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表題作誰もわるくない

箕輪夏彦
七瀬瑞貴

作品情報

作品名
誰もわるくない
著者
久能千明 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
シリーズ
月の砂漠殺人事件
発売日
ISBN
9784861340444
3.5

(2)

(1)

萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

本当に誰もわるくないのか・・・

前作、月の砂漠殺人事件に出ていた高校生メンバーのお話。
前回は、試験休みを利用して出かけた温泉旅館が舞台でしたが、今回は、学園に戻ってきました。
寮制の男女共学校なのかな・・・話を進ませないとその背景がよくわからない。
前回の事件の後、互いに気持ちをはっきりさせないまま(自分たちでもよくわかっていないんじゃないかな?)身体の関係だけ進めてしまった箕輪夏彦(帰宅部・夜間バイトで寮を抜け出す)と七瀬瑞貴(バスケ部)は相変わらず不安定なまま時々関係を持っています。
そこへ、前回の事件に深く関わった高梨涼也がたずねてきます。
しかし・・・今回の事件に涼也はあまり関係がありません。
事件は、バスケ部内で起こり、恋愛面では涼也が夏彦と瑞貴にかかわってきます。
このあたり、事件と恋愛があまりリンクしないので散漫な感じをうけました。

で、タイトルなのですが・・・。
前回もうやむやにしたミステリーの結末を今回も・・・。
それぞれの事情があり、同情の予知もあるのでしょうが、人を傷つけてほんとうに誰もわるくないのか・・・
疑問の残る幕切れです。

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