とじた窓を彼があけた

tojita mado wo kare ga aketa

とじた窓を彼があけた
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
18
評価数
5件
平均
3.6 / 5
神率
0%
著者
 
媒体
コミック
出版社
マガジン・マガジン(ジュネット~JUNET~)
シリーズ
ジュネットコミックス ピアスシリーズ(コミック・ジュネット)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784896440416

あらすじ

何も感じない、何も考えない……愛する人を失い死んだように生きる男の前に、ある日突然現れた青年。「もう一度誰かを愛することが出来るのか」そんな予感が凍った心を溶かしていく……。ちょっと痛くてかなり優しい7つのラブストーリーに描き下ろしを加えた珠玉の短編集。

表題作とじた窓を彼があけた

ひきこもりの在宅プログラマー 吉和・30歳
亡き家政婦タエの孫 アサキ 

同時収録作品なにもなかったことじゃない

朝の喫茶店で会う男
森尾 サラリーマン

同時収録作品BODY

ユージ ピアッサー/ご主人様
アユム

同時収録作品dear

新也/満のバイト先の店長
高谷満

同時収録作品彼のスカートの下

大学生
大学生

その他の収録作品

  • 甘い嘘
  • Over Sweets
  • あけた窓の向う側

評価・レビューする

レビュー投稿数3

痛い系のお話が多い作品集

この作家さんはこの本が初読みでした。
表題作含めて7組のカップルのお話が収録されているのですが、そのうち4つのお話は、主人公カップルのどちらかが本命以外の人と体の関係を持つ(又は仄めかされている)シーンがあって、結構痛い・切ない系のお話が多かったので、苦手な方は注意が必要かな(私も実はあまり得意ではない)。
普通は本命以外の人とのシーンは数カットしかないとか、なんとなく「仄めかせる」作家さんが多いと思うのですが、この作家さんは結構ガッツリ描いてますね。むしろそちらの方がカット数では多いのではないかという・・・。
まぁ、そのせいで余計に本命と結ばれた時には、「よかったねぇ~」と思えるのですが。
痛い系のお話が多いですが、どれも最後は好きな人と結ばれているお話ばかりなので、その点では安心できるかと思います。

1

読みやすかったわ~

それぞれの話にちゃんと終わりがあって読みやすかったです~
それなりに、みんなハッピーエンド♪
ハッピーエンドじゃなかったり、終わりがはっきりしてへん話は
消化不良になって苦手やから、楽しく読めました
そのなかでも
『とじた窓を彼があけた』と描き下ろしの『あけた窓の向う側 』は
めっちゃ大好物です♪けなげな男の子が大すき♪
アサキかわいいし、アサキの家族もナイス!

全体的にシリアスな話多かったけど、
最後はほっとするような終わりかたやったんで
明るい話好きな人でも、読みやすいと思います~
あたしは、何回でも読みたいです~

1

暗く辛いものを乗り越えて全てハッピーエンドを用意したほっとする作品です。

遠藤りさをさん、現在は「由川リサヲ」に改名して執筆しているが、その作品の魅力は一見とても地味な見た目に反して読ませる作品になって、何らか心に残す大人なストーリーが作られるところにある。
また絵についても面白いもので、初期のものは線なども丁寧にきれいな線で描かれているのだか、後期になるほど、手が震えて描いているような重ねたような線で描かれる絵になっていて、こちらの方が初期で退行しているのでは?と思ってしまうところが驚きだ。
この作品は比較的前期のものなので、線もきれいである。

表題は、親を失い妻を失い、面倒を見てくれていた家政婦さんが亡くなり、外へ出ることもせず家にひきこもっている男・吉和が、元家政婦の孫というアサキという青年が訪ねてきてその生活の世話をしだすことで、外で出ることを決意するまでのお話。
題名のごとく、吉和の窓を開けたのはアサキ。
アサキの無償の愛情が健気で、世捨て人となった吉和の気持ちを溶いていく姿はちょっぴり切ない。
吉和が昔から好きだったゆえ、大胆な行動に出るが窓を開けただけで、あとは自分の選択ですよ、といわんばかりに姿を消すアサキは臆病でナイーブな面続きも併せ持っている。
描き下ろし『開けた窓の向う側』で、出て行ったアサキと吉和のその後が描かれるが、コメディタッチで、アサキの家族全てが彼らを受け入れるといった展開に、アサキの悩みは一体なんだったのか?と思わず拍子抜けするが、愛する男は頼もししいという一面も見せる。
実にしっとりする中、気持ちいいハッピーエンドは読んでいても嬉しい。

『BODY』は耽美系の作品です。
幼いころから奴隷(犬)としての生活をし、主人に何度も捨てられ飼い主が変わってきた少年が、主人の趣味でボディピアスをすることになり、ピアッサーに惚れ、そのピアスをいじられた交接をすることでピアッサーとの交接を想像し、人形でなく人間であることを実感できる代償行為になるという、少し歪んだなんともフェティッシュな性的興奮だ。
最後にはハッピーエンドを用意されているが、その後については深く推察しないほうがよいだろう。

『彼のスカートの下』高校からの友人で大学も同じ、アパートも同居の二人が迎える転機。
それは片方が女になりたいと女装を始めたこと。それによって目覚めさせられる恋心。
当然のごとく、女装が攻めである♪

『Over Sweets』虐待癖のある歪んだ父親に引き取られた慎也が、そこで以前から面倒を見ているというサトルとも一緒に暮らし始める。
登校拒否でご飯も食べずにお菓子ばかり食べるサトル。
サトルが父に酷い暴行・虐待を受けていることを知り、一緒に逃げようと誘うがサトルは父親には自分が必要だと拒否をし、、虐待も愛なのか?
そこで終わってしまえば、後味の悪い不幸な話であるが、一応ハッピーエンドを付けてあるので救われる。

他に、出社前の逢い引きに溺れるサラリーマン、幼なじみから恋人になる高校生、詐欺師と少年の話などがある。
どれもヤンデレ風味な設定でありながら、さほどダークや不幸を感じさせない性格に作られている。
エロも充実しているが、シーンは多いもののエグいほどのエロは感じさせないのは登場人物がかわい目であるからだろうか。
とりたてて派手でないのに、手放せない作品を描く作家さんなのです。

2
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