小説

  • タクミくんシリーズ そして春風にささやいて

タクミくんシリーズ そして春風にささやいて

soshiet harukaze ni sasayaite

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作タクミくんシリーズ そして春風にささやいて

ギイ
タクミ

その他の収録作品

  • それらすべて愛しき日々
  • 若きギイくんの悩み
  • June Pride─6月の自尊心─
  • ごあいさつ&BROWN

あらすじ

私立祠堂学院。ここは、人里離れた山奥の全寮制男子高校。過去に心を閉ざし、“人間接触嫌悪症”になってしまった葉山託生の新しいルームメイトは、全校生徒のアイドル、ギイこと崎義一だった。否定され、無視され、諦めることで自分を守ってきた託生。けれど、ギイが愛することを教えてくれた。その人の過去も現在も、そして心も身体も、全てを愛することを…。小説「JUNE」掲載作品他、噂のシリーズから、託生がギイと出会い、過去から解き放たれていくまでの、5編を収録。

作品情報

作品名
タクミくんシリーズ そして春風にささやいて
著者
ごとうしのぶ 
イラスト
おおやかずみ 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
タクミくんシリーズ そして春風にささやいて
発売日
ISBN
9784044336011
3.8

(27)

(11)

萌々

(6)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
102
評価数
27
平均
3.8 / 5
神率
40.7%

レビュー投稿数13

金字塔

この小説からBL小説を読み始めた、という人も多いのではないでしょうか?
すごく長いシリーズ小説で、数十年に渡るラブストーリーです。
以外、作品の紹介というより本当感想のみ。

stationで第一幕が降りたとき、その終わり方にざわざわしましたが、第二幕の大人編を私はだいぶ好きです。タクミが大いに大人になり美しくなってますよね。人って愛され続けるとこんなに強く優しく変わるんだと思った小説でした。

1

一昔前の王道BLはここから始まった

シリーズ通しての星1つ評価です。
初めて読んだBL小説。
高校2年生のストーリーは非常に楽しく読ませてもらっていました。
高校3年生のストーリーの一部くらいから迷走感があり
「ここまで読んだからにはギイとタクミを見届けたい!」
と思い最後まで読みましたが
納得も満足もできずに不完全燃焼でした。

尋常じゃないほどのハイスペック攻
全寮制の男子校
周りを見回すとほとんど♂♂カプ
など、一昔前の王道BLはここから始まったとも言える作品なので
懐古的に読んでみるのもまた一興ではありますが
満足できるかどうかは自己責任ですね・・

0

不朽の名作

私にとって、BL小説にはまるきっかけとなった作品です。
当時は主人公たちと年齢が近く、同じようにドキドキしたり、
切なくなったり。
このシリーズとともに、一緒に悩んだり成長したりしてきた気がします。
本当に思い出深い作品で、何度も読み返し、映画も見ました(笑)。
近々、ルビー文庫から復刻版が出るそうですね。

私の青春時代のバイブルが、また新たに書店に並ぶと知って嬉しい限り!
レビューは、一言。
これがBL不朽の名作です!

7

時代を感じます

 随分、古い本に手を出し始めました。

 実は一時期、これの漫画化されたものを連載している雑誌を買っていたことがあったんですが、その時は途中から読み始めて、前の作品を読む機会がなかったので、面白そうな話だなあ……と思いながらも、全然、意味もわからず読んでいて、それはさすがにまずい気がしてきたので、ようやく小説を読み始めました。

 タクミはある過去から、人間嫌いで、実家にいるのも苦痛で仕方がなくて、全てを諦めてしまっている。
 ところがギイはそんなタクミのことがきになるらしく、二年生に上がり、寮で同室になったことをきっかけにタクミに自分の思いを伝えてくる……という話でした。

 話としては、一冊丸々、というわけではなく、それぞれのシーンに合わせた小編の小説が5つ。
 今でいうところのネット小説くらいのボリュームで、一気に読まなくていい、ちょうどいい量です。
 また、時代が時代なのか、直接、タクミとギイの話じゃなくて、素敵な脇役の章三くんが実家に帰ったときの話が載っていたり……(別にBL要素があるような内容な……くらいのレベルの話で)
 今だったら「これいるの!?」って起こられそうですが、その当時はそういうのも含めて、BL……というかJUNEだったんだろうなあ……。
 面白いです。

 肝心の話の内容は、とんでもなく長いシリーズもののはずなのに、この一冊で、ギイとタクミは付き合い始めて、タクミは自分の過去をあっさり許しちゃうって感じで、そんな簡単な話じゃないだろう……って呟きたくなるレベルなんですが、まあダメではないです。
 それもこれも「ギイがいてくれたから」って魔法の呪文があるから許されるんだろうな……と思ってみたり(タクミ自身も、読者に対しても)。

 随分昔の話なので、時代背景と、作者さんの腕の未熟さも感じられますが、そういうところまで楽しめたらいいと思います。

 さて、物語の過去の半分を消化してしまってから、ここからどうなるかが楽しみです。

1

美しい・・・

タクミくんシリーズ、第1巻です。
ずいぶん昔に読んで、その時はそこまではまらなかったので実はドナドナしてしまっていたのですが、最近になってタクミくんシリーズの漫画を手にする機会があり、そこから再び小説の方も読みたい!!!と慌てて買いなおしました。

あの時はどうしてこの魅力に気が付かなかったのかな・・・と思うぐらい、読み始めたら一気に引き込まれてしまいました。
まだまだBLという言葉がなくて、耽美系とか言われていた頃の作品ですが、まさに耽美系という言葉にふさわしいというか、男子校や男子寮を舞台に美しい世界観が展開されています。
おおやさんの絵もとてもきれいで、ギイがとにかく格好いい!!!
バックグラウンドといい、見た目といい、性格といい、まさに理想の男性です。
あの頃はギイの良さも、ましてやタクミくんの良さもさっぱり分からず・・・だったのですが・・・。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP