• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ヌーディスト。 4

瀬能司
衛藤光貴

その他の収録作品

  • B.S.T

あらすじ

SEXY!!・・・そしてドラマティック!!
内田一菜の大人気シリーズ最終巻!!
「オレまで感傷の世界に引きずり込むな!!」
ずっと想い続けた初恋の男・秀一はそういって司の元を去った。一番好きな男にフラれて自暴自棄になる司に、差し伸べられた手は誰のもの・・?!
BOY’sピアス誌上で感動のフィナーレを迎えた本作に描きおろしを加え、堂々完結!!幸せ探しのラブハンター・司のホンキの愛のゴールを見届けてくれ!!

作品情報

作品名
ヌーディスト。 4
著者
内田一菜 
媒体
漫画(コミック)
出版社
マガジン・マガジン
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
シリーズ
ぼくはこのまま帰らない
発売日
ISBN
9784896440737
3.6

(3)

(1)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
11
評価数
3
平均
3.6 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数2

ここまで読まないとだめ

先程2000文字を優に超えるレビューを書き上げたのに、タイムアウトか文字数オーバーで藻屑となりました…。
というわけで簡潔に書きます。

「して。」「motto」の全10巻を読んで、あまりに節操なしな登場人物たちが若干トラウマ化したため、もう読まないと心に決めていたのですが、一度手を出した作品は最後まで読みたいので読んでみました。
つらかったです。2巻でもうやめようかと思いました。
「して。」「motto」「ヌーディスト」1、2巻の計12巻が本当に全く「しゅみじゃない」で、トラウマの上書きになるのか…と思っていたのですが、3、4巻で救われました。
また消えると悲しいので以下、救われた理由と感想を箇条書きで。

1) 和由が「心と下半身は別モノ」な行動をする理由が分かった
「秀一だけを愛している」と言いながら、元彼たちを筆頭に周囲にコナをかけまくり、抱きまくり、好意を寄せられると「そっちがいいかも…」とフラフラしていた和由がどうしても好きになれませんでした。
でも自分と関係を持った人たちにことごとく選ばれず、後から「和由にすれば良かった」と言われ続けていたら、「どうせ選ばないくせに」と思うのかも。
それなら身体の方はスポーツ感覚と割り切ってしまった方が楽だったのかな、と。
これを早めに教えてくれれば前作もそこまでトラウマにならずに済んだ…、の、かもしれません。

2) 司はやっぱり一途
勝手だなと思う面はあるものの、司というキャラは嫌いではないです。
秀一に執着する気持ちと、前に進みたい気持ちがしっかり描かれていて良かったです。
自分に想いを寄せてくれる光貴に対して臆病になる面と受け入れたい面がせめぎ合う葛藤も人間らしかったです。

3) 光貴が可愛い
遊んでいるように見えて実は「好きになったひととは付き合えたことがない」という不憫な子でした。
この子が司に惹かれたのは、たぶん弱っている人を放っておけないオカン気質だからじゃないかと。
そこにプラスして、秀一への強い想いを知ったことで、こんな風に愛されてみたいと思ったんだろうな。
応援したくなる子でした。

4) 秀一が別人
前作までは呼吸をするように何度も「和由だけいればいい」と言っていた秀一ですが、本作では別人のようでした。
再会した司を和由と暮らす家に居候させる、秀一から離れようとする司を引き止める、引導をきっちり渡した後も構い倒す。
2巻までは「男の恋愛は新規保存、女は上書き保存」という言葉のように、自分を好きだった相手はずっと好きでいてくれなきゃいや、という印象しか受けず。
3巻以降は自分が和由と出会って過去を昇華できたように司にも…と思っての行動だったと言っていますが、忘れたい相手がそばにいたら忘れたくても忘れられないという簡単なことにも気付けない無神経さに驚きました。
これまで秀一が唯一の常識人だと思っていたので何だかな、という感じ。

5) 和由の後ろは秀一だけにしてほしかった
司×和由が2回出てくるのですが、「後ろは秀一だけ」って言ってなかったかなあ、と。
2回目に至っては自分から挑発しているし、ホテルを出たあと赤面していたり、「身体と心は別モノ」という価値観であっても、毎回別の人としたときにこういう表情をするから「心も揺らいでるじゃん!」っていう嫌悪感が拭えないんだよなあ。
和由、やはり好きになれず。

6) 和由が関係した人たちの面倒を見すぎる理由が推測できた
前作でも「何で元彼たちのためにそこまでするかなあ」と思っていたのですが、どうも和由は一度でも自分に好意を抱いてくれたり、自分が気に入って関係を持った相手のことを「ファミリー」と思っているんじゃないかと。
そう考えると本作で光貴を慰めるために抱いたことや、前作での元彼たちのトラブルのせいで酷い目にわざわざ遭いに行ったことも説明がつくのかなと思いました。
ただこれ、自分が付き合うなら絶対嫌なタイプですよね。

と、いうわけで結局長いですが、「して。」や「motto」では「秀一を愛してる」「和由がいればいい」しかなかった感情面の描写がしっかりされていたので、ずっと理解できずにモヤモヤして、トラウマの結晶となった澱がすっきりした気がします。
少なくともわたしは2巻でギブアップしていたらさらにトラウマ化していたと思うので、3、4巻でこれまでの12冊分のカタルシスを得られました。

前作が嫌い、登場人物みんなが嫌い、という方はぜひともここまで読んでみてください。
2巻まではほんと無理としか思えないと思いますが、3巻から変わります!
前作を読んでから心のトゲが取れない方、取れますよ!

3

完結

ヌーディストも最終巻であります。
まぁ、落ち着くところに落ち着いたという感じでしょうか。
残念だったのは、光貴くんを最後まで愛せなったことかな・・・・
あんまり受の子がこんなに・・ってのはないんだけどなぁ
ただ、最後のホノボノエピソードはすごく好きでした。
一途に秀一だけを思い続けてきた司。
高校時代の始まりから、もろもろあった末に別れ、そして再会を繰り返してきたわけです。それでも一途に思い続けてきた男。
これがまたうまい具合に両想いの相手となればまた実は面白いのかなと思ってしまう。
これだけ一途に思える男であれば、あのころの若い司ではない!
頑張って欲しいです。
まぁ・・・・結局、復縁かと思えた光貴をおいて大阪へなくだりは、栗化してしまうのか・・と思ってもみたりしたんですけどね

はっ!そう、野球少年のやけぼっくりに萌えました。
結論、女の子とよろしくやっちゃうんだろうが、若い頃の衝撃が忘れられなかっただけだとしても、もういっかいくらいの結合はあってもよかったな~と・・・思ってしまう。
これだけアッチもこっちもやったら一緒でしょうよと(ォイォイ
まぁ、なんにせよ、無事ハッピーエンドです。

無念はやっぱり光貴を・・(割愛)

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP