているところがよいと思う。

千尋に大きく歪んだ過去があってこういう行為に出たというわけでなく、こういうこともあったよという感じです。もし千尋に相手を従属させることで得られる快感があるのならそれはもともとあったもので、恭介もまた同じです。

それでもハードなSMや必要以上にパートナーを痛めつける行為は千尋にとってそこまで興味を引くものではありません。
あくまでハードとも、痛い調教とも違う。ただすごく気持ち良さそうで、二人ともノってる、ていう表現が近い気がします。

「受け止めてくれる相手がいなくてみんな苦労する」という台詞があります。これは「相手がいないと出来ない遊び」なんだろうと思います。
アブノーマルなのかもしれないですが、精神的にも肉体的にも満たされた2人だと感じました。
えろ度は「甘い罠」のほうが高いです。でもラブ度はこちらのほうが高く、お話としてはこちらのほうがよく出来てるかなあと感じました。

ハードで鬼畜な調教ものとはちょっと違う、雰囲気の調教ものが見たいときにオススメです。

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