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表題作悪魔なあいつにちょっとLOVE

無愛想な生徒会副会長・沢田一哉
脱ブラコンを目指す高校一年生・新山筑紫

あらすじ

脱ブラコンを目指す、ブラコンの新山筑紫は、憧れの生徒会長とつきあっている無愛想な沢田一哉と敵視しあっていた。
しかも兄まで一哉タイプが好きらしい。
筑紫が大好きな二人が、なんでイジワルな一哉を好きなのか、筑紫にはわからない。
そんなとき一哉が会長にふられたという噂を聞いた。
筑紫は、脱ブラコンのため、一哉を利用しようと、兄の前で恋人のふりをするよう頼んだが、一哉は承知しない。
筑紫は交換条件として、性欲処理してやると持ちかけたが―。

作品情報

作品名
悪魔なあいつにちょっとLOVE
著者
藤村裕香 
イラスト
島崎刻也 
媒体
小説
出版社
茜新社
レーベル
オヴィスノベルズ
発売日
ISBN
9784871825597
2.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ちょっともったいない。

 おおむね、悪くない話だったと思います。

 ただ、気になった点をいくつか。
 ちょっと筑紫の性格が微妙に不安定な気が……?
 でもまぁ、これに関しては僕の好みの問題が、過剰に含まれている気がするので、あんまり何も言えないんですが……。

 まず、なんだか、すっごくぼんやりしているように感じるのに、妄想女たちに追いかけられる一哉の助け方がとっても鮮やかで、一応「頭がいい」という、設定になっていたのも、うんうんと、頷けるんですが。
 どっちかというと、その後が微妙……。

 したこともないのに、「性欲処理してやる」と持ちかけたり。
 初めてなのに、割と恥じらいもなく、さくさく進んでいってしまったり。

 そして何よりも。
 この物語の根幹に関わることだと思うんですが。
 占いの結果で、「運命の恋人」だからって何でそんなに諦められるんですか……ね……?
 まぁ、自身が占い師で、その結果を強く信じてるのはともかく。

 せっかくくっついて、うまくいっても。
「運命の恋人だから」で、全てが片付けられるのは、個人的には嫌だと思うんですが、いいんですか、それで……?
 信じてない人からしたら、まったく理由になってないと思うんですが……。

 そういう細かいことがよくわからなくて、全体的にはよかったと思うんですが、何回か、肩透かしにあったような気分になった気がします。

 まあ、気にならない、といえば気にならないのかもしれませんが。

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