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私にとって、BL小説にはまるきっかけとなった作品です。
当時は主人公たちと年齢が近く、同じようにドキドキしたり、
切なくなったり。
このシリーズとともに、一緒に悩んだり成長したりしてきた気がします。
本当に思い出深い作品で、何度も読み返し、映画も見ました(笑)。
近々、ルビー文庫から復刻版が出るそうですね。
私の青春時代のバイブルが、また新たに書店に並ぶと知って嬉しい限り!
レビューは、一言。
これがBL不朽の名作です!
山奥の全寮制男子校を舞台に、2年生に進級して人間接触嫌悪症な託生くんが学院一の有名人ギイくんと寮の部屋が一緒になったことから…と、長寿シリーズの最初の巻にして最も重要な1冊。
託生くんのターニングポイントとなった2年生編・4月から6月まで。
そういえばこれってトラウマ克服ものの元祖かも知れないなぁ…
実は私はこの1冊目をリアルタイムで小説Juneの連載で読んでいた世代。
現在のBLは腐女子の好みの多様化に合わせてキャラクターは大人メインになってシチュエーションも細かくなり、エロもガッツリ濃厚な作品が多くなった中、それらと比べるとこのシリーズはエロ要素も薄いしレトロ感も強いと感じる人もいるかも知れない。
そんな中でも私がこのシリーズを好きなのは、さりげない一行、一言が少しずつ心に引っ掛かることがあるから。
このシリーズもついに最終巻が発売されると知って今ざっと再読している最中だけど、改めて気が付く所もあるし捕らえ方が変わった所もあるしリアルタイムで読んでいた頃を思い出したりといろいろあるわ…
何十年読んでいます。読みすぎて何冊も買い直しています。
今更粗筋を書くなどないほど有名だとは思いますが
この話は、大きなターニングポイントの話であり
タクミとギイの接触でもあります。
優しい友達片倉君。
ギイと赤池。吉沢と高林。それぞれを思いやる関係性がしっかりみえます
タクミくんシリーズ大好きですが
時折タクミが嫌になりますw
読み込むうちに、ギイタクではない、人間関係を
読めるようになります。
高林にとっても、かなりの衝撃回です。
キャラが沢山いますが
それぞれしっかりしてるため
読んでいてわからなくなることはありません
ギイの愛情の深さには毎回驚かされます。
タクミくんシリーズ、第1巻です。
ずいぶん昔に読んで、その時はそこまではまらなかったので実はドナドナしてしまっていたのですが、最近になってタクミくんシリーズの漫画を手にする機会があり、そこから再び小説の方も読みたい!!!と慌てて買いなおしました。
あの時はどうしてこの魅力に気が付かなかったのかな・・・と思うぐらい、読み始めたら一気に引き込まれてしまいました。
まだまだBLという言葉がなくて、耽美系とか言われていた頃の作品ですが、まさに耽美系という言葉にふさわしいというか、男子校や男子寮を舞台に美しい世界観が展開されています。
おおやさんの絵もとてもきれいで、ギイがとにかく格好いい!!!
バックグラウンドといい、見た目といい、性格といい、まさに理想の男性です。
あの頃はギイの良さも、ましてやタクミくんの良さもさっぱり分からず・・・だったのですが・・・。
この小説からBL小説を読み始めた、という人も多いのではないでしょうか?
すごく長いシリーズ小説で、数十年に渡るラブストーリーです。
以外、作品の紹介というより本当感想のみ。
stationで第一幕が降りたとき、その終わり方にざわざわしましたが、第二幕の大人編を私はだいぶ好きです。タクミが大いに大人になり美しくなってますよね。人って愛され続けるとこんなに強く優しく変わるんだと思った小説でした。