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表題作愛できつく縛りたい(上)

桐島一成 桐嶋家次期当主
五十嵐潮 一成の世話係

同時収録作品恋より激しく

藤本数馬 義兄・大学生(20歳)
藤本夏鹿 義弟・高校生

同時収録作品つないだ手の先

藤本数馬 夏鹿の義兄
藤本夏鹿 一成の異母兄

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

大好きな兄・数馬と幸せな日々を送っていた高校生の藤本夏鹿。だが突然自分が大企業グループ・桐島家当主の隠し子であることを知らされ、数馬と引き離されてしまう。そのうえ、事故死した実姉の身代わりとして偽装結婚をすることを迫られるが、孤立無援に思えた彼に協力を申し出たのは、桐島家の“バカ殿様"嫡男・一成と、その世話役である五十嵐潮で・・・!!

作品情報

作品名
愛できつく縛りたい(上)
著者
きたざわ尋子 
イラスト
高永ひなこ 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044462086
3.2

(4)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
13
評価数
4
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

『兄』としてだけでも最高です!

これは(言ってはなんですが)正直大した内容じゃないとは思うのに、なぜか好きなんですよ。

数馬がとにかくイイんですよね。ちょっと『ホントに大学生?若さがないよ・・・』とは思うのですが、それも魅力のひとつかな。実際にはそれほど違わないはずなのに、『年の差もの』みたいでした。もう夏鹿が可愛くて仕方ない、って感じでよかったんです。
それに『兄弟』としてお互い強く結び付いて生きてきた2人が、その上に『恋愛』を積み重ねて行く感じが、とても素敵だと思いましたね。しかし、数馬は『兄』としてだけでもいい男ですよ!

この数馬×夏鹿CPと、脇の一成×潮CPのそれぞれのストーリーなんですが、私は一成×潮CPはあんまり興味なかったんですよ。一成の『幼稚さ』がどうにもダメでした。

設定は、ちょっと苦しかったです。最近ではちょっとないんじゃないかというくらい無茶ですよ。ベタというのも・・・もうベタを通り越してると思います。
あまりにも浮世離れし過ぎだし(リアリティのなさそのものがダメなんじゃないんです。荒唐無稽な設定でも、ちゃんと『読ませる』作品はありますし)、逆にこういう『お家騒動』を書きたかったのなら、いっそ舞台を現代にしないほうがよかったのでは、と思ってしまいました。
そこのところに目を瞑れば、まあそれなりに楽しめましたが。

きたざわさんは、本編の脇キャラクターをメインに据えてスピンオフを書かれることが多いんですが、なぜか本編CPよりスピンオフCPのストーリーの方が長くなるパターンがほとんどなんですよね。ご本人はスピンオフCPの方がお気に入りってことでしょうか。
でも、私は本編CPが好きなことが多いので、ちょっと哀しいです。この作品も、数馬×夏鹿CPは最初の1編だけで、あとは(下巻も含めて)一成×潮CPがメインです。

私の場合、最初にも言いましたが、数馬と夏鹿が好きなんですよね。脇CPは、というより一成がね~。こういうキャラクターはどうも好きになれないです。潮は、何をするにもまず『立場』が先に立つので、本当はどういうキャラクターなのかがわかりにくかったんです。

あとは、高永さんのイラストが、とても綺麗で可愛くてよかったです。

2

優等生で美形、憧れの兄は実は

とにかく兄がストイックでかっこいいです
13歳から何年間も、自分を殺して弟のためだけに鍛錬
弟・夏鹿もサラッと家督を譲るいい子なだけに
このWホモップル作品のもう一組、小悪党カプの攻めのエゴイスティックな子供っぽさが目立ちます
結局、父からも本当に愛されてないわけじゃなかったし
でも話の分量から考えて、作者は多分こっちの方に思い入れがありますね
下巻には兄弟2人のお話はないです
もっと読みたかったな……

ところでモブの台詞「いかにも男に脚開いてそうな感じするよね」って
こんな会話女子大生がする?
君らは腐女子ですか?

0

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