EGOISTE

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  • R18
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  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
5
得点
58
評価数
13件
平均
4.5 / 5
神率
69.2%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
シリーズ
クロスノベルス(小説・笠倉出版社)
発売日
価格
¥857(税抜)  ¥926(税込)
ISBN
9784773002881

あらすじ

儚気な美貌をうつむきがちに隠した研修医の白井は、新たな配属先の医長、古谷と出会う。冷徹で尊大な古谷の魅力に惹かれながらも、己の性癖を引け目に思うあまり、自分の気持ちを臆病に認められないでいる白井だったが、強引な古谷に絡め取られるように関係を持ってしまい…。

表題作EGOISTE

古谷和臣 36歳 循環器科医長
白井明佳 25歳 研修医

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レビュー投稿数5

強引攻はいいものだ~

捕獲攻と捕獲される受とカップリングだけ見れば一見王道ですが、それぞれの生い立ちからくる性格がどちらもなかなか一筋縄ではいかないというか複雑なものがありそこが読み応えに繋がってます。

タイトルのエゴイストは古谷[攻]が愛用している香水名、その名にふさわしい傲慢さを持つ古谷。
彼が勤める病院に研修医として現れるのが、美貌でありながら気弱で保護欲と被虐心を刺激する様な青年白井[受]
彼はゲイでその事をコンプレックスに思っており、また不義の子という理由から家族からも疎まれて孤独に育ってきた為にどこかしら愛情に飢えてもいます。
何を考えているか分からない古谷の強引さに怯えながらも魅かれていく白井。
おどおどしている白井が時折見せる妖艶な色気が妙に良いです、本人が無意識な所がなんつーかもっそいツボ。
白井は泳げないんですが、同居を拒む彼を古谷はプールに無理矢理落とし半ば脅して承諾させます。
強引攻はやっぱ萌える~~萌えますな!!
1巻目が身勝手で強引だからこそ、2巻以降に生きてくるシーンも多いのでその辺も上手いなーと思うですよ。
彼等の関係が変化していく様が興味深いので、続け続きて読むのをオススメします。

2

毒と甘美 麻薬のような本

冷酷な医師(古谷)×孤独な研修医(白井)のシリーズ、全3冊。
共に傷を抱えた二人の医師が、互いにかけがえのない存在になるまでの推移を、毒と甘美をブレンドしつつ描かれたシリアスドラマ。
初出から10年以上経ちますが、初めて読んだときのあの鳥肌が立つような感覚は、今でも忘れられません。号泣、といったように心を激しく揺さぶられたわけではありませんが、麻薬のような中毒性にとらえられ、どうしても手放せないシリーズなのです。

家族から疎外され続け深い孤独を抱えた研修医・白井(24)と、父を亡くして以来根深い人間不信に陥った医師・古谷(36)。
酒の力で関係をもった白井を、古谷が脅迫する形で同居に持ち込むのですが、とにかくこの古谷という男は恐ろしくも魅惑的です。
力ずくで手に入れておきながらその動機は愛情などではなく、白井への侮蔑的な好奇と、男の中に潜むサディズムに突き動かされたという、どこまでも冷酷な支配者。
酷薄な笑みと穏やかだが抵抗を許さない口調で、白井を服従させます。

対して白井は、抑圧された人間特有の暗い目をもつ、常に下を向いているタイプの人間。
母譲りの美貌もかす続きむほどの卑屈な言動は、周囲の人間と古谷の嗜虐性を煽ります。
古谷に逆らえず、愛人のような玩具のような…所有物というのが一番近いような歪な存在。愛情を介さない奇妙な同居を続けながら白井は、本人の意志に反して、絡めとられるように古谷に惹かれてしまいます。

ページが進むにつれ明かされる彼らの生い立ちと、それによって負った深い傷。
何より彼らの人間性と不健全だった関係が、終盤に向かって変化していく様はとにかく引き込まれます。情感にあふれたかわいさんの筆致が素晴らしい。
これが初めての単行本(旧ビブロス版)だというのが驚きです。

それから、舞台の神戸の情景がとても豊かに描写されているので、地元の方は特に楽しめると思います。
この1冊だけでも話は完結しているのですが、次巻では更に彼らの関係がより深いものになります。
ぜひとも続編と短編集の2冊も合わせて読んで欲しい名作です。

4

Sな医師はイイ

なんというか、かわいさんの、特に初期の作品は、静かで仄暗くて、官能的な独特の雰囲気がありますね。

傲慢でドSな医師の攻め様、古谷和臣。有名大学の医学部出の医者で、学生時代はアメフトの選手だった。何でもできるし、男の理想像と評されるほど美しく、ボンボン育ち。

それが、父の死後の醜い財産争いや、その後の生活苦などで、
素晴らしく美しく、傲慢で、人の心を操る術を心得た、最強のご主人さまキャラに!
ビバ!生活苦!生活苦でご主人さまが生成されるなら、不況もまた素敵でございます。

この古谷、自分の下についた研修医、白井が、おとなしく、うつむきがちで、卑屈な態度なのにイライラし、加虐心と好奇心を満たすためだけに、仔羊をいたぶるように冷たい言葉で白井を追い詰め、やがて白井が同性愛的な性癖をひた隠しにしていると気付くと、

ベッドの上に白井が隠していたゲイ雑誌をばらまいて帰ったり!
プールに突き落としたうえ、同居を承諾するまで水に沈めて脅したり!
病院で夜勤の白井をソノ気にさせて、何もせずに帰ったり!
「一人でいる夜は長いよ・・・おやすみ」という凄絶な微笑み付きで(笑)。続き

そして始まった同居生活ではとにかくずーーーーーっと命令形!
「飲みなさい」「来なさい」「読みなさい。いいね。」
「そのネクタイ、色も柄もひどい。すぐに換えてきなさい。」
ひどいのはどっちだ。 でも、イイ!! あぁ罪な男・・・・
で、
白井は小動物のようにびくびくしながら、もちろん抗えず。。。
S様の常套手段、脅しと命令の間に挟み込まれる、僅かな優しさと快楽に翻弄されるうちに、
どんどん強く、色っぽくなって、やがて古谷を包み込むような存在になってしまうのです。
このシリーズ、とにかくいいのは、この哀れな子羊、白井が後半だんだんと小気味よくご主人さま古谷を振り回すからでして。
一作目では脱走し、二作目ではなんと!古谷の悪友と浮気を!
「もう、浮気なんか、しちゃいけないよ・・・」
このセリフだけでいいからCDにして売り出してくれませんかね・・・・

3

儚気な美貌をうつむきがちに隠す研修医は好きですか?

不思議と白井が気にかかり、白井を自分のそばに置きたくなった古谷が、白井に一緒に住むように言うところ!気の弱い白井はすぐに承諾するだろうと古谷は踏んでいたのに、言うことをきかない。

泳げない白井をプールに突き飛ばして意地悪(おいおい、泳げない人間を水深4メートルのプールに突き飛ばすのは殺意ありだろう・・)するあたり・・古谷の異常な執着がかいまみえて、気持ちよくぞっとしました。(どんなだよう。。笑)

医者ものは、ちょっと苦手だったのですが・・。リアルさが鼻につかず良い感じです。

しかもいつも自身なげでうつむいてばかりの白井が、古谷の廻りに他人がいるだけでいつしか軽い嫉妬をおぼえるようになり階段の踊り場から一階を歩く古谷を熱っぽく見つめるシーンがいいです。

古谷に惹かれていく自分に動揺し、強い恋愛感情を覚えるようになるまでの張りつめたシーンはこちらも、どきどきさせられます。

切ないいいお話です!

2

何度も読み返した一冊

シリーズ三作。
この攻めは確信犯。
ちょっと悪いヤツ(笑)
攻めもちょっと可哀想な、壊れちゃってる人間なんで。
こういう組み合わせは結構好きです(笑)

そして受けの方は「暗い」なんてもんじゃない。
医者なんだから、もうちょっと前向きでもいいんじゃないかと思うものの、エリートなんて健康的じゃないのかもね。
母親の不倫絡みで出きた望まれない存在。
自分の居場所がない「受け」が大好きなので……

満足度 : ★★★★☆

3

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