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表題作妖しの糸、運命の月

宮司に従い守る一族の長であり医師・崇島喬史郎
糺神社の跡継ぎ・桐沢遼・20才

作品情報

作品名
妖しの糸、運命の月
著者
嶋田純子 
イラスト
しもがやぴくす  みらい戻 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアノベルズ
発売日
ISBN
9784775503348
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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
0
評価数
1
平均
1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

特別な関係を持つ2人

 糺神社の跡継ぎ、桐沢遼と、宮司に従い守る一族の長・崇島とのお話。
 ちょっとした時代錯誤系のファンタジーですね。

 遼と崇島は昔から決められた掟により特別な関係を結ぶ事になっていて……というような話。
 あらすじには書いてなかったんですが、実は、遼には兄が一人居て、元々跡継ぎはその兄で、だから当然、崇島と特別な関係を持っていたのもその兄だった……というような裏があって。
 遼が崇島を兄から奪ってしまった形になり、ますます遼を苦悩させてしまっている……と。

 多分、言っちゃいけないと思うんですけど、この環境下で今までどうやって、跡継ぎを残してきたの……? とか、いろいろ思うんですよね。
 本当はそこは、気付かないふりで無視をするところなんだと思うんですけど……。

 割と設定を楽しむ話なんだと思うんですけど、ちょっと最後まで崇島の本心がわかりにくかったのが、個人的にはうーん……かも、しれません。
 いや、最後にはちゃんと言葉にしてるんですけど、だからと言って本当は遼の兄の事をどう思ってたのか……? とか、いろいろ考えちゃうんですよね。
 余計なお世話でしょうけど(苦笑)。

 結局は、崇島が二度おいしいだけの話なんじゃ……? と、うがった見方をしてしまったり……。

 多分、これは設定を楽しむ話なんだろうなー……とちょっと思いました。
 悪くはないんですけど、個人的にはそんな好きな話じゃなかったかなー……と、思います。

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