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表題作意地悪な溺愛

千住 有名レコード会社社長
真一 会社をクビになり攻め様の秘書になる

作品情報

作品名
意地悪な溺愛
著者
猫島瞳子 
イラスト
水貴はすの 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434050497
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ホントはベタ甘全開の攻め様なのだ

高校時代からの先輩後輩の二人が長い誤解が解けてラブラブになるまでのお話です。
始めからホントは相愛のカップルになってもおかしくない二人なのですが
誤解が誤解を呼び、受け様の弟の策略で更に悪化して、受け様は攻め様だけには
頼りたくないって意地になってるのですよ。

学生時代から同じ生徒会で仲の良かった受け様と攻め様、受け様は誰もが認める
美貌の持ち主なのですが、学生時代から攻め様に守られていたことも知らず
会社をクビになり、再就職試験での営業で、どうしても攻め様だけには頼れない。
でも、攻め様はそんな受け様を心配して受け様を迎えにいくんです。

疲れ切った顔色の悪い受け様を心配した攻め様は自分が滞在してるホテルで
休ませようとするのですが、身体が目的みたいな誤解を受け様にされ売り言葉状態で
抱いてしまうのです。
でも、攻め様の気持ちは分からなくはないのです。
昔から大好きで何度フラれても諦める事が出来ないくらい好きなんですもの。

受け様だって好きなのに、ブラコン弟の企みで学生時代に攻め様からの告白を断り
今回も、やっぱり体目当てなんて勘違いをして二人は拗れちゃうのです。
でも、そこでも攻め様は諦めない、心が手に入らないなら身体だけでもなんて発想で
受け様に愛人みたいにエロ三昧しちゃうのです。
でも、自虐的になっては後悔しちゃうヘタレな攻め様だったりもします。

攻め様が受け様に与えた屈辱的な行為も、後になってみると全て愛するが故の理由が
ちゃんとあったりするんですよ。
お互いの誤解が解けた時に気が付くのは、天使だと思っていた受け様の弟の腹黒さ
ブラコンゆえの暴走なのです。
受け様はそんな弟にびっくりで、知らぬは受け様だけなのです。
天使は実は生粋の悪魔だったのですが、これも兄を取られたくないからなんです。

この弟だけでもキャラが濃いのですが、攻め様の会社の社員の田辺さんには笑えます。
白雪姫のようにガラスの箱に入れられ、サドの元へ送られる姿は哀れ(笑)
コミカルで楽しめる作品で、激甘要素も満載の作品でした。

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