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表題作ミクロレベルまで愛して

芹尾直也/医大生の23歳
水野竜一/イベント会社勤務の23歳

あらすじ

水野は中学校からの芹尾との腐れ縁を切ろうと就職を機に逃げるが、事故に遭って芹尾が研修中の病院に運ばれてしまう。水野に執着する芹尾に辟易する水野だが、実はほんの僅かな時間、芹尾に惚れたことがある。そのせいか芹尾に無体なことをされても逃げられない。怪我のせいもあって抵抗できずに抱かれてしまうが――。

作品情報

作品名
ミクロレベルまで愛して
著者
中原一也 
イラスト
夏目イサク 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
発売日
ISBN
9784829653531
2.3

(3)

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萌々

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中立

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趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
6
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ミクロってそういう・・・?

人によっては好みが分かれるかもしれません。
ちょっとマニアックな設定。
でも軽いノリだったので結構楽しめました。
お、ちょっと新しいBL?みたいな感じで。

攻め様は主人公に精子を提供させ、顕微鏡で覗くマニアな趣味があるのです。
一言でいえばヘンタイ。
しかし身長高くて顔良くて、お金持ち、女にモテる王子様。
主人公は友人の彼に嫌々ながらも、彼の悩みが男としては重いため(ここがポイントw)理由にとられると断われきれずにいうことをきいてしまいます。

しかしいくら腐れ縁金魚のフンな彼に振り回されるのも、問題があるとしていたって普通の主人公は距離を置こうとします。

あ~それなのに美味しい食べ物やら何やらで流されてしまう悲しい性。
なんか人ごととは思えない・・・思い当たる節が(笑)

しかしさすがマニア。
タイプも攻め様としてはかなり変わった部類に入るんじゃないでしょか。
なんせボケてます。
あんなに主人公にまとわりつく割に執着心の意味を履き違え、おかげで読者としてはやきもき・・・いやそこが楽しいんですが。

また主人公も自分の気持ちに鈍くって。
まあでも、そうだよね~普通思わないもんね~好きとか

そこへ二人の仲をひっかきまわしてくれるお兄ちゃんや謎多きバーのママの存在。
個人的にお兄ちゃんがツボ。
ピンで主役してみてほしいな~
脇キャラがいい味だしてました。

中学時代の回想も、あってよかったです。
可愛い子だったのに今こんなヤツに育っちゃって・・・
複雑な主人公の男ゴコロがつたわりました。

情緒未発達?な攻め様。でもHは上手いらしい・・・そんな彼に翻弄される主人公。

少しずつ自分の気持ちに素直になっていく二人がおかしくて微笑ましい一冊でした。

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変わった趣味がある攻め

医学生で研修中の芹尾×水野
基本はラブコメなんですが、攻めの芹尾がヘンタイな趣味を持っています。
それは、受けの水野の新鮮取り立て(?)の生きている精子を、顕微鏡でみること。
その際は、恋人ではないので、お金を払ってまでお願いしています。
とても幸せそうに、楽しそうにチェックしている姿が拝めます。

自分自身にある理由があって、それを楽しみにしているということなんですが……、
正直、どんびきです。
見かけは王子様風で頭だっていいのに、なぜ?
悲嘆です。残念です。
でも、聞いたら、納得してしまいそうな理由もあるのです。
誰彼かまわず、チェックしているわけではないし、なんで、水野の精子を観察するのが楽しいのか?

とにかく超鈍い攻めで、思考も極端です。そして、受けも素直じゃない。
周囲の後押しがなければ、カップルになれなかっただろうと言う位、進展が遅いです。
個人的には、常識人な芹尾の兄の方がと思うのですが、恋しちゃっているのでしょうがないですね。

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