• 紙書籍【PR】

表題作NGだらけの恋なんて

矢部 漫画家
木津 俳優

その他の収録作品

  • 矢部先生の一番長い日

あらすじ

人気コミックス原作の連ドラ主演に大抜擢された、売れない俳優の木津。しかしその原作者は、高校時代の同級生・矢部だった! 超売れっ子漫画家で、おまけにかなり歪んだ性格の矢部が、抜擢の代わりにと持ちかけた条件は「黙って俺に服従すること」!? 困惑する木津は即座に押し倒され、身体中弄り回されて初めての快感に喘ぐハメに! その後も恥ずかしいセクハラをされる木津だったが、いつしか、矢部の腕に抱かれると安堵する自分に気がついて……?

作品情報

作品名
NGだらけの恋なんて
著者
英田サキ 
イラスト
かすみ涼和 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829622452
3

(17)

(2)

萌々

(2)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
48
評価数
17
平均
3 / 5
神率
11.8%

レビュー投稿数7

王道

売れない俳優と、売れっ子漫画家のラブストーリーです。
売れない俳優である木津は、連ドラの主役を勝ち取るために、原作者の矢部に体を提供することになります。
矢部はかつての知り合い。矢部は過去、ずっと片思い木津に片思いしてたという過去がある。
面白かったです。
よくある王道ストーリーですが、英田さんの心理描写の上手さにのせられて、最後まで楽しく読むことができました。

1

英田さんのお初

英田さんの初単行本
マンガ家さんでも小説家さんでも、だれでも必ず一度は通る「芸能界物」
なので、粗筋読んだだけじゃ、以前に読んだ事があるかどうかわからなくって。

やっぱり、一度読んでいた

ありがちなお話だが、文章のテンポがよくって、サクサクッと読めちゃう。
他愛のない話だけれど、その後の英田さんの片鱗が、無い訳じゃない。

1

英田さん初単行本

初単行本にしてこの安定感は流石というべきか。
ノリの良い文章でサクサク読めますし、キャラクターも皆魅力的。

木津〔受〕は俳優ですが、ドラマや映画の端役しか仕事がなくこのままでは契約更新も危ういというところにいます。
そんな彼の元へと、なんと9時台の連ドラマ主役という大役の話が舞い込んでくる。
俳優としてここで何とか大きなチャンスを掴みたい木津にとってはどうしてもこの役は欲しい。
そんな想いでこのドラマの原作者である人気漫画家・矢部〔攻〕の元へと訪れる木津ですが、何と矢部はかつての同級生で、木津に主役を演らせる代わりに自分に服従しろとセックスを要求してきます。
役欲しさに条件を飲む木津。
そんな形でスタートした2人の関係と、ドラマ撮影を絡めてストーリーは進んでいきます。
木津の先輩の沢木は、こいつは悪い奴かー?とも思ったんですが普通にいい先輩だったし、共演したアイドルも根はいい子だったしで悪人が出てこないので気分良く物語を楽しみました。
ストーリーはありがちだけど、やはり上手い人が書くと面白いなーと再確認。

1

ライトな英田さんデビュー作

あとがきを読んで初めてこの作品が英田さんのデビュー作だって知りました。
ライトなノリの漫画家×俳優。
俺様×健気で、お互いの仕事への思いなんかに惹かれ合う感じです。
主役にしてやりる代わりに押し倒すなんてなんてセクハラ。なんてBLマジック。
全体的にエロ度高めで、BLマジックも多発していますが、なんかこれがボーイズ☆ラブらしさだよなあという気もする。
構えずに気楽に読める作品だと思います。

1

無理から始まるラブラブ

 売れない俳優の木津は、連ドラの主役に大抜擢される。
 ただし、条件が一つだけあって、それは原作者の作家にオッケーをもらうこと。

 俳優としてもがけっぷちに立たされている木津は、その条件をクリアすべく、その作家先生の家に向かったけれど。

 現れたのは、すっかりかっこよくなってしまった高校時代の同級生・矢部だった。
 最初、彼が同級生だと気づかなかった木津に、矢部は機嫌を損ねてしまい、慌てて木津が口にした言葉が「何でもする!」というものだった。
 木津が口にしたその言葉は、“役作りのためなら”何でもする、だったのだが、「何でもするんだな」と確認してきた矢部が口にした条件は「黙って俺に服従すること」だった。
 困惑する木津を、矢部はいきなり押し倒すと、体中を弄くり回されてしまう。
 慌てて木津は拒否しようとするけれど、「主役の話がなくなってもいいのか?」と言われると抵抗もできない。

 結局、最後までされちゃった木津は、連ドラの撮影期間中は「矢部と同居すること」という条件を飲まされて――

 という話でした。
 こんな幕開けだったので、どれだけのイチャイチャがくり広げられるのかと思いきや、意外とそんなでもなかったです。
 もちろん、「他の人に色目を使うな」とか「くわえろ」とか言われたりはしてるんですけど、シチュエーションよりは無体なことは少なく。
 何のかんので、連ドラの撮影に入っちゃってなかなか会えない木津に対しても、無理を言うこともないし。
 原作者権限を振りかざして、毎日、現場に押しかけてきて無茶をすることもなく。
 ちゃんと木津の仕事を優先してくれていて。

 なんというか、よっぽど他のBL小説の両想いカップルの方がむちゃくちゃなぐらいの優しさ。

 無理から始まる関係だけど、結局甘い小説でした。
 そういうのが好みの方にオススメしますが、設定を読んでハードなものを希望する人が読むと、かなり拍子抜けすると思います。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP