君知るや

君知るや
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
22
評価数
6件
平均
3.7 / 5
神率
16.7%
著者
 
媒体
コミック
出版社
新書館
シリーズ
Dear+コミックス(コミック・新書館)
発売日
価格
¥552(税抜)  ¥596(税込)
ISBN
9784403660702

あらすじ

「刀のような人だ、八重樫剣」―― 。剣道の強敵(ライバル)である彼を、花森勝臣はそう思った。
きちんと間合いをとらないと懐にとびこまれる。そんな鋭さと強さとしなやかさをもった彼に惹かれていく勝臣。剣もまた激しい思いと、負けたくない
矜恃(プライド)の狭間で揺れる。もしも好きで好きでたまらなくなったら、互いの竹刀の鋒は鈍るのか……!?

表題作君知るや

(おそらく)花森勝臣
(たぶん)八重樫 剣

その他の収録作品

  • 風来る
  • 緑深し
  • 道ゆかば
  • 君知るや

評価・レビューする

レビュー投稿数4

雰囲気がとてもいい

剣道のライバルもの。静かで綺麗で日本美のある、雰囲気で読ませる作品だと思いました。

主人公の花森と剣は高校の剣道で日本一を争う仲。
互いに一目おく存在です。

ライバルの君に勝ちたい、でも君が強いと僕はうれしい、という二人のやり取りがとても好きです。
ほんのりお互い意識はしているけれど、剣道という互いに共通して負けられないものがあり、ライバルという意識が先立って進展しないもどかしさと、恋愛よりも譲れないものがあるという男の強さ・一途さ・頑固さというものが絶妙なバランスで描かれています。

人を引っ張るタイプの花森と、綺麗で奔放ででも素直でない剣。
この組み合わせで出せる味は言葉で説明しがたい、とにかく二人の雰囲気がいいんだ!と強調したいです。
ガッツリ恋愛ものというよりはほんのり学生の淡い恋愛という感じです。
でもこのほんのりの雰囲気がこの作品の味でないかと思います。

暗い展開はないのにどこかせつなくて、これといって大きな展開のあるお話ではなく、淡々と深々と進んでいくお話なのですが、なぜかもう一度読み返したくなります。

友情もの、ライバルもののBLが続き好きな方にオススメしたいです。
是非この雰囲気を味わってほしいと思います。

蛇足ですが、二人の弟のカップリングも同じくらい気になりました。
学生が成長していく様を見るのは楽しいです。

2

竹刀で語る

ハードボイルドなイメージが先行してしまうのですが、学ラン姿に思わず手に取ってしまった作品。

剣道の全国大会でしか会うことのなかった2人が、引越しを機にそれまでとは違う距離を詰めていく。
対抗心を燃やしていたはずが、思わぬ飛び込みに無防備となった瞬間。
無二の親友になり得る存在。
もしくはそれ以上の好意を持ってしまうかもしれない。
そんな唐突に駆け巡った感情に揺れ動き、怯え、自問自答していく姿があまりにも理性的過ぎて、少し距離を感じてしまいました。
語らずに察する2人が挑発し駆け引きしていく様のやり取りに、恋愛のときめきを感じるよりもどちらが先に膝を折るのか。
静かに繰り広げられる戦いを見届ける気持ちへと変わってしまいます。
冷静過ぎる展開に近寄り難い壁を突破することもできないまま、美しい作品ではありますが男心のわかりにく作品でもありました。

0

ライバルと恋

同じ武道を歩む強敵・好敵手である御し難い相手を自分に振り向かせたい…毎度ながら、石原さんのこういう2人の関係はツボだ。

0

男の矜恃と恋心

剣道の決勝戦で争うことになった花森勝臣と強敵・八重樫剣。
試合は接戦のうえ勝臣が辛勝したが、まるで春疾風のように間合いをするりとすり抜けて懐にとびこんで来る剣を「刀のような人だ」と思う勝臣。
―― この気持ちを認めることで竹刀の鋒(きっさき)が鈍るかもしれない ――
やはり勝臣に惹かれながらも、負けたくないと言う剣。
「俺は待ってるんだよ。あいつが俺に降参するのをさ。意地もプライドもかなぐりすてて俺に向かって両手をあげるのを待ってるんだ」
出会ってから2年の歳月を過ごし、今、ふたりはようやく対峙する …… 。

勝臣に憧れを抱く剣の弟・鞘、そんな鞘に想いを寄せる勝臣の弟・正臣。
それぞれの思いが交錯する中、互いの気持ちに決着をつけるために、勝臣と剣は1時間以上に渡って真剣勝負を繰り広げる。
男と男の矜恃が真っ向からぶつかり合うさまは、見ていて、いっそ清々しい。
そしてまた、面の奥の双眸のきらめき、はだける道着の襟が醸し出す艶っぽさときたら!
(残念ながら)キスどまりであるにもかかわらず、妖しいまでのエロスが匂い立つ。
これはもう、石原理ならではのものといっても過続き言ではないだろう。
氏の代表作である「あふれそうなプール」に通ずるものがありながら、凛とした静謐な空気さえ感じさせる。
たまには、こういう硬派なBLもいいと思う。

2

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