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表題作STAY(4)

天間章/ボーカリスト
和泉淳平/ギタリスト

あらすじ

和泉がロンドンにたってから一年の歳月が流れていた。
帰国の報を聞いて手ばなしで喜ぶ天間。
しかし、彼等の前に待っていた現実は「ライバル同士」というマスコミの騒ぎかただった。
もとには戻れないとわかっていたはずなのに…。
和泉といることがつらくなった天間は家をとび出し、麻中の家へと向かっていた。

作品情報

作品名
STAY(4)
著者
結城惺 
イラスト
橘皆無 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044134075
3

(1)

(0)

萌々

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(1)

中立

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趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

本編の一段落

STAYの4巻で、本編の最終巻。
ロンドンに行っていた和泉が帰ってくるという展開ですが、あれ、もう帰ってきたのと何だか早い気も。
1年離れていたはずだけど別れたのが3巻の途中だからか、あっという間だった気がしました。

和泉が帰ってくるとそわそわしている天が可愛い。
ホントにね、生まれてからずっと一緒にいて家族よりも長い間一緒にいて一緒に住んでるのにそれでも今でも一秒も離れたくないというこの2人は、今まで長い長いノロケ話を読んだ気にもなるのですが、でもこの溶け合いそうな関係がとても好きです。
読んでる間に何度混ざって解けてしまうんじゃないか、融合したほうが幸せなんじゃないかと思うほど互いに依存の頂点を極めたような関係だったんですが、ここまできてやっと「自分たちは別の人間だ」と2人の関係を見つめなおします。

天はなんだか最初よりはずっと大人になった感じ。大人になったというか、この年齢だと当たり前に身につけてある社交性をやっと身に着けたという感じですね。
今までは人付き合いの極端に下手な天の代わりに全部和泉がやってくれてたので、天の成長に気付いた和泉の「天が大人になっちゃった」という台詞がとても可愛いと思いました。

何だかんだで1巻からずっとラブラブな2人なので、甘くて幸せ感が多くやはりノロケを読んでるな~という感じの可愛い作品でした。

でもベッドシーンがあまりないからか、激しい愛という感じがあまりない。
両思いだけど、「大好き」という可愛い感じですね。
互いの世話をして寄り添う関係だけど、欲情するような愛なのか、というとそれはちょっとわかりにくいです。
作品全体がライトなので、ベッドシーンなど行為に積極的なシーンがあればもっとよかったと思います。

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