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表題作イノセント ブラッド

テオドール
ユリウス・ヴァンパイア

あらすじ

ウィーンの森に一人暮らす吸血鬼のユリウスは、人間の親子が吸血鬼に襲われている所を目撃し、幼い少年を救う。家族を失った少年を教会に預け成長を見守るユリウスだったが…!? (ill:藤崎寛之丞)

作品情報

作品名
イノセント ブラッド
著者
華藤えれな 
イラスト
藤崎寛之丞 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344802797
3.6

(8)

(3)

萌々

(1)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
27
評価数
8
平均
3.6 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数2

ミルチャが癒し

ヨーロッパを舞台にしたヴァンパイアの時代もの。不憫な受けと復讐に燃える攻めの仇同士が出会う人外ラブ。

ユリウス(受け)がイノセントなの。ヴァンパイアなのに人間の血は摂取せず、それに近い植物を食べて生きている。ペットのミルチャがとっても可愛くて悶えてしまう…。齧歯類で、ウサギっぽい動物みたいなんだけど、好物がチョコレートなの。

初期の頃から作者様のイノセント受けと動物描写にくすぐられてきたけれど、この頃の、いかにも好きなものだけで固めました!っていうような、閉じられた世界観の方がひっそりとしていて好き。

0

いろいろと微妙

健気受けなヴァンパイアと、彼に救われた少年が成長して年下攻めになる設定や展開は好みだったんですが、どう見ても作中には書かれていないけどバッドエンドです、ありがとうございました、ってかんじで、結末に納得がいかない。

BLだとハッピーエンドが約束なので、そういう雰囲気にまとめておきましたというだけで、それまでの話の流れから考えても、このまとめ方には無理があるような?

BLで書くことに無理があったんでは、と思わずにはいられない力業のラストのせいで、それまでの萌えも吹っ飛びました。不幸になってほしかったわけじゃないんですが、設定が生かし切れてなかった。残念。

1

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