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表題作情熱の飛沫(しずく)

青年実業家 黒澤遥
秘書 久保佳人

あらすじ

「頼って、甘えて、許されるんですか?」秋の終わりから同じ部屋で休むようになった遥と佳人。ささやかな幸せを噛み締める日々の中、佳人はかつての級友・赤坂と偶然出会う。麻薬取締官となっていた赤坂は、昔から佳人をライバル視しており散々嫌味を言う。その場はそれで別れたが、東原を交えた香西の船でのクルージングの日、身分を偽った赤坂と再会し、驚く。ひとり悩む佳人を見守る遥の、そっけない態度には優しさが垣間見え…。春の雨のように降りそそぐ熱い想い。読者待望の「情熱」シリーズ第3弾!!

作品情報

作品名
情熱の飛沫(しずく)
著者
遠野春日 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
ムービック
レーベル
GENKI NOVELS
シリーズ
ひそやかな情熱
発売日
ISBN
9784896016857
4.2

(9)

(5)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
38
評価数
9
平均
4.2 / 5
神率
55.6%

レビュー投稿数1

佳人の真っ直ぐさが眩しい

今度は佳人がまだ香西に囲まれる前の同級生の赤坂が事件に巻き込まれてました。

この男が本当に嫌なヤツで、自分ならきっと見殺しにしただろうなと思うのです。www

この赤坂という男は遙さんを空港に迎えに行った佳人と偶然出会い、佳人の実家の不幸を嘲笑い佳人が香西の好意で転校して大学まで卒業したと知ると嫉妬して、自らの職業を自慢するのです。

高潔な佳人は相手にしないのですが、後に香西の船で二人は再会します。
佳人が危惧した通り後に赤坂は窮地に陥ります。

佳人は遙さんの助けを借りて、東原からの情報を得て赤坂の救出に向かうのです。

どんなに赤坂に侮辱されても決して見捨てずに、危険も顧みずに行動出来る佳人の真っ直ぐさが眩しいと思いました。
そして佳人と一緒に何の縁もない赤坂を助ける為に尽力した遙さんが素敵でした。

二人の何でもない日常の暮らしぶりもこの作品の醍醐味なので、未読の方にも是非お勧めします!

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