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表題作ハッピーサマーウェディング!?

超天才小学生・呉清一郎
ヤンキーでおバカな高校生・内田俊

その他の収録作品

  • 海で真珠の見る夢は。
  • 恋の麻酔弾
  • シンデレラ・トリップ

あらすじ

かつてはご近所一帯を仕切るヤンキー高校生だった俊は、天才小学生の清一郎から日々セクハラを受け続け、今ではすっかり彼の性奴隷と化している。そんな俊の元に、世界最貧国マナリスの王子イダニスが、ウェディングドレスのモデルの話を持ってきた。イダニスはマナリスをウェディング大国にして、お金儲けがしたいのだ。もちろん、裏で糸を引いているのは清一郎なのだが…?2004年9月5日発行 シリーズ既刊:「子供はなんでも知っている」「キケンなおもちゃ大戦争」「恋は大迷惑」

作品情報

作品名
ハッピーサマーウェディング!?
著者
水戸泉 
イラスト
高橋直純 
媒体
小説
出版社
茜新社
レーベル
オヴィスノベルズ
シリーズ
子供はなんでも知っている
発売日
ISBN
9784871827003
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
6
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

なんだかんだいってこのシリーズが好き

表題作(多分同人誌・MIXTURE2の再録)
清一郎×俊の他
フランス人デザイナー×ヤンキーで人前プレイ

『海で真珠の見る夢は。』
拗ねた清一郎による大人の玩具を使った電車痴漢プレイ

『恋の麻酔弾』
隣家の電波な腐女子(と清一郎)のせいで麻酔弾を食らった俊がされるがままに

『シンデレラ・トリップ』
先輩sのせいで軽いドラッグを誤飲してしまった俊が悪夢を見ます
王子・清一郎×シンデレラ・俊

本シリーズの電子コミックの表現規制については
togetterでまとめられているようなので興味があれば、
『BL作家水戸泉さん「電子出版では18歳未満の性表現ほぼ壊滅しました」』をご覧下さい
私も攻限定だけどショタ好き(勿論二次元限定!!)なので悲しいです
でも茜新社さん、電子がダメなら紙(EDGE COMIX)があるじゃない |(゚ω`)チラッ

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前二巻は神、後二巻は…

昔読んだBL再読プロジェクト。
このシリーズは4冊とも過去に読んでいて、今回もすべて読み返したのでまとめてレビューです。

うーん、前半の一巻と二巻は20年近くたって再読しても相変わらすの面白さ。「神」の称号に充分なレベルなのだが、後半三巻と四巻がいまいちすぎて…はっきりいって「読まなきゃ良かった」レベル。
一般人が書いてピクシブで発表した二次創作を読まされた気分。
(リアル作者氏がピクシブでこのシリーズの掌編を発表しておられますが)

一巻と二巻は主役二人も脇役達もみんなキャラが立っていて、なんというか、みずみずしい。
三巻以降は、まあまあ面白いと言えるのはせいぜい三巻第一話ぐらいであとは凝っているようで尻すぼみのがっかりストーリーが延々続く。
それだけならまだしも、キャラまでなんか違う…
上でも書いたように、天才傲慢小学生とかお馬鹿ヤンキーとかのワードだけみて原作者以外の人間が書いた二次創作感。
三巻第一話の清一郎の指輪プレゼントと俊がほだされかけて慌てるシーンは良かったけど、それくらい。
マナリスの旧日本兵とその思い人の名前が、俊の隣家とその姉娘と名前が同じなのはなんの意味があったの?
そしてスズキさんと食人族はどうなったの?
顛末を書くのは可哀想だから書かなかったけど察しろってこと?

清一郎がしびれ薬とか媚薬とかクスリを多用するのも違和感があるし、肉体的にもチートになりすぎ。
そりゃ一巻の頃から異常に腕力が強かったり平気でビールを呑んだりはあったけど、ただでさえ「小学生なのに超天才で巨根で絶倫」というトンデモ設定なんだからそれ以上に狩猟もできるし兵士としても優秀だし銃を携行してるしというキャラにされるとああそうですかとしか思えない。

誕生日の話も、今までの話が時期設定が前後しまくりなのはご愛敬としても、「小学6年生の12歳」と散々繰り返してきて「小6の清一郎は今日が誕生日」というのはさすがにいい加減すぎる。
そして誕生日を忘れられていてむくれる清一郎は可愛いっちゃ可愛いけど、やっぱりなんかキャラが違う…
俊も一巻では普通に友だちが多い設定だったのに二本木と三浦しか親しい人間がいないキャラになってるし、イダニスのキャラも惰性感。

地の文でのシニカルぶった言い回しもうるさいし、伏せ字ネタもしつこいだけ。
こういうのって年を重ねれば無くなる物だと思うが巻が進むごとに増えてるし。
「その地名も商業誌じゃギリギリだな」とかのメタ台詞まで出てくる。
あと清一郎は少女漫画を読む人間なの?
唐突に山岸涼子(伏せ字なし)の作品の内容を語り出してそれが話に何か影響があるわけでもないし、普通にあとがきで作者の読書体験と感想として語ればいいのでは。

つい後半二巻の不満が多くなったけど、一巻と二巻は確かに神レベルのBLであることは間違いないです。
エロは最後まで濃厚てんこ盛り。
イラストで天才の父・英一郎が見られなかったのはちょっと残念。

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