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表題作キャリアは傲慢に恋をする

千堂総一,33歳,日仏混血の富豪,警察キャリア官僚
宇佐美高尋,18歳,両親他界,貧乏大学生

あらすじ

「お前の身柄は、俺が買い取った」両親を放火事件によって亡くした高尋は、バーテンダーとコンビニの店員をしながら、大学に通う苦学生。冬のある夜、高尋が働くバーに来たことのある超美形の男が怪我しているのを偶然助ける。だが彼は高尋の唇を強引に奪ったうえ「危険な忘れ物」までして、身元も明かさず姿を消してしまった! 数日後、高熱で倒れた高尋の窮地を救ったのは、助けた男・千堂で――実はエリート警察官僚だった! 千堂の豪邸に運ばれていた高尋は、ベッドの上に押さえ込まれたまま、 『気に入った。お前を俺の養子にしてやる』と傲慢に告げられ…。

作品情報

作品名
キャリアは傲慢に恋をする
著者
柳まこと 
イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434037603
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

略奪されるほどいい男☆

これは恋するあまり、とうとう略奪入籍までしてしまった男たちのお話です。
貧乏大学生の高尋君は、今時珍しいくらいの苦学生…
両親を放火事件で失い、なさぬ仲の伯父の家を出てひとり頑張る日々です。
雪の日の夜、何者かに追われ、怪我をした美貌の男・千堂を助けますが…
この男、実は警視庁のエリート官僚で、日仏混血の富豪の出身!
強引に唇を奪われ、忽然と姿を消してしまう千堂に…
次に再会したときには、彼は高尋君を…強引にも養子縁組してしまいます。
「お前の身柄は、俺が6000万円で買い取った。」
耳にはレッドエメラルドのピアスを付けられ、千堂に抱かれて、もはやワケがわかりません!
「どうして地位も何もかも持ってるアイツが、俺なんかに養子なんて話???」
幾度か千堂に命を助けられ、彼に抱かれるのも…そんなにイヤじゃないと気付き…!?
実は千堂は、高尋君をほんの子供の頃からずーっと見守り、
いつからか愛していたのでした、めでたしめでたし☆
この日本で(当然、男性同士は結婚できない!)強引に養子縁組までして、
略奪プロポーズされてしまうって、どんな男なの!? って思いますよねぇ。
(まあ、そこまで愛されれば冥利につきるってもので…
 死ぬまでには1度は、そうなってみたいのが女心です。)
いえ、高尋君の場合…カラダのほうは大したことはないのです。(失礼!)
なにしろ火事のトラウマで…火という火が苦手だから料理ができません。
おまけに貧乏だから、コンビニ食ばかりで痩せていて、とても貧相です。
だから当然、セクシーじゃないはず…。(まあ、カオは綺麗みたいだけどね…。)
それでもやっぱり、こういう子には惚れちゃうだろうなぁ…と思わせてしまう☆
その理由は、恐ろしく単純です。
この子の場合、不思議なくらいナチュラルな甲斐甲斐しさ…これに尽きます。
金欠で料理もダメなのに、それでもケガ人にお粥買ってきて、
菓子パンと手紙置いて、バイトに出かけちゃったり…
寒ーいボロアパートで、1組しかない布団をゆずってあげたり…。
せいいっぱいの尽くし方が、ともかく可愛い☆
まいったなぁ、これじゃあ、惚れちゃうかも…という風になるでしょうねぇ。
このテのインパクトはけっこう強烈で、された方は10年位は覚えていたりして…。
そういえば千堂も、10年越しの想いだったのねぇwww
見守ること10年、恋心を自覚して数カ月…
いやはや略奪婚までの過程は、ホントに長いんですねぇ。
略奪婚は、するほうもされるほうにも、
それなりの過程も理由も愛もあるってコトで…
愛には時間が必要ってことで納得ですが…
ベッドでは以外にあっさり攻落でしたよ、このふたり☆

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