ボタンを押すと即立ち読みできます!
極妻シリーズのスピンオフです。
こちらは伊達の親友・忍先生と、伊達の義弟・譲君のお話です。
美人で色っぽい難攻不落の弁護士・忍先生は、
親友・伊達のたっての頼みで、弁護士見習・譲君を引き受けます。
あの伊達の弟だけあって…口も悪けりゃ態度もでかい男前!!!
(こんな男が2人もいたのね…。)
なのに中身は、道徳の教科書ばりにマトモな奴。
おまけに、ずーっと忍先生に惚れてたとかで…
ついはずみで…譲君に抱かれてしまうことになります。
上司と部下の関係、年下の彼に戸惑う先生と、
せいいっぱいの愛をこめて、先生をナイトのように守る譲君。
伊達組の利害もからんできて、それはそれは複雑な展開です。
(ラストのハッピーエンドは、お兄ちゃん・伊達の若の協力の賜物です。
彼の協力なしに、これはあり得ませんでしたよ…。)
さすがです、年下攻の美味しいところ、すべてがここにあります!
いったいぜんたい…年下彼氏は甘え上手だなんて言ったのは、どこの誰でしょう?
…と、そう言いたくなるくらい譲君は大人です。
甘えるんじゃなく、忍先生を甘やかしています、しっかり。
(このタイプ、BL界ではけっこういますよ。
「純情エゴイスト」の野分君とか、
「管制塔のラプンツェル」の正勝君もそうです。)
自分より早く歳を取る恋人に対する、いたわるような愛情とか…。
(いつもナイトのように、先生を守ってましたっけ。)
年齢よりも何よりも、まず相手の本質を好きになるところとか…。
(歳の差なんて、まったくおかまいなし。
法廷での先生に一目置いてるとか。)
いやはや、このタイプは人として愛情深い…そして大人なんです。
譲君もそうですが、人生の早い時期に、
大人にならざるを得なかったんですねぇ。
だから(たぶん初恋だって…。)クラスメイトがみーんな、
学校のマドンナ的女子に夢中になってる高校生時点で…
法廷で見た弁護士先生を秘かに想ってる…なんてこともあるんです。
ガキのくせに妙に大人びて、妙なフェロモンあるんですねぇ、彼。
ラストの伊達の兄貴も、花嫁の兄な気分を味わったみたいで…
めでたしめでたし☆