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表題作ゴッドファーザーにNOは言えない

世界の大富豪&マフィア ヴィンセント・マトラレリ
精神科医 朝霧恭一

あらすじ

精神科医の朝霧恭一は、姉がイタリア系アメリカ人と結婚したため、世界の大富豪ヴィンセント・マトラレリと親戚になってしまった。
結婚式で会ったヴィンセントは、人が自分に従うのは当然といった態度の、優雅で尊大で危険な男。
その正体が米国マフィアの頂点に立つゴッドファーザーだと知って、恭一は彼に関わるまいと堅く心に決めた。
だが式の後、NYに滞在する恭一の元に届いた薔薇の花束と、限りなく“命令”に近いヴィンセントの招待に、気の弱い恭一は応じてしまう。
ヴィンセントの真意が何なのかもわからずに―。

作品情報

作品名
ゴッドファーザーにNOは言えない
著者
夏木ひまわり 
イラスト
櫻井しゅしゅしゅ 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
発売日
ISBN
9784883029839
2.5

(2)

(0)

萌々

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(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

映画を知っていたら、なお楽しめる

映画「ゴッドファーザー」を見ていたらなお楽しめますが、知らなくても全く問題ありません。

潔癖症のヴィンセントが、唯一触れることができる相手が恭一だということで、ヴィンセントの弱味と見られた恭一は心ならずもチャイニーズ・マフィア達に狙われてしまいます。ヴィンセントに匿われた恭一は、そこで彼に抱かれてしまい…。

ヴィンセントは初対面から恭一だけは何故か大丈夫で、恭一は「神からの授かりもの」だと言いますが、単に一目惚れだっただけじゃないかと思っています(笑)恭一の方は、抗ったけれど押され流され、ヴィンセントの優しさに触れて落ちたという感じです。

ヴィンセントは強引な面もありますが、バラを贈って督促しつつも、恭一の意思を尊重して3か月以上も待つこともできる男で、好感が持てます。

恭一の姉、ヴィンセントの部下のイアン、FBIと名乗るロバートなど、サブキャラが話を引っ張り、あれよあれよという間に最後まで読んでしまったという感じです。舞台もイタリア、アメリカ、日本、中国と移動します。

マフィアなので、殺すという言葉はたくさん出てきますが、実際に詳細な酷い場面はそう出てきません。全体的にコミカルな雰囲気です。
大人なイタリア男の攻め、巻き込まれ系の話が好きな方にお勧めします。

2

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