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表題作専制君主はケダモノ ぼくのプロローグ 7

天才イラストレーター・風見慎一(26)
新人作家・月充ひかる(22)

あらすじ

大人気シリーズお待ちかねの続編登場!素直でかわいい、新人小説家・ひかると、世界的な天才イラストレーター・慎一のスペシャル★ラブコメディ!!

作品情報

作品名
専制君主はケダモノ ぼくのプロローグ 7
著者
ゆらひかる 
イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
ぼくのプロローグ
発売日
ISBN
9784044376093
3.5

(4)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
14
評価数
4
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

今夜も激しくやっちゃってください♡

ぼくプロシリーズ第7段!
『ケダモノ』と題して、今夜も激しくやっちゃう2人!
と紹介したい所ですが⁉︎

この『激しくやっちゃって』フレーズはじゅん先生のお気に入りの言葉(笑)
仕事上、再びボーイズラブ小説を書くことになり行き詰まりそうなひかるや、自分に対しての激励の意味を込めて、『激しくやっちゃう』=『頑張りましょう』な意味合い。
ただ、じゅん先生なので、2人の今宵の激励の意味も含まれていると、私は勝手に感じているので、このフレーズが飛び出すたび、ニヤニヤしながら読ませて頂きました(笑)
ひかるをいい感じでいじめる、じゅん先生と慎一の息のピッタリ感も絶妙で楽しませてくれます。

あと『ケダモノ』視点からみて楽しめるのは、『風見慎一クリニック♡』でしょうか。
ひかるをからかいながらも、慎一の愛情で可愛く乱れさせていく、オレ様慎一先生様々に萌させて頂きました!
初のカーセックスもお目見えさせて頂き、相変わらず愛あるSMカプな2人を堪能できます♡

今回のメンイエピは、12月に向けて開催される慎一の個展エピに並行しながら、ひかるの弟•健也が上京してきます。

ブラコン健也の、一生懸命兄を守ろうと牽制する、可愛い小姑っぷりが微笑ましかったです。
いつもはオレ様慎一も、終始大人な対応で、誠意を持って優しく対応する姿が好感でした。
そして、意外と趣味も似ていて、ひかるの危なかっしさでも意見が一致する2人。
最後は弟が2人を応援する志を見せて、慎一に向かって啖呵を切った、男らしさと潔さに感動でした。

この他にも、怜司さん率いるバンドと慎一コラボエピや、初?ひかるのやきもちエピ、ひかるを何度でも口説きたい慎一が、ありとあらゆる方法で告白攻してくるエピなど、
仕事でもプライベートでも、相変わらず慌ただしい日常を過ごしている2人。
そんな中一つ一つ問題をクリアし、その度2人の絆は深まり、愛を育くんでいく日常が、本当に微笑ましく感じさせられます。

そして弟の件をクリアしたことで、よりお互いの強い気持ちを確認し合う2人。
慎一の個展が終了したのち、ひかるの実家へ2人の気持ちを報告しにいくことを約束し合います。

本当に全体的に甘々ラブラブな日常を送っている2人なんですけど…
私は読んでいて、シリーズ1凄く不安を感じてしまう巻でした。

いつも前向きで、元気いっぱいのひかるなんですけど、今回はやきもちを焼いたり、自分の自信のなさを感じてしまったり、後ろ向きな印象なんです。
そんな時、偶然、昔慎一を捨てて突然いなくなってしまった、女性のデッサンを見てしまい⁉︎
彼女が再び現れたら、慎一はどうするのか…取られてしまうかもしれない…と悪夢を見てしまうくらい不安を募らせていくひかる。
慎一を独占したいと思う、自分の初めての感情に動揺を覚えていきます。

それでも、弟の件もクリアし、BL小説を書き上げることで、自分と重ね合わせながら、前向きに想いを育ていくひかる。

今回の個展の為に、慎一が描きあげたひかるの肖像画!
一生手元に置きたいと言ってくれた慎一の絵に込められた想い!
そして、個展でひかるをパートナーとして関係者に紹介してくれる、慎一の愛情と誠意を一身に感じ、一気に幸せな気持ちになるひかる。

個展も無事大成功で幕を閉じ、2人にとってもう一つの最大イベント!
交際一周年記念!
メロメロに甘い2人が読めると思ったら⁉︎
このタイミングで登場する、相変わらず嫌〜な愛想を振りまいていく松村(笑)

でも、今回は松村なんて可愛い邪魔者でしかありません。

前作のあとがきで、大変な展開が…とゆら先生が宣言されていた通り、最後の最後で、しかも次巻繰り越しの、大嵐を吹き込ますであろう人物が現れるんです!
とうとうこの時がやってきたな〜という感じでした。
今回、終始読んでいて、じわりとじわりと不安感を煽らされたのは、次巻この人物を登場させるためのだったのだな〜と納得です!

次巻はBLでは、タブーとされる稀な展開がお目見えできます。
この人物を今更ながら登場させてしまう事で、このシリーズの好みが別れてしまうポイントでもある山場です。
逆に私は、この内容を入れてくれたからこそ大好きになったシリーズ!
恋愛は同性とか異性とか関係ないな〜と!
相手を想い合う2人の繋がりの強さ、生き様に感動して、せつなさたっぷり大泣きする巻です。
もし読まれる方は、7•8巻は一気に読まれることをオススメしたいです。

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ひかるの嫉妬

ぼくのプロローグシリーズ7巻です。
今回は、言葉責めのHが多めです。

天才イラストレーター・風見慎一(26)俺様執着攻め×新人作家・月充ひかる(22)天然一途受け
怜司のいるミッドナイト・バードのラジオの公開録音のゲストに招かれて。
バンドのメンバーの谷崎に優しい慎一に、珍しくひかるが嫉妬したりな巻です。
慎一の初恋の彼女の絵が出てきて、不安に襲われて。

ちょっぴりシリアスがあるものの、基本はいつものラブコメです。
明らかに慎一の方が多いですが、ひかるも嫉妬するということて、お互い好き同士なのがよかったです。
ついに、カーセックスまで楽しむことになっています。
巻を増すごとに、2人のHが濃く長くなっている気がします。
慎一のSな所とひかるのMな所が更に出ているというか、まだまだ本当のSっ気は出していない慎一の本気が見たいので、今後に期待です。
2人の仲を知っているブラコンの弟が2人の家にやってくることになったりと、事件も盛り沢山です。
しつこいことはしつこいのですが、諦めない松村がすっかり洗練されてしまったのがちょっと寂しいです。
次巻は、いよいよの大事件なので、甘々の補給をしておいたほうがいいです。

エロ:★4 言葉責め、羞恥責め、カーセックス、S攻めとM受けな感じが出ています。
総合:★4 嵐の前の凪と言った感じなので、★4位で。

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