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表題作ささやきはキケンな誘惑

教育係・緋村凱(25)
御曹司・怜也(22)

あらすじ

今夜は添い寝は? いいのですか?卒業式の夜、妖しい雰囲気のクラブで、仮面をつけた見知らぬ男と過ごした、危険な一夜――。あの夜のことが忘れられないまま、父の跡を継ぐため、社会人としての生活をスタートさせた怜也。だが、そんな時、少々(?)過保護な父親が、怜也の将来の片腕と見込んだ男・緋村凱を教育係につれてきた。穏やかな雰囲気の中にも際だつ、その整った顔立ち、吸い込まれそうな漆黒の瞳…。それは、どこかあの男との思い出に重なるもので――!?教育係×御曹司の、甘くキケンな主従ラブストーリー。

作品情報

作品名
ささやきはキケンな誘惑
著者
池戸裕子 
イラスト
陸裕千景子 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434024382
2.6

(3)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
6
評価数
3
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

教育係×御曹司

騎士×王子様の「甘い罪のささやき」が同じカイ×レイヤの関連作品として先に出ています。話事体は繋がってはいないので、どちらからでも読む事が出来ます。
前作がよすぎたからか、期待しすぎました。現代版でキャラを少し変えたというアレンジ点が、萌えと外れて合わなかったです。

教育係・緋村凱(25)クセモノ一途敬語攻め×御曹司・怜也(22)意地っ張り強気お坊ちゃま受け
卒業式の夜に、パーティーで仮面をつけた見知らぬ男に酒に酔わされて、衝撃的な体験をしてしまう。
過保護な父親に育てられて、大学卒業後も父の紹介で新しいブランドのプロデュース業につくことに。
最初の部下であり、教育係だと言って、緋村凱を紹介される。
同居まですることになって、厳しいけれど優しい凱に心から尽くされるにつれて、好きになっていって。

過保護に育てられただけあって、本当にいい意味でも悪い意味でもお坊ちゃまです。その温さと、自分ばかりが恋に苦しんでという悲劇のヒロイン気取りなのが気になってしまいました。
父親に世話をされている部下だから義務的に怜也に尽くすのであって、凱の本意ではないかもしれない。そこには、切なさを誘われました。
凱のクセモノ的な不用意さが各所で出ていて、何も知らない怜也を振りまわしているように見えて、人の悪さを感じてしまって共感出来なかったです。
現代版だけあって、凱のちゃっかり度や根回しの良さに驚きました。

今回の話で一番驚いたことは、怜也の父親です。よくあの状況で、同居を許したりしたものです。
それだけ、凱が信頼を深めるのが上手かったのかもしれませんが、過保護な父親の出来ることではないと思います。

二冊読んで思ったのは、やはり元祖の「甘い罪のささやき」の完成度の高さです!
主従がとても似合うのは、ファンタジー設定ならではかも。今作よりも、二人の関係が絶妙にはまっています。
前作の二人があまりにも好き過ぎるので、点が辛いのかもしれません。

エロ:★3 焦らして焦らして、ようやく最後に。
総合:★3 前作を読んでいると、怜也の温さや凱のズルさが気になってしまって萌えられなかったです。

2

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