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表題作闇滴りし

その他の収録作品

  • 小野の龍宮
  • 傀儡

あらすじ

王気漂う廃太子を巡る陰謀と陰陽師の活躍。 平安時代前期…宮中での謎の凶行により廃太子とされた惟高親王の苦悩、権力欲渦巻く都の夜闇…二つの闇滴る深淵を重ね合わせて描く渾身作!ガマの怪物を従えた陰陽師、賀茂依亨、検非違使・源由朔の胸を打つ活躍。

作品情報

作品名
闇滴りし
著者
かわいゆみこ 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
小学館
レーベル
パレット文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784094212365
3.5

(2)

(1)

萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

時は、平安

時は平安。
平安時代といえば、私の大好きな時代です。
大好きなだけに、厳しい読み方になってしまったかもしれません。
この時代の難しい用語を駆使されてて、よく調べてらっしゃるなァと思いました。
ただ、ストーリーには面白さが少なかった気がします。
エピソードで登場人物の性格を表現するのでなく、説明文(しかも同じ説明を何度も繰り返す)だけで登場人物の性格を表現しようとしたため、キャラに命をあまり感じられませんでした。
ただ、この本はプロローグ的なエピソードばかりで、このあとも続くようなので、現時点ではちゃんとした判断はできないんですが……続きはまだ出てません(よね?)。BLは、初見ではシリーズものだと分かりにくいのがツライ…w
といってもBLとは言い難いです。
登場人物は男ばかりで、どのカップリングで楽しむかは読者まかせ、みたいなニオイ系です。
力をなくした陰陽師、凋落した元東宮、人化け狐などが登場する、アヤカシの物語。

いずれにせよかわい有美子さんは、芸風、じゃなくて作風が、つくづく広い。
すごいなァと思います。

2

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