コーヒーブレイク

レディコミ作画で読むリーマンラブ

表紙で攻めっぽい方が寄り目だったので若干作画に不安を抱えつつも読んでみました。
イメージとしては全体的にレディースコミック風の作画です。
ストーリー的には目新しいものはないのですが、情報を詰め込みつつえろすに大滑走していくので、冷静に傍観してしまいました。
収録順にまとめていきたいと思います。

【マイ・ビューティフル・フローリスト】
「自分より劣っているのに結婚しているだけで社会的地位が高くなる」同僚たちが不満で結婚に焦っている七井は、毎日女性に贈るための花束を買いに行く。
ある日、「ここぞというとき」用に取っておいた薔薇を注文した七井に花屋の店長の春名は…。
襲い襲われ、でした。
自棄酒で酔った店長のキャラが怖かったです。

【薬(タブレット)が取り持つ間柄】
出世に興味のない後輩社員・有働と出世欲旺盛な先輩社員・吉積。
課長昇進をかけた部長の娘との見合いの席で「有働さんが好き」と断られた腹いせに吉積は、有働を嵌める策を練って…。
睡眠薬vs媚薬＋出張ホストです。
終わり良ければ…、ですね。

【コーヒーブレイク】
営業トップの簡(作中表記は門構えの中が日ではなく月)野に付くように言われた仏頂面営業マンの宅嶋。
「身体で契約を取っている」と噂だった簡野の本当の姿を知った宅嶋は…。
ページが抜けているのかと思うくらい唐突にクライマックスに近いえろすシーンに突入します。

【SECRETARY】
傲慢社長と秘書、そこに社長の息子が横恋慕してくる三角関係。
社長はどこまでも傲慢、秘書は惚れた弱味、息子は社長の息子だなという感じの策略家ですが、父親が何枚も上手という話でした。

【先生お手やわらかに】
目次ページでは脱字で「お手やらかに」になってました。
少女小説家の海琳英里(みたまえいり)の横暴に耐えかねた出版社陣がお相手としてゲイバーで調達してきた晃也(あきや)。
ただの遊び人かと思いきや実は…という暴れん坊将軍的展開でした。

【ファーストプレイス】
ルームシェア相手と遊んでは追い出されるモテ男大学生と男にフラれたばかりのバー店員。
女はみんな同じで本気になれる相手が見つからなかった大学生が、いつも女の代わりでしかなかったバー店員に出会って変わります。
この話が一番読み応えがありました。

古い作品で、無料で読める配信サイト(ふつうに販売もしている合法サイト)があるので気になった方は気軽に読んでみるのもいいかと思います。