EGOISTE 2

EGOISTE 2
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神8
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
48
評価数
10件
平均
4.8 / 5
神率
80%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
シリーズ
クロスノベルス(小説・笠倉出版社)
発売日
価格
¥857(税抜)  ¥926(税込)
ISBN
9784773002911

あらすじ

全てに臆病だった白井が、強引な古谷に押し切られるように同居を始めて一年――。つかみどころのない男に翻弄されながらも、日常の小さな幸せをかみしめていた白井だったが、あることを境にそれは崩壊してしまった。さまざまな不安に揺れる白井を、つなぎ止めようとする古谷だったが…。
大幅加筆修正を加えた、かわい有美子の代表作、エゴイストシリーズ待望の第二弾。

表題作EGOISTE 2

古谷和臣 37歳 循環器科医長
白井明佳 26歳 医者

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レビュー投稿数3

傲慢ドS医者 続編

この話のラストの感想は 書けない。
現在 まだ多くの方が苦しんでいらっしゃるからだ。
小さくても 希望の光が見える事を切に願う。

前回のプール突き落とし事件からの続巻です。
幸せそうな二人に また怪しいカゲが・・・・。
傲慢な古谷(攻め)は ホンマ腹立つ。
白井(受け)が あんだけ尽くしているのに。
おかげでキレた白井が浮気するのです。
ざまあ。古谷め!ちょっとは思い知れ!!
でも お互いなんとか努力をして気持ちを繋いでいく。

かわい有美子作品の代表作であろう。
読めば必ず本に 引き込まれる事まちがいありません。
背景を取り込んだ表現力 脱帽です。

0

少しずつ変化していく関係

前巻の最後で古谷[攻]の元へと戻った白井[受]、その一年後から話は始まります。
同居はそのまま続き以前よりは幸せを感じたりもしている白井の前に古谷の元彼女や別の女からの電話、そして続く外泊と不安にさせる出来事ばかりが起こり、さらに同期医師の不正を白井が発見してしまった事から彼に憎まれる羽目になり、白井に対して愛情の一欠片も持たない美しい母はガンで余命幾ばくもないと知りそれらが白井を打ちのめしボロボロになった彼は、古谷の友人である中西と一夜を過ごすんですが、酒に酔って中西を誘う白井がエロい~~普段の彼からは想像出来ないエロさで俗っぽい表現ですが魔性の男きたよーーって感じ。
対する中西も実にいい男で、白井に対する言動やその後に古谷に潔く謝る所とか白井の浮気相手が彼で良かったと思ってしまう程。
白井が他の男に抱かれたと知って激怒する古谷がいいんです!
普段傲慢で白井はそんな事をしないだろうと思い込んでいるのをくつがえされた時の激怒っぷり。

お互いが少しずつ相手を知っていき、理解を深めると共に感情も深く繋がっていく。
最後まで白井を愛さなかった母は亡くなり、彼の父が誰であるのか続きを古谷は知りますが最後まで白井はそれを知らずに終ります。

そして神戸という地に訪れる大震災。
かわいさん自身が体験しているだけにその部分は重みと臨場感があり、崩れた家屋で必死に白井の名を呼ぶ古谷、その後病院の屋上でそれが嬉しかったと古谷を抱きしめる白井と抱き返す古谷。

作中、2人で京都に旅行に行ったり、かつて白井を落としたプールで美しい水中を見せてくれたりするシーンは2人の関係も変わったなあ、としみじみしたです。
一応本編はこれで終りますが、彼等をもっと読みたいという方は是非3巻を~。

0

冷酷な男と脆弱な男が 辿り着いた関係

冷酷な医師(古谷)×孤独な研修医(白井)の「egoiste」の続編。
同居してから1年が経ったところから物語は再開します。古谷からの「愛している」という言葉はないながらも、うまくいっているように見えた二人。
小さな不安を抱えながらも、古谷との穏やかな生活を送る白井だったが、その古谷に女の影がちらつき始めたことから風向きが変わります。
そして次第に追いつめられてゆく白井は…。

という波乱含みのストーリー展開。
古谷の昔の恋人、白井の母、同僚の医師、そして自然災害を絡めながら、この巻で白井と古谷の関係は大きく揺さぶられ、やがて不動のものへと成熟していきます。
年齢も立場も人間性も全くかけ離れた彼ら。冷酷な男と、脆弱な男。
ただそれだけの印象だった二人の静かな変貌と、最後にみせた抱擁シーンに、込み上げるものがありました。
古谷と白井、二人の人間の救済という側面が、このシリーズをより深いものへと押し上げています。

かわい作品の情景描写の上手さは群を抜いています。まるで映画やドラマの1シーンを見ているような映像的な心情表現に、いつも魅せられます。
例えばこの本の、二人続きの諍いの後の『よく熟れたマンゴーが床の上で潰れていた。』という一文。
これだけの文に、古谷という男の質、諍いの原因の生々しさ、取り残された白井の表現しがたい気持ちが、理屈をこえて皮膚感覚で伝わってきて、唸りました。

そして、近年のBL作品ではなかなか出会えない、紙面からしたたるようなこの強烈な色香。味わってみてほしいです。
レビューのために久々再読したのに、すっかり頭から抜けてしまっていました。罪な本…
2まで読んだなら、やっぱり短編集も手に入れましょう!

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