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表題作専制君主のゴウマン ぼくのプロローグ6

天才イラストレーター・風見慎一(26)
新人作家・月充ひかる(22)

あらすじ

大人気シリーズ、お待ちかねの続編登場!新人小説家のひかると、世界的な天才イラストレーター慎一のスペシャル★ラブコメディ!

作品情報

作品名
専制君主のゴウマン ぼくのプロローグ6
著者
ゆらひかる 
イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
ぼくのプロローグ
発売日
ISBN
9784044376086
3.2

(4)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
13
評価数
4
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ひかるのポスターが街に

ぼくのプロローグシリーズ6巻です。
4巻での撮影エピソードが繋がって、ちょっと事件が起こります。

天才イラストレーター・風見慎一(26)俺様執着攻め×新人作家で大学四年生・月充ひかる(22)天然一途受け
4巻で撮っていた写真の中で、ひかるの写真がデジカメのポスターに使われて評判に。
世間のほとぼりを冷ます為に、別荘に避難することにして。

あの時のあのエピソードがこんなことに!と、シリーズ物を読んでいる特有の楽しさがあります。
瞳を閉じているのでひかるとははっきりわからないのですがポスターが大評判で、慎一はすっかりきりきりしています。
自分のものだって自慢したいのですが、誰の目にも触れずに隠しておきたいというジレンマで、嫉妬の方が多いです。
ひかるがペットに夢中になったらという仮定ですら、速攻に潰して否定する男です(笑)
そんな独占欲の強さが、なんだか可愛いです。
ようやくひかるが大学を卒業したので、余裕で1カ月も別荘に避難出来たりと、羨ましさすら感じました。
お互いが自由業なだけに、出来ることですね。
今回は、いまからという時に見事に邪魔が入って、焦らしに焦らされてのがっついたHが見応えありました。
音がとれてはいなかったですが、じゅん先生のICレコーダーとコップを使っての調査には、ちょっとやりすぎ感を感じました。
Hに慣れてきたひかるの身体の変化が、エロい感じです。
あんなに初だったのになと、2巻辺りから見ているとそう思います。

エロ:★3 焦らしてのようやくのH、S攻めとM受けな感じが出ています。
総合:★4 シリーズファンは楽しいので、★4。

1

豪華別荘でラブラブリゾートのはずが⁉︎

ぼくプロシリーズ第6段!
大学を卒業して、本格的に小説家として活動し始めたひかる。
いつも以上に盛り沢山な内容でした。
でもテンポよくコミカルに進んでいくので楽しめます。

まず、待ちわびたひかると慎一のコラボ小説誌が発行します。
緊張して書き上げた作品を、慎一も評価してくれて、目の前で描き上げられるキャライラストに感動で喜ぶひかる!
でも、喜びもつかの間…
以前、カメラマン福山さんの頼みで、慎一がひかるも一緒に撮ってくれるなら…と承諾してモデルを務めた写真が、デジカメのポスターで使われてしまいます。
一応ツーショット写真ではあるものの、顔出ししているのは、目を閉じたひかるの顔だけ!
慎一は後ろから寄り添うショットなんです。
この写真のひかるの表情が、何とも神秘的で中性的な艶かしい雰囲気を醸し出し、イメージにピッタリだとポスター泥棒が続出してしまうほどの大注目を浴びてしまいます。
特に男性からの熱い視線が(笑)
ひかるがモデルだということは関係者意外にはバレていないものの、ヒヤヒヤな毎日を過ごすひかる。

オレ様な慎一も、ひかるが他の男に注目されることが嫌だと怒り、ひかるにも気分転換をさせたいがため、知り合いの別荘を1ヶ月も貸切にして、東京から連れ出すことを決めます。

さあここから、2人だけのラブラブ豪華別荘リゾートライフかと期待したのですが⁉︎
別荘を管理しているお手伝いさんだったり、料理人さんだったり、はたまたこんな楽しい事に首を突っ込まない訳がないじゅん先生が、アシスタント2人を連れてのりこんできます。
そんな訳で、成り行き上、ひかるから2人きりになるまでお預け状態を食らわされた慎一!
じれったさにイライラ爆発寸前です(笑)
私は読みながら、じゅん先生でもアシスタントさんでもいいから、成り代わりたい気持ちでいっぱいでした。
その位美味しい立ち位置エピが満載!

やっとじゅん先生達も帰り、2人きりの濃厚な時間を過ごせるかと思いきや⁉︎
今度は電話でのお預けを食らわされる慎一。
嫉妬&イライラ大噴火で、ブチ切れ状態!
慎一のゴウマンな激しい攻に、泣かされてしまうひかる。
でも今回も、慎一が大好きだから、縛られても、口攻されても受け入れ許してしまうマゾっぷりを発揮して、大いに乱れてます♡
読んでいて、恥ずかしくなる位甘々お熱い2人でした。

最後は、怜司さんたちの武道館ライブです。
ここでもじゅん先生がアシスタントさんを引き連れて登場!
しかも怜司さんのグループの大ファンだったことが発覚!
ライブ後の楽屋は、じゅん先生のお陰で大盛り上がり、皆幸せ笑顔いっぱいで面白かったです。

2人っきりを邪魔はされたものの、松村が登場しなかった分、割と平和な展開でした。
ほのぼの甘々別荘ライフでは、水着、美味しい食べ物、極上のワインも堪能できて、仕事上でも進展がみられ充実した内容でした。

表紙のイラストなんですけど、この巻で慎一が煙草を吸っているシーンも見納めなのが、ちょっぴり残念です。
10巻中、煙草をふかしている慎一の表紙イラが結構占めているこの作品!
私的にお気に入りだったりします♡

ただ、後半にいくにつれて、良い旦那様な感じの、甘い色気たっぷりな表紙イラになっていきます。
それはそれで、話の内容とも並行してピッタリなイメージなので、違う意味で美味しかったりもするので注目です♡

ゆら先生的には、『キャラの休暇』がテーマだった第6巻!
次回からは、また色々大変な事が始まっていくようです。

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