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表題作ヌードな存在

国脇理 大学生
竹原智幸 高校生~大学生

同時収録作品ヌードな存在

貴嶋 社長秘書兼教育係
相馬颯起 大企業の社長令息

その他の収録作品

  • 貴嶋と颯起の後日談。
  • あとがき

あらすじ

高校最後の夏休み、好奇心で友達とクラブに行った智行は、大学生の理と運命的な出会いを果たす。

作品情報

作品名
ヌードな存在
著者
杏野朝水 
イラスト
甲田イリヤ 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アクア文庫
発売日
ISBN
9784775503737
3

(1)

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萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

心の成長ストーリー

読み終わってタイトルに納得した感じでしたね。
ヌードって心の方だったんだって読み終わっての感想です。
何やらエロなタイトルだと思ったら主人公の成長する姿や
胸に蟠ってる思いなんかが綴られてるストーリーでした。
受け様は心優しき気遣いの人なんです、そして素直な性格
でも、マザコンじゃないけど身体の弱い弟ばかりに目を向ける
母や弟に対する微妙な感情もあって・・・
そしてそんな中で育った為に、自分の事を後回しにして人の事を
先に考えてしまう正確になってるんです。
そして自分自身にもかなり自信のないタイプなんです。
一歩間違えればイライラキャラなんですが、根が素直で優しく
思いやりがあるので周りには可愛がられる存在です。
そして攻め様はかなり全てにおいて器用で社交的なんです。
とても二十歳くらいには見えないかなりのやり手さんなんですよね。
そしてこちらも受け様とは違った気配り上手なんですよね。
そして受け様の事を初めて見たときから何かにつけて構います。
それは受け様が何か我慢をしている事を見抜いているからで・・・
そして受け様の気持ちが家族以外に向くように何かと手をまわす。
受け様はそんな攻め様の気持ちが嬉しくてかなり懐いていきますが
攻め様はそれが怖くなってくるんです。
攻め様は一見社交的だけれど、実はかなりヘタレなんですよね。
いつも他人との間に線を引いていて相手を踏み込ませない。
それは気持ちが傾きすぎて離れられた時の痛手に耐えられないから
ホントは寂しがり屋で恋愛には臆病なんです。
そしてこのままでは受け様から離れられないと思い、距離を置く
受け様はそんな時に攻め様への思いを自覚してしまうが思いを
知られ、嫌われたくないと攻め様がする以上に避けるようになる。
互いに気持ちを伝えあったわけではないけれど、どこか似てる二人
でも、攻め様の方が我慢できなくなっていて、再び距離を詰めようと
でも受け様はかなり頑なにガードしてるんです。
自分に自信がないからで、でもそんな時に知り合った友人に
影響され、かなり前向きになるんです。
気持ちは伝えないけれど、攻め様の為に自分が出来る事をする。
それが自分の自信にもつながって行くようなストーリーでした。
心から分かり合える人と共にいる事で成長していくそんなお話です。



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