愛し過ぎた至福

愛し過ぎた至福
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
15
評価数
5件
平均
3.2 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHYノベルス(シャイノベルス・大洋図書)
発売日
価格
¥860(税抜)  ¥929(税込)
ISBN
9784813000976

あらすじ

海のそばの大空歯科医院の次男・千尋が子供の頃から片恋していた相手・大樹と恋人関係になって数ケ月。ふたりの関係は微妙なものに…、体の関係もこのところ途絶えている。大樹がオレの気持ちに応えてくれたのは、恋からじゃないのかも…熱い男たちのディープラブ!!。

表題作愛し過ぎた至福

歯科医 朝川大樹・29歳 / 3男 涼
プロサーファー2男 大空千尋・20歳/長男 深海

その他の収録作品

  • あとがき

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潮の香りと鵠沼の風景が浮かぶ

地元サーファーのあこがれだった女性「マー」を母親に持つ兄弟達の話の続編。
1作目では、養子で末っ子の涼と長兄の深海が結ばれ、次兄の千尋が実家の歯科医院で働いてくれている大樹に想いを告げる迄でした。
前作でも盛んに出てきた「マーの呪い」
プロサーファーとして活躍しながら、一番マーに似ている千尋がその呪いに敏感で、何かとそれにこじつけてしまう。
そんな彼の奔放なのに臆病な姿が大樹との恋愛を前進させないでいる。
それを克服させるのが、今回のお話のメイン筋でしょう。

このお話は前作もそうでしたが、見知った湘南の風景が出てきます。
だから人物に萌えを、キャラに萌えを感じるというよりは、その風景と波と土地に自分の記憶を掘り起こさせるものがあり、それで身近な感覚を呼び起こすといった部分が大きいような気がします。
前作でも問題になっていた涼の本当の父親の出所後の行方とか、この兄弟の父親の複雑な事情とか、そんなに含め、大樹が抱える悩み(実家は鎌倉の老舗、鳩ビスの製菓会社)もありながら、千尋の呪縛からの脱却の様が小説のように・・・
いや、小説なんですが、ラノベより小説っぽいっていう感続きじ?で若干雰囲気系の流れで進んでいます。

やんちゃで自由奔放なようでいて、一番欲しかった大樹の愛を手にいれたはずなのに、大樹が実家の跡継ぎの件で悩んでいるのをしると、卑屈に大樹はマーが好きだったからここで歯科医として働き、自分はマーに似ているからその代わりなんだと思いこみ、そのせっかくもらった愛を失うのが怖くて自分から逃げようとする。
でも、本当は手放したくないのが本心で解りきっているはずがそれを後押ししてくるのを、またマーの意向だと思いこむあたり、
本当にマーの霊が見えているのかもしれないが、マーにこじつけたマザコンの表れだと思います。
大樹もちょっと本気が見えないんだよね~そこが千尋を不安にする要因。
身体だけでは不安になる。

一方、涼の父親の遺体が発見されたことで、それが殺人か?はたまた自殺か?ということで刑事が訪れるという展開を見せますが、
それはそれで、深海達の本当の父親であるもう一人のマーの存在は、今回は登場せずに、謎のまま、真相は不明のまま、
ただ、父親が亡くなったことでもう涼に恐れるものは何もなくなったという結末を与えました。
深海が、涼は実はもう一人のマーを好きで(前作でも嫉妬している)彼に似ているから涼は自分を好きなのでは?という不安をまた抱きはじめましたが、こちらは年下の激しい執着愛に守られていますから、問題がありません。

彼等は、いつまでも湘南の海で波を愛し、マーを愛し、互いを哀しながら穏やかに過ごしていくんだなと思います。
思うに、、、多分歯科医院の隣には近い将来洋菓子店がオープンするのかww

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