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兄貴はイヤミな優等生。何に関しても比較されて、自分は劣等感でいっぱいだった。
そんな自分を始めて認めてくれたのが、兄貴が連れてきた家庭教師。
兄貴の連れてくる友達とはちょっと毛色がちがっていた。
惹かれるのに時間はかからなかった。けれども、その家庭教師の視線の先には兄貴がいて・・・!?
兄さんの事が好きな相手を好きになってしまった。
それを打ち明けられないのを知っていて取引と称してからだの関係を続け~な流れです。
相変わらずシュールな展開にちょっと涙出そうな話なんですが、ハッピーエンドですごく心すくわれます。
一途な年下攻ってやっぱりよいです(ノД`)・゚・
それが報われた瞬間の顔といったらもぅww
そのほか、受の事が大好きな攻が目白押し。
一度読む価値ありですよw
さっき読んだ「夏時間」で思った事全てが叶ってしまいました。あれれ?(笑)
もしかしたら、作者さんで一番好きなコミックスかも?
あまりに意外だったので、驚いております。
でもきっと、これはこの作者さんのカラーの話ではないのだろうなあと思いつつ、年上受けが好物なので、うはうはしてしまいました。
表題作もいいし、美容師さんの話もいい!
くっついたり別れたり忙しいですが、どちらもちゃんと落ち着く場所に着地してくれたので大満足です。
自分はBLには癒しを求めているのかもですね。
最後は救われる話が好きです。
2004年発表の短編集。
「ため息の温度」
高校生の純は成績不振。兄の亮の友人・佑也に家庭教師に来てもらうが…
佑也が亮に恋してると知った純が、黙っててやるから、と佑也と無理に関係を結ぶ。
だが佑也はそんな純に手酷いしっぺ返しを…
だけどそれは哀しい佑也の本心の裏返し。
純の粗暴な子供っぽさと佑也のアンニュイなルックスの対比がいい。
「BLIND」
「DISTANCE」
「BORDER」
この3作は続いている一連の物語。
決まった相手は作らずセフレ付き合いだけを求める美容師の秋本。
今度の相手は純朴な大学生の慎也。
当然ながら真面目な慎也は秋本に本気になっていく。
秋本が人間関係に怖気づくのは幼少期の体験から、とお決まり的な理由ではあるんだけど、慎也の誠実さが秋本を包んで癒していきます。
ところが!さすが国枝先生。ただ恋人になって終わりはしません!
なんと距離を詰めすぎる慎也が捨てられちゃうんですよね…
価値観の違い、というものの根深さというか?一筋縄じゃいかない現実?
別れて3年。道でばったり会う2人。
慎也は秋本をホテルに誘います。お腹の大きな奥さんがいるのに。
慎也、変わったな!と思ったら…⁉︎
そう、慎也もただの素朴純朴から大人になりました。今度は続けていけるかな。
「ボクたちの卒業」
国枝先生らしさ爆発のギャグ作品。
汚れなきショタっ子、ムッツリ無表情メガネ、可愛いけど自分勝手に突っ走るおバカ。この3人が繰り広げるドタバタ。
でも一番ツボったのはあとがきの「先生のモデルは故・岸田森サマ」なのだ。モデルならこのルックスで描いて欲しかった〜!
国枝先生のスタイルが詰まった作品集。どれも構成が素晴らしいです。
『ため息の温度』
どうにも不器用で、それゆえに大好きな相手に乱暴に接してしまう攻めが魅力的でした。
加えて、自分を悪者にして身を引こうとする受けも非常に魅力的。この受けは、乱暴な態度の裏側に隠された攻めの気持ちが分かってたんだろなァと思いました。
『BLIND』シリーズ
この三部作、めちゃくちゃ好きです。
ワンコな攻めが萌え趣味のど真ん中。本当は直球しか投げられない、駆け引きなんかできないタイプなのに、受けと付き合いたいがためにぐるぐる考えて行動してるのが可愛くてさ。
で、再会後はちょっと大人の嘘(正確には嘘じゃなく、本当のことを言わなかっただけなんですが)もつけるようになってて、その成長っぷりにも萌えました。
受けは小難しいタイプですねー。こういうタイプ、キライじゃないです。ひねくれた部分やら弱さやらを露出させるときの態度に、構ってちゃんな部分がまったくないのがいい。
『ボクたちの卒業』
じつはこれが一番好き!…かも。
とにかく、ショタ顔の松原くんの仄かに見える腹黒さが大好きです。
しかし国枝さん、こういうアホな作品も本当に上手いですよねぇ。最高。
表題作。
クソガキ(言葉悪くてすみません)純がザマァ展開で大人になるオチがよかったです。
慎也×秋本。
年下ワンコ一途攻めはかわいいけど、ここまでくると確かにうざい。この辺のキャラ設定ほんとにお上手。
三鷹の前での意地の張り合いというかイチャイチャゲンカでヘリクツを押し通した慎也に
三鷹「──勝負あったな」の流れが気持ちいい。
早く大人になると言う慎也に、ゆっくりでいいと答える秋本の心の声が「ヘタに急ぐと一気にオヤジになひそーだしなコイツ…」が確かに!と笑いました。
一旦別れて慎也が大人になって再会してのハピエンもよかったです。
この2人にちょうどいい年月とタイミングなのかなと。
もう1本のギャグは竹芝が好きでした。
無表情で冷静沈着だけどやることがおもろい。