王朝唐紅ロマンセ 王朝ロマンセ外伝

王朝唐紅ロマンセ 王朝ロマンセ外伝
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
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  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
23
評価数
5件
平均
4.6 / 5
神率
80%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥629(税抜)  
ISBN
9784199003080

あらすじ

宮中一の美貌を誇る在原業平(ありわらのなりひら)と、「納曾利(なそり)」の二人舞を連れ舞うこと。帝の命とはいえ、内心憂鬱な藤原(ふじわら)一門の御曹司・国経(くにつね)。権力をものともしない業平に、会うたび翻弄されてばかりなのだ。けれど、真剣に稽古に打ち込む姿に、国経は違和感を募らせる。この人の派手で軽佻浮薄な言動は、父達を欺く仮面なのか? この人の本音と素顔が知りたい…。国経は次第に心を奪われていき!?

表題作王朝唐紅ロマンセ 王朝ロマンセ外伝

在原業平
藤原国経

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レビュー投稿数3

業平24歳と国経18歳の外伝は萌えまくれます

諸兄と千寿が主役の本編の方も面白くないことはないのですが、こちらの業平×国経が主役のこの外伝は文句なく最高に面白いです。
平安貴族の醍醐味である恋のかけひきと、せつなさが満載で全編に渡って萌えまくれます。
宮中一の美男子で武官でもある在原業平24歳(攻)と、それに並ぶ美貌と称される藤原北家嫡男藤原国経18歳(受)の一筋縄ではいかない恋の物語です。双方の気位の高さにも痺れます。
この作品に出てくる事件の詳細を知るには本編を読むのもいいですが、この本だけで一つの作品として読めます。
本編は図書館にあるとこもあります。

国経は本編前半では宮中一力のある藤原北家の嫡男として皆からかしずかれ生意気な御曹司でしたが、
この物語では、本編中盤からの心を入れ替え彼本来の生真面目で優等生な性格に戻ったあたりからの国経と業平の二人の様子が本編より少し後の日々まで描かれています。
そして業平の方は本編では天才的に切れる有能な男でしたが、友情に厚く、本気でずっと千寿を好きでいることや、かなり自分勝手でもろい部分も明かされます。
そんな業平に自分でも気づかぬうちに惹かれている賢い国経が、血筋続きは業平の方が上でも、宮中での力は自分の家の方が上なのにいいように振り回される姿が本当に健気でせつなくていいです。

なにしろ初めての時でも国経は業平のために自分の将来を捨てる行動をとっているのに、業平は国経のことを憎からずは思っていても、国経を抱いた理由は藤原北家に対する怒りの意趣返しですし、その後も悪気なく国経を傷つけることも言ったりします。
他での作者さまの言葉で「そんな業平に、藤原国経という白菊のごとき18歳の公達が、命もなげうつ真摯な恋をします。」とありましたが、業平と彼の性格を誰よりも理解し始める国経のやりとりが本当にいいです。
それでも最後にはなんとなくいつかは国経が業平の一番の人になるのかなあと思わせられる感じで、この二人が主役のお話の続きを外伝でもっと読みたかったです。

と思ったら、主人公はまた本編と同じように諸兄と千寿に戻りますが、業平と国経もちょくちょく出てくる「王朝月下繚乱ロマンセ 王朝ロマンセ外伝(2) 」、業平が主役のChara Collection EXTRA2005「光正くんの日記2」、業平×国経が主役の王朝華燭ロマンセ(読書全員サービス)「月下美男」、業平×国経が主役のChara Collection EXTRA2007「東下り」という続編が出ていたようで。

「光正くんの日記2」は業平×国経のページは少ないですが、外伝(2)での小椋の騒動後どのように業平が国経に謝ったかがわかります。業平の国経に対する本当の気持ちの告白です。

「月下美男」では、業平邸での侍女達の嫉妬、壮絶に美しい国経、月下の舞、しっとりとした二人の恋をこれまで以上に流麗な文章で堪能できます。以前は(千寿が手に入らないから)「お前は次善の策だ」と言っていた業平が国経に完全にまいっています。最後の長岡親王邸に赴く二人の高校生のような爽やかないちゃつきにも魅せられますし、これまでの事を思うとぐっときます。

「東下り」に至ってはもう外伝の外伝ともいうべきここへ来てこんなにも話が動いてしまうのかという。涙涙のせつなくも美しいお話です。本編から3年後で業平27歳、国経21歳です。物語冒頭はラブラブで幸せな二人ですが、国経が業平に味方する状況に藤原北家の国経の父である中納言が国経もろとも二人を亡き者にしようとします。
そのため業平は二人で都落ちすることを決めます。
ストーリーもですが二人の会話が相変わらず機知にとんでいる上に泣かせます。最初は痴話げんかのようだったのにはらはらと涙をおとす国経や、「俺がそなたに惚れたばかりに苦労をさせる。すまぬな」と謝る業平。閨で京の月に「この愛し恋に加護を賜え。吾が道行の最愛の道連れに、幸たまわれ」と祈る業平。

出立の別れ際、諸兄達に対して業平は最後までかっこいいです。巻末の締めの文章もすごく感慨深くて暫く放心してしまいました。もう一度この「王朝唐紅ロマンセ」を最初から読み返しました。

でもこの「東下り」は、冒頭で史実で業平の出世が止まった期間の内情だとして書かれています。ということは史実にざっくり添う形なら、二人は後に京に戻れ(国経は先に戻る?)清和天皇時代はがんがん出世出来るはずです。後に天下を取る国経の弟妹は国経のことを好いてるようでしたし。
きっと二人は幸せになってくれてると思います。
今からでも書き下ろしを追加して王朝月下繚乱ロマンセ 外伝2以降をまとめた文庫本を唐紅ロマンセの続編として販売して頂けたら嬉しいのにと思います。

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王朝唐紅ロマンセ 王朝ロマンセ外伝レビュー。

歴史物BL好きさんにオススメ。平安モノです。歴史物だと、実際にある設定をBL風にアレンジ!ってパターンが多いのですが、この作品は時代構成などが意外としっかりしていて、歴史好きさんでも違和感無く読めると思います。
御稚児趣味(爆/ショタ)の本編じゃ萌えなかったという人も、コチラは大人っぽい雰囲気なので楽しめるかなと思います。本編の諸兄と千寿丸のお話は可愛く作品ですが、コチラは美形の殿方のやり取りが…!本編では気になりまくった歴史的な口語も、この2人なら品が良く時にふざけつつな感じで読み易い。品の良い話し方で胸キュンキュンします。
歴史物好きのツボを押さえた作品だと思います。

国経が業平との関わりの中で成長していくトコがお気に入りです。
帝の血を引きながら臣籍に降りて飼い殺しにされている業平。藤原北家の嫡男でありながら業平に惹かれてしまう国経の葛藤。藤原家の権謀術数に対抗する業平を見て、自分の置かれている立場を強く受け止める国経。
こういう心理戦がたーまーらーん。時代物の良いトコはこういう葛藤だよね!

凄く楽しめました。大人の駆け引きって素敵。

1

萌え果てました

この本は私がBLにはまった最初の本なんで思い入れが強いです。


もともと、シリーズものだと知らずに買ったんですがキャラの可愛さ故にさらっと読めました。
本心をださないけど、実は一途に友人の妻(男なんですけど)に恋してる色男の業平(攻)とプライドが高くツンデレな国経(受)の恋愛は見ててもどかしかったです。
途中で業平は国経が自分のことを好きだと気づくんですが「次善の策」と業平に言うんですよねぇ。
国経は国経であからさまに業平のことが好きなのにニブチンの上にツンデレなので自分の気持ちが上手く伝えれないんですよ。
もどかしくて当然です笑
最後まで業平は国経のことを好きといわず終わるんですが、それもまたいい感じなんですよ。
いつも思うんですが作者の秋月さんは細かい時代描写をされる作家さんですよね。
ただ濡れ場には好き嫌いはっきりするんで…
でも、そんなこと気にならないと言う方はドウゾ!
平安時代好きーという人はより楽しんで読めると思います((゚∀゚))゙

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