春の音

haru no ne

春の音
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
16
評価数
4件
平均
4 / 5
神率
50%
著者
 
作画
 
媒体
コミック
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
ルチルコレクション(コミック・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥590(税抜)  ¥637(税込)
ISBN
9784344803848

あらすじ

吹奏楽部に所属する昂は同じホルン担当の先輩・池田を密かに想う。しかし池田は2人きりでのパート練習が嫌なようで…。描きおろしを加えた待望のオリジナルコミック。

表題作春の音

武島昴,吹奏楽部ホルン担当,高1→高2
池田紀之,吹奏楽部ホルン担当,高2→高3

同時収録作品恋する悪ガキ/恋する悪ガキ2

同時収録作品小さな出来事

同時収録作品雪の夜

その他の収録作品

  • 夏の音
  • 秋の音
  • 冬の音
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数3

ピュア

この作家さんの作品を読むのはこれが2冊目です。
絵はスッキリしていてとても綺麗で好みです。
全部で4つのお話が収録されているのですが、そのうち「小さな出来事」は小学生が主人公でBL要素はありません。
その他のお話は高校生同士、高校生と教師、幼い時から共に育ってきた侍という主人公達なのですが、いずれもはっきりとした恋愛描写はありません。
なのに仄かな想いが感じられてそれにキュンキュンします。
特に表題作は高校生同士で青春というか、同じ部活を頑張っている先輩・後輩のお話なので、学生時代に部活に打ち込んでいた人なら何らかの懐かしいなと思わせる要素があると思います。
この作品はシリーズ作品なんですが、春から冬への時の移り変わりを通して、主人公達の心情が丁寧に描かれている作品だと思いました。

他の2つのBL作品もコミカルだったり、切なかったりと作品ごとに違う雰囲気を楽しめました。
私は時代物が好きなのですが、侍が主人公の「雪の夜」は切なくて好きでした。
幼馴染の2人が運命の悪戯か、追いつ追われつという関係になってしまったのが哀しい…。
絵の雰囲気も現代ものとは違っていて、続き昔の時代の雰囲気と美しい絵が眼福でした。

0

読めば読むほど

お話の、ストーリーのどこがいいのかと聞かれたら特筆したところもなく、壮大なストーリーというでもなく、淡々とした日常のお話です。
一度目はそんなに深いお話ではないなあと思いさらさら読んでいたのですが、なぜだかこの二人が気になって気に入ってもう一度読み返し、終わっても三度四度と読んでしまい…。

本当になんてないお話なんです。しかし、噛めば噛むほどというか、読めば読むほど味が染みて来る感じでした。
主人公・昴と先輩の池田は同じ吹奏学部の先輩後輩で、その二人が一年をかけ、一緒に練習し、ケンカして、仲直りして、後輩の女の子に嫉妬して、引退する池田を見送って…
そんなこんなで二人の春夏秋冬が巡ります。

わかりやすいツンデレな先輩・池田と、そんな先輩に気を使いながらも懐く後輩の昴。四季を通して綴られる二人のストーリーは柔らかく、可愛くて心が温まります。ずっと見ていたくなるような二人でした。
あまり大きくストーリーが動いたり、ドキドキするようなドラマ的な展開や会話はないのですが、逆にそれがとてもよく、静かに心に染みていきました。

自分がどれだけ先輩が好きか気づくところや、引続き退していく先輩を見送るところ、ツンデレな先輩が昴に向かって先に行ってるから待ってると言いたいのに言えないところ…とにかく青春だなあ、学生だなあという感じで、読み終わっても余韻が残りました。
先輩、後輩という関係のいいところがギュッと濃縮されています。

BLBLした感じは少なく、人によっては物足りなく思うかもしれませんが、私は人にお進めしたくなる作品だなあと思いました。
また、梶原さんのイラストが柔らかくてとても愛しさが湧きました。
この絵にしてこのストーリーだと思います。

1

上手ッ!

帯『春・夏・秋・冬―
先輩とふたりで奏でる時間が過ぎていく……。』

先ず梶原にきさんの絵も漫画も凄く好きです、そして絵も漫画も凄く上手い、読んでて思わず上手ッと思ってしまう程に。

表題作連作+短編3作、その内「小さな出来事」は女の子が主役の非BL作品です。

表題作は吹奏楽部でホルン担当の池田先輩と、昴の2人。
エロ要素は全くありません、それっぽい描写は池田先輩が事故にあって駆けつけた昴が思わずハグしてしまったシーン位でキスさえないんですがそこがいいんですよ!(力説)
ホルン担当の2人は揃って練習をするのですね、しかし面白いなあ上手いなあと思うのは、練習中も発表会の時もホルンの音の効果音は一切無いんですよ、なのに画面からホルンの音色が聞こえてくる気がするから凄いのだ。
池田先輩は3年生なので文化祭の演奏が池田と昴とが一緒に演奏する最後の演奏になるのだけれど、その時に昴の譜面の端っこに池田先輩からのメッセージが小さく書いてあるシーンが良いです。
んもう池田先輩はホントにクーデレなんだからっ!!って感じで可愛い。

「恋する悪ガキ」は不良な生徒が先生にだけは懐続きいているという生徒と教師モノ。
好きな先生の授業にだけは出るという生徒がアホだけど可愛い。

「雪の夜」
面相筆で描かれた様なタッチの時代モノ。敵打ちをする者とされる者。
そういえば池波正太郎の作品で長年敵討ちをしようと追っている間に男色にも似た奇妙な関係が生まれるって話があったなあというのを思い出しました。

どの作品にもあからさまなBL要素は無いんですが、そこが良いのです。
そしてしみじみ上手いなーと思う作家さんの一人でもあります。

2

この作品が収納されている本棚

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