君のために泣こう

kimi no tame ni nakou

君のために泣こう
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×24
  • 萌13
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
66
評価数
20件
平均
3.4 / 5
神率
10%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHYノベルス(シャイノベルス・大洋図書)
発売日
価格
¥860(税抜)  
ISBN
9784813010258

あらすじ

父親が亡くなり一人ぼっちになってしまった静一の元に離れて暮らしていた弟の亮介が帰ってきた。すっかり大人の男に成長している亮介はまるで知らない人間のよう。ある日、酔った静一は男とホテルに入るところを亮介に見咎められ、越えてはいけない一線を越えてしまう

表題作君のために泣こう

大学3年生 弟 澤井亮介
26歳の会社員 兄 澤井静一 

その他の収録作品

  • 願い

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レビュー投稿数7

はなしあおうよ!

BLあるあるなご都合主義展開にニヤニヤが止まりませんでした。
シリアスなシーンでもニヤニヤしちゃう。
二人がそういう関係になるまではご都合主義だな〜と時折思いつつも文章がうまくて楽しめました。
ちょいちょいはさむエピソードとか設定とかもいいですし。
ただ起承転結の転部分、恋人のふりを頼むあたりから、ん?なんか違う……そんでストーカーするのも、んんんん???なんか違うぞ……!
もっと!はなしあおうよ!!!
コミュニケーション不足からのすれ違いを転部分に持ってくるのもBLあるあるだとは思いますがこれは本当に微妙でした。
起承までは楽しかったので萌評価です。

0

中盤以降が

父親が亡くなり一人になった静一の元に、ずっと離れて暮らしていた弟の亮介が帰ってきた。
記憶の中ではまだ幼い少年だった弟は、すっかり大人の男に成長していた。
しかし一緒に過ごすうちに、穏やかな距離感と優しさに惹かれる自分を止められなくなる静一だったが……

英田さんのデビュー二冊目の本。
一冊目とのテンションの違いにびっくりしましたが、私はこういうしっとりした話の方が好きです。

義兄弟モノで弟×兄。
最初から兄一直線の弟と違って弟の将来を考えるあまりぐるぐるするお兄ちゃん。
知人に恋人の振りをしてもらって別れて……あたりまでは大変切なくてよかったのですが、その後の行動にはちょっとびっくりしました。
やっぱり弟のことを忘れられなくて、思いあまってストーキング。
気持ちはわからなくはないけど……
あなたから別れたのに!!って思わなくもない。
振り回された弟くんがちょっと不憫かも。

1

どっちも優しすぎて切ない。

こんなに一直線に恋愛ONLYなお話、英田さんの作品では珍しいのでは?

英田さんのお話はヤクザやらFBIやらに恋愛が絡んでくる、「恋はスリル・ショック・サスペンス」な感じが醍醐味なんだと思っていました。
卓越した筆力はもちろんですが、先の読めない展開が更に上手さを引き立てているんだと思っていたんです。

こんな風に、しっかりしっとり恋愛オンリーのお話を読むと、改めて、「本当に本当に筆力のある方なんだなぁ」と再認識します。
ハードボイルドもの特有の意外性やスピード感をまるっきり排除して、人間関係と感情だけを主軸にして。
誤魔化しのきかない素材の味で勝負をするような、そんな実力主義を感じます。

ちょっと執着系の攻めを、「怖い」と感じる一歩手前で「可愛い」「健気」と思わせる。
グルグル系の受けを、「ウザい」と感じるギリギリ一歩手前で「切ない」と思わせる。
英田さんが凄いのは、どっちも「一歩手前」ってところです。
うんと手前だと「可愛い」とも「切ない」とも思わないし、「0歩目」だと「怖い」で「ウザい」んです。

内容については展開の見える設定ではあるんだけど、そん続きなことは関係ない。
このお話は、展開を楽しむというよりも、そこに行き着くまでの心の動きを辿るような作品でした。
そして、攻めがずっと一人で抱えてきた思いを知ったとき、私も受けと一緒に胸を痛めるのです。

すごく久しぶりにこの作品を読み直したんですが、やっぱりちっとも色あせず、初読のときと同じように切なくなりました。

3

兄弟もの読破中・・・。

CDも発売される&
すっかり嵌ってしまった兄弟もの読破中・・・ということで読みました。

血の繋がらない兄弟 
弟 亮介 × 兄 静一

父が亡くなり一人家で暮らしていた 
静一のもとに
離れ離れに暮らしていた亮介が突然訪ねて来て
静一と一緒に暮らすことになったところ始まります。

数年離れて暮らしていた 亮介にどう接していいか戸惑いながらも
一緒に過ごすうちに 
静一は亮介を弟としてではなく一人の男として好きなことを自覚していきます。

一つの出来事をきっかけに、亮介の心の傷・・・
自分のせいで母親が死んだことを酔った父親に責められたことから
静一に会いたくても 家に戻りたくてもずっと我慢していたこと
だから父親が亡くなって静一に会いに家に戻ってきたこと
そして 静一が好きなのだと告白され
とうとう 二人は一線を越え禁忌に溺れていきます。

しかし
お互いに思いあっていても 
それは離れ離れに暮らしていた数年&両親とも亡くなってしまってからの寂しさ
孤独のうえの錯覚の愛情ではないかと
静一は 悩み恋人としての別れを決意し新しい恋人が続きできたと亮介をだまします。
亮介は裏切られたと思いこみ 静一を乱暴に抱いた後
家を出ていき 音信不通になってしまいます。 
この辺りの二人の葛藤と思いがとても切なく
兄弟ならではの背徳感がムンムンでした。

そして ラストへ・・・・・
話しの中で ちょくちょく出てきていたインコ!!
インコが鍵だったんですね~
幼い亮介が大好きな静一を守ろうとした思いと真相に胸キューンしました(T_T)



 

1

兄弟って切ないね

 英田さんの作品は恋愛以外の太い筋(男の生きる道的な)と恋愛の二本柱で話しを展開していくものが多いですが、これは恋愛一本です。
 
 仲良しの兄弟が家庭の事情で別れて暮らしていて、両親が他界したことをきっかけに同居を始めます。久しぶりに会った弟は雰囲気が変わっていて、兄としてどこまで踏み込んでいいのか距離感に戸惑いながらもだんだん打ち解けていきます。

 主人公の静一にはかつて、親友に恋い焦がれた時期がありました。
その親友は今や妻子持ち。好きな気持ちを我慢し続け、親友として傍にいることを選びました。
静一の思った通り、彼への恋心は落ち着きました。伝えなくていいこともたくさんある。
彼の娘と静一のやり取りが穏やかで不思議な情に満ちていて幸せな雰囲気。
好きだった人の子供を可愛がるのはどんな気持ちがするんだろう。その子自体かわいいし、娘を可愛がる親友も父親として魅力的。
幸せな家庭を築く様子を傍で見れるから、伝えなくてよかったと思うのかな。
永遠に片思い、大好きです。

・・・これは本編で重要な位置を占めていません。メインは兄弟です、弟攻め。
この話しはさほど続き生臭くはありませんが、生い立ちや幼少の経験が上手く活かされています。

 同居して、最初こそぎこちなかった2人も自然に寄り添うようになり、些細なきっかけで静一は恋心に気付いて苦しくなり、両想いになり…そこまではすんなり行くのですが、弟が静一にどっぷりなので、恋人ではあるけれど兄として弟の将来が心配になります。
好きだけど自分と一緒だと世界を狭めるだとか、社会通念に反するだとか…。
幼少の優しい思い出を唯一の家族である自分に求めてるんじゃないか、と悩むあたりが、兄弟故ですね。
 長子ならではの気負いや世間ずれしてなさが伝わってきます。
静一のストイックさというのでしょうか、恋心を我慢すれば長く一緒にいられると思ってる性格がたまらんです。

2

いい話やー

血の繋がってない兄弟の恋の話です。
小さいときに生き別れてたんだけど、あるきっかけでまた一緒に暮らすことになります。
幼馴染みモノに共通する、ストイックに痩せ我慢をする二人の心理描写が、私の好みでツボにきました。
好きな人と一つ屋根の下で二人きりで暮らしてて、チンコ勃ってこないほうが不思議だよ。限界を迎えるまでの道のりが切なくて心地よいです。

2

久しぶりに再会した兄弟が…

兄弟モノ・弟攻めの、切なめBLです。
個人的に、兄弟モノなら弟攻め!なタイプなので、大変楽しく読めました~。
英田サキさんのかかれるお話というと、ハードボイルド系なイメージがあるのですが(ヤクザものとか……)、こういう、しっとりしたお話もいいですね。
実際、血が繋がってなくても、「兄弟として過ごした時期がある」というのは、やはり美味しい設定だよなあと思います。
リアルでは、血の繋がらない、途中で疎遠になった兄弟、というのは色々複雑なのかもしれませんが、BL設定で言えば好みです!
静一が、亮介をいったん突き放した後、亮介にまつわる過去の事を知って、もう一度やり直そうとする展開がよかったです。
まさに、雨降って地固まる、という感じで、ほっとしました。


ところでこの表紙の装丁。
文字配列が、ぱっとみ、「にう のめこ 君た泣」に見えなくも無い。
タイトルはもうちょっと詰めて表示してよかったんじゃなかいかなあ。

3

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