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表題作冷たい砂の虜囚

シン・ビン・ザイード/中東某国の王族
三田村佳威/元SAT隊員

その他の収録作品

  • 巻末コミック「音速のプリンス」

あらすじ

三田村佳威は「氷の牙」の異名を持つSATの元エリート隊員。あるテロ事件で上層部に裏切られ、大勢の仲間を失った彼は仕事も辞め、絶望の闇の中を漂うような生活を送っていた。そんな佳威を捜し続けていた男―5年前英国で実戦訓練を受けている時に出逢った中東某国の王族にして倣岸な美丈夫、シン・ビン・サイード。訓練中、彼の額に傷をつけた佳威を恨んでいるはずのシンだが、要人警護を依頼する真意は?遙かなる砂の王国を舞台に、熱く危険なラブロマンスが今、幕を開ける。

作品情報

作品名
冷たい砂の虜囚
著者
水月真兎 
イラスト
DUO BRAND. 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434050527
3.3

(3)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
10
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

シリーズ1作目です

シン・ビン・ザイード(中東某国の王族 5年前から佳威に執着している)×三田村佳威(元SAT隊員 ある事件が原因で仕事を辞めホームレス生活を送っている)

※この作品は「冷たい砂」(砂漠もの)シリーズ1作目です。

3年前SATに所属していた頃のある事件が原因で退職後ホームレス生活を送っていた佳威は、中東某国の王族であるシンの部下に薬を盛られ意識を失っている間に中東に連れてこられます。5年前イギリスのSAS(特殊空挺任務部隊)で短期留学中に出会い、訓練中に佳威がシンの額にナイフで傷をつけたという因縁のある二人ですが、シンはその頃から佳威に執着しており、再会してからも佳威を口説き落とそうと迫ります。

アラブものでは王道の、王子様に見染められてしまい最初は抵抗しつつも最後はハッピーエンド的な流れに加え、王位継承に絡み身辺が物騒になった男(シン・攻)をボディーガード(佳威・受)として守るというキャラ設定がアクセントになっています。しかもシンと佳威は前から顔見知りということになっているので、「何で?どうして!?」的なまどろっこしいところが少なかったのも良かったです。

基本は俺様なのに、佳威が自分をかばってケガをしたのを見て思わず涙してしまったり、佳威の一言でテンションが上がってしまったりと、いい大人なのに何だかヤンチャで子供みたいなシンが可愛く思えました。一方佳威も最初は「冗談じゃない」とシンを突っぱねていたのに、いざHをしてみたらメロメロ…というツンデレ具合がなかなかいい感じでした。でも仕事中(ボディーガード)の凛々しい姿と、ベッドの中で喘ぎまくっているギャップがすごくて正直萌えるを通り越して逆にちょっと驚いてしまいました(苦笑)。

シリーズ1作目ということもあり、王位継承問題やそれに絡みシンの暗殺を企てるシーンなどはまださわり程度のものでしかなく、どうせならアクションも楽しみたいと思っている私の好みからすると物足りなさを感じるところはありましたが、まぁそれは今後のお楽しみという事で次作に期待したいと思います。





1

アラブもの 事始め

アラブものと言えば、イメージとしてはキラキラな王子に一目惚れされ略奪されて、キンキラキンなめくるめく愛欲の世界へ…的なものがあったので、今まであまり食指の動かないジャンルでした、この話を読むまでは―


イギリスの特殊訓練校で知り合ったシンと佳威。ナイフ訓練中に佳威がシンの額にキズを負わせてしまったことから2人の関係が始まっていくのですが、再会を果たすまでには5年の時間が…。

佳威を自分のボディガードとして傍に置くために、睡眠薬を使ってまで連行してきてしまうシン。そんな程度のことは朝飯前状態で、思いっきり佳威を精神的に振り回します。
佳威も表面上、口では”イヤだ”といいながら、シンとの関係にずぶずぶと深みに嵌まっていきます。

テロや王位継承権等が話の根幹を成しているので、銃撃戦も頻繁に展開されています。

読んでいると、シンて凄くムード作りが巧いんですよね~*^^*
色事に馴れていないツンデレ佳威なんか、赤子の手をひねるがごとくって感じです。
佳威と知り合う以前はプレイボーイで鳴らしていたのに、佳威を好きになってからは”佳威でないと勃ない”状態に。シンの手に導かれてシンのモノを手で擦りあげる佳威は、非常にエロです。

全体的にエチが散りばめられているのですが(全頁の半分くらいか?)、ピンクの幸せオーラが読み進めるごとに濃くなっていきます。ご馳走様でした!

0

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