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表題作ボディ・ダブル

内藤神火・マンションのペントハウスに住む謎の男
柊修一・マッサージ師のバイトをしている大学生

あらすじ

大学生の柊はマッサージ師の見習い中。
ひょんなことから同じマンションの最上階、超豪華ペントハウスに住む憧れのハンサム、内藤と知り合いになり、出張マッサージをすることに…。
鍛えぬかれた身体にワイルドな顔立ち…どうみても普通のリーマンじゃないし、自称マフィアのアメリカ人まで部屋にいて…。
もしや彼はヒットマン!?謎の男への興味はいつしか狂おしい恋心へと育ち…。

作品情報

作品名
ボディ・ダブル
著者
火崎勇 
イラスト
暮越咲耶 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
発売日
ISBN
9784872573879
2.1

(6)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
3
得点
10
評価数
6
平均
2.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

攻めは、マフィアのヒットマン!?

マンションのペントハウスに住む謎の男に、天然で純粋な受けが振りまわされます。
最後の最後まで男の正体は明かされないので、ドキドキは続きます。

謎の男・内藤神火 意地悪攻め×マッサージ師のバイトで大学生・柊修一(21)和み系天然真面目受け
兄の又貸しで自分には不釣り合いな高級マンションに住んでいる修一。
そのマンションのペントハウスに住んでいる内藤の様子に、修一は好奇心をそそられていた。
偶然にタクシーで帰宅してお金を持っていなかった内藤にお金を貸した事で縁が出来て、毎週マッサージをすることに。
秘密を持っていると興味が持続するからと、内藤の職業を秘密にされる。
来客が来ている時に内藤はマフィアのヒットマンだと教えられて、謎の男達も玄関先に出没するように。
仕事に行くという内藤を、引きとめるのだが……。

いまの世の中に、こんなに純粋で、他人をすぐに信用するいい子がまだいたなんて!と思ってしまう位、警戒心ゼロの真面目で良い子です。
親のすねをかじりたくないので自分でバイトして、贅沢はせずに質素で、攻めとのキスもHも全てが初めてという純粋培養育ちの受けです。
受けの年齢が10代だったら、その天然と純粋さが可愛くて可愛くて仕方がないって位に萌えるのですが、21歳なのでお子様過ぎるなと逆に少しマイナスに感じてしまいました。

要らない物をあげるからという物欲と内藤への好奇心でマッサージをする関係がはじまるのですが、狼の巣に飛びこむ羊ようなものです。
攻めが紳士なのでいきなりガバッとはないですが、少しは警戒すべきだと思いました。
抱いてもいいかの意味を知らず、抱き締める(HUG)だと思っていた受けのド天然に、もう参りました。
徹頭徹尾可愛らしかった受けに、ただただ完敗です。

単純にネタバレに繋がるのなら、タイトルをもっと凝った方がよかった気がします。
受けがド天然なので、攻めがヒットマン説は上手くいったようなものですね。
ちょっとしたシンデレラストーリーみたいだと思います。

エロ:★2 普通
総合:★3 性格のいい受けで好きでしたが、ちょっと山が少なくて物足りなかったです。

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ウブな年下受け

1冊ぜんぶ表題作です。柊(受け)の視点でストーリーは進みます。

内容はざっくり言いますと、大学生の柊が、同じマンションに住んでいる職業不明の内藤(攻め)を好きになる話です。

柊の魅力が肝だと思います。
内藤は格好良いですし、職業は気になりますが、それは柊が好奇心旺盛で疑うことのない素直な主人公だからこそという感じです。

あとがきで書かれていますが「バカではないがモノを知らない」という柊が、内藤や周囲の者の言動であれこれ考えたり、自分にできることはとマッサージをするのを可愛く感じると楽しめます。

マフィアだと言う言葉を信じ、「抱く」をセックスでなく「抱きしめる」としか思いつかなかった大学四年生をバカだと考えてしまうと楽しめないと思います。私には「剃るの?」は面白かったです。仕事があるから背中に爪を立てないで、という内藤も責任ある大人として良かったです。

ウブな年下受け、若い金持ちの年上攻めがお好きな方にお勧めだと思います。タイトルも内藤の職業だけでなくラストにも絡めてあり納得でした。

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マフィアのヒットマン風謎の人×純情大学生

偶然出会った普通じゃない雰囲気のセレブでカッコいい年上の男性に、仄かな憧れを抱き正体がわからいながらもどんどん好きになってしまう。

まじめに働いている様子がなくあやしげな交友関係にもしや、マフィアのニットマンかとまで妄想力たくましいマサージ師見習いの大学生。

正体がわかればなーんだという感じで、どうしてここまで恋人にまで秘密にして思わせぶりな態度とあやしい言動なのか不思議です。

謎があり読者にもわからずに進むストーリーでは、事情が分かって「へ?そんなこと?」とがっかりする場合と「あーだからなのねー」と納得や驚きの場合があるれど、残念ながらこの作品は前者でした。

彼の素性はタイトルでわかる人にはわかるかも。

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