• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作黄金の王子さま

緒方和樹 貿易会社勤務(28歳)
アウル・不吉な容姿と忌み嫌われる第5王子(18歳)

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

可愛いね。欲しいだけ、してあげる… 貿易会社勤務のフェロモン過剰なオトコマエ・緒方が派遣された先は、北欧の金産出国。 そこで緒方は黒髪にすみれ色の瞳の神秘的な少年・アウルと出会う。緒方との接触に戸惑うアウル──人里離れた屋敷で身を隠し暮らす彼は、国王の嫡子ながら、不吉な容姿を持つ者として忌み嫌われているのだ。高貴な輝きのなかに頼りない表情をみせるすみれ色の瞳に男心をくすぐられ、逢瀬を重ねては淫らな悦びを教え込む緒方。過去の恋では抱かなかった甘い気持ちを自覚し始めた頃、帰国の日が迫り…?

作品情報

作品名
黄金の王子さま
著者
真崎ひかる 
イラスト
石丸博子 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434035661
1.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
1
得点
1
評価数
3
平均
1.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

攻がどうしようもなかった・・・

北欧の架空の国に伝わる『黄金の王子』の伝説のため、不吉とされる黒髪・すみれ色の瞳で生まれたため忌み嫌われて、軟禁に近い状態で隔離されて暮らす王子・アウル(受)。
接触するのは世話係のグレンと、ホワイトタイガーのフレイのみ。

う~ん、いわば『いつか王子さまが助けに・・・』系統?いえ、アウルは王子さまなんですけどね。

緒方(攻)は、、普段から恵まれた容姿を自覚しフェロモン垂れ流しで『来るもの拒まず』の適当な付き合いを繰り返し、結局勤務先の会長の孫娘に手を出してトラブルを起こし、取引が困難な外国へ派遣されます。
ま、報復で飛ばされたわけですね。

何の娯楽もない派遣先の国で出会ったアウルに、軽い気持ちで退屈しのぎの遊び半分で関係を持つんです。さすがにいきなり最後まではしないんですが(それにしてもベッドへ行くの早過ぎだよ・・・)、そのあと緒方が『何も知らない子どもにいたずらしてるような』って、『ような』じゃねえだろ!と呆れました。で、結局その夜にはやっちゃうんだけど。

それがいつの間にか(ホントにいつの間に?)本気になっちゃって・・・あ~、アホらしい。

BLにはよくある設定には違いないですが、それでもせめて緒方がもっと誠実なキャラクターなら、同じありがちだとしてももう少ししっとりした切ないストーリーになった、かもしれません。
とにかく、この緒方ですべて台無しだと感じました。

遊び人が本当の愛を知って翻意するのがお約束だとしても(・・・自分で書いてて虚しくなって来たんですが)、もうちょっと心情描写をきちんとしてくれないと、薄っぺら過ぎて読むのがツライです。

あとがきで担当さんと作家さんの合言葉は『エロエロで!』だったと書かれていましたが、イヤまさにその通り。

なにかと浅い分、すべてをHでごまかして流そうとしてんのか!?と思っちゃうくらいのHの連続で、もう読んでてうんざりしました。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP