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表題作コイ茶のお作法 2

蓮根一真 高校三年生 
徳丸円 高校三年生 

同時収録作品番外編 おいしい生活

和菓子職人 志村啓吾
官能小説の挿絵画家 常磐水晶

その他の収録作品

  • 番外編 不幸の遺伝子2

あらすじ

妹・和に、蓮根との関係がバレちゃって!? ”コイ茶”怒濤の三年生編!高三になって、進路の違いから蓮根とクラスが別れてしまった徳丸。仲々会う時間も取れない中、二人の関係が妹・和にバレてしまう。一方蓮根は、茶道家元になるしかない自分の将来に疑問を持ち始めて…!?

作品情報

作品名
コイ茶のお作法 2
著者
桜城やや 
媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
シリーズ
コイ茶のお作法
発売日
ISBN
9784048536998
3.7

(17)

(5)

萌々

(5)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
63
評価数
17
平均
3.7 / 5
神率
29.4%

レビュー投稿数10

相変わらずの面白さ

なんとも蓮根のオヤジ臭いエロさが出ている良い表紙ですね(笑)
レビューのために久しぶりに読みましたが、やっぱり面白い!

場面はいきなりラブホ。
ゲームに夢中になったり良い雰囲気のところで電話に出ちゃう徳丸の空気の読めなさが相変わらず。そこが可愛いのですが。
徳丸は憧れの豪先輩の帰国にはしゃぎますが、蓮根は気が気じゃないようで。
それだけじゃなく、茶道のお茶会などで忙しく徳丸との約束が潰れるなどイライラが募り、大事なお茶会をすっぽかしちゃいます。
ここで徳丸は頭を冷やせと一喝!
家族とも話し、豪からも説教され、すっかりふっきれた蓮根はやっぱり男前です。
徳丸も茶を点てる蓮根に見惚れちゃってます。
そして二人とも我慢できなくてまたまた茶道室エッチ。余裕の無さが萌え。

今回の啓吾×水晶は短すぎる!ただその分本編で活躍してます。
短いながらも水晶さんの可愛さは健在です。啓吾のためにBL小説の挿絵をやろうかな、と考えちゃうのが萌える。啓吾もそりゃあ歓喜ですよ。

妹サイドは琴子の妄想が広がってます。しかしほんとに蓮根そっくりだ(笑)

2

魅力的な攻様に萌‼

シリーズ!第2巻!

高校生ながらも、どんどんエロオヤジ攻化していく蓮根が、オヤジスキーにはとてもツボでした(笑)
特に表紙の表情なんかは高校生とは思えないオヤジの色香ですよ先生♡
でも、ヘタレにも磨きがかかっていくグルグル悩む蓮根も、第2巻では見所かと⁉

やっと恋人らしい雰囲気も出てきた2人。
でも、なかなか一筋縄には上手くいかない恋模様。
今回の2人の障害は…
徳丸が尊敬する先輩•豪の登場に、嫉妬する蓮根。
徳丸は、蓮根との関係を豪に知られ大慌て!
しかも、妹の和にまでバレてしまい…さあ大変(笑)
今まで深く考えてなかったものの、第三者の反応で、改めて自分たちの関係の異質さを痛感させられてしまいます。
そして、蓮根は、徳丸と出会ったことで、将来についても悩みはじめて…らしくない蓮根に一喝する徳丸。
なかなか、うまくいかない2人の恋路はいかに⁉
みたいな、相変わらずドタバタストーリー展開です。

始まりから、徳丸らしさに大笑いです(笑)
ホテルの一室でせっかくの恋人ムードが…TVゲームに携帯電話と、蓮根が哀れに思えてなりません。
それにしても、夏休みの高校生カップルは大変だなあ〜としみじみ思ってしまいました(笑)

でも、前作以上に甘めテイストで嬉しいんです♡
野球の大会で負けてしまった徳丸を優しく慰める蓮根と、その優しさに、我慢していたのに、素直に泣始める徳丸
本当に可愛らしいカップル模様にニヤリでした。
そして、将来の事で悩み余裕のなくなった蓮根のがっつきさも、密かに好きだったりしました(笑)

周囲にバレてしまったことも大問題ですけど…
今回のメンイは、蓮根の将来との葛藤でした。
「次期家元」という、決められた道に迷いを感じ始め、グルグル悩み…らしくなく徳丸に逃げようしたり、気弱なヘタレ顏満載の蓮根が堪能出来る巻です♡
結局は、「茶の湯が好き」という答えを出して、男前度UPで最後はいつもの蓮根らしく格好良さに萌でしたけど…
特に、豪先輩にハッキリ宣言して、茶をたてる姿のシーンは、徳丸と同じでドキッと魅せられます!

徳丸は相変わらずな感じ。
でも、蓮根がいつもと違うことは野生の感で、なんとなく気がついていて…となんともらしい徳丸で笑わされます。

本当に愛すべきいいコンビ!
お互いに正反対の性格で衝突ばかりにしているのに、悩みながらも、ない所を自然と補い合って、一緒にいる事がごく自然な雰囲気がとても好きです。

ラストの2人の雰囲気はとても2人らしくて楽しめました。
迷いを吹っ切った蓮根のオヤジ全開と、そんな蓮根の言葉と行動に恥ずかしさ全開の、ちょっと乙女な徳丸の艶っぽさは萌♡
キスのエロ甘さも大好き!

番外編はお決まりの、敬吾 × 水晶と蓮根&徳丸妹のお話も収録され、二度も三度も美味しさてんこ盛りでした。

やや先生はシリアスだけでなく、ギャグやコメディタッチでも描かれる幅広さを持っているので、本当に楽しめる作品です。
2巻もオススメします。

1

バレたり将来について悩み始めたり。

二巻では、妹と尊敬している豪先輩に蓮根との関係がバレてしまいます。
徳丸、不注意過ぎ・・・。

妹に「気持ち悪い!」と言われて落ち込む徳丸がまたかわいい。
ホモ連呼には笑いましたw

しかし妹は案外すんなり受け入れ(兄の部屋で堂々とエロ本読んでる和ちゃん素敵)、豪先輩も「惚れてしまったんだろ」と受け入れてくれます。
この先輩は海外に奥さんと子供がいるだけあって、包容力がありかっこいいです。
そして他のシリーズでも登場する春平君も初登場。

蓮根が徳丸を好きなあまり、茶道よりも徳丸を優先してしまうということに怒る徳丸は、蓮根のことをちゃんと想っていますね。
将来のことに悩む蓮根に対して、蓮根の母親も理解してくれたー・・・というよりは、蓮根は母親の手のひらで転がされていただけのようなw
最終的にはちゃんと子供のことを考えてくれる、素敵なお母様です。

番外編の「おいしい生活」は啓吾と水晶のお話。

官能小説の挿絵画家の水晶さん。
描いてる絵がちょっとだけ見えるのですが、本当にスゲーものを描いておられますw
そんな水晶さんの絵を「使っている」世の男に対して、複雑な気持ちになる啓吾。
しかし水晶さんに担当から貰ったというホモ小説を渡されると面白そうに読み出し、水晶さんはそんな啓吾の様子を見て「俺もそっちの仕事やろうかな」「お前に俺の絵で抜いてもらえたら嬉しいかも」と言い、啓吾は喜ぶのでした。

そして琴子ちゃんと和ちゃんの番外編「不幸の遺伝子2」。

相変わらず可愛いものが好きな琴子さんは、和ちゃんと友達になれたら可愛い服着てくれるかな?と、妄想しますが、その場でたまたまバッタリ遇ってしまった和ちゃんの私服はめっちゃカジュアル。
その姿にガッカリした琴子さんはため息を漏らし、和ちゃんは琴子さんのそんな態度にまたも悪い印象を抱くのでしたT T

1

けじめの茶

『コイ茶のお作法』
一巻目は特に大きな問題もなくスムーズに話が進んでいったけど、
二巻では幾つか問題が発生しました。
徳丸くんは、妹に蓮根くんとの関係がバレてしまって、
妹から「気持ち悪い」と言われてしまいます。
同性愛では大きな問題の一つで、蓮根くんの妹は
今後どう自分の兄と接するのか少しヒヤヒヤしていました。
ビックリはしたものの、偏見は持っていない妹で、
この問題はサラッと流していました。
恋愛に対する考え方が似ている兄妹だと思いました。
このまま問題が深刻化しなくて良かったと安心しました。
蓮根くんは、このまま茶道の道を進むか、茶道とは違う
新しい道を進むかで、自分の進路について大きく悩みます。
蓮根くんの問題も、考え方が固すぎない両親だったこともあって、
最後は問題が深刻化することなく話が進んで良かったと思いました。

『おいしい生活』
一巻目の『甘い生活』の続編です。
おいしい というよりも、とても甘々なお話でした。

『不幸の遺伝子2』
蓮根くんと同じ癖が出てしまったことで、
さらに誤解を与えてしまった蓮根くんの妹。
徳丸くんの妹と早く仲良くなれるよう応援したくなります。


今回は「萌」と「萌×2」で迷いました。
今回も萌えどころがたくさんあり、楽しく読めたので、
最終的に「萌×2」と評価しました。

2

どノンケボーイ徳丸

飢えた蓮根にラブホで押さえ込まれる徳丸でスタートする第二巻。
徳丸は野球部なんですが、蓮根は野球に興味ないけど試合を見に来てくれるなど、
もう蓮根ってば普通に恋人がするようなことしてくれます。
ほんと蓮根はロマンチック男です。
蓮根は適度に恋愛度数が高くて、女性視点から見てもいいキャラクターだなと思います。

それに対して徳丸はロマンティックな意識が元々低い上に、どノンケ感覚はそのまま。
どっちかというとそういう恋人同士がやるようなイベントは苦手なほうだし、蓮根にリードされて付き合っているような感じです。
いや~しかしこのノンケ感覚というのがまた個人的に好物なもんで、徳丸のぶっちゃけ具合が笑えます。

そして二巻では徳丸の道場の先輩、豪先輩が学校に転入してきます。
この先輩がまた豪快な人で、ミランカバウに留学していて戻ってきた人なんですが、
ミランカバウで奥さんと子供ができちゃった人です。
えっと…10代ですよね?!
豪先輩は男気あふれる男なので、もちろん本気の恋愛の末のことでした。
にしてもぶっ飛び設定でしたw

お話は茶道家元になるしかない蓮根と、将来のことを全く考えていない徳丸と、
少し閉塞感のあるお話へと突入。でも、二人なりに前へ進んでいくのでした。

さて、二巻の蓮根妹&徳丸妹も面白かったです。
実は蓮根妹がいい味出しているキャラクターで、私にはツボだったw

1

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