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表題作十字架とピストル

ヤクザ 梶 正臣
神父 宮本有也

あらすじ

優雅な美貌と清廉な心を持つ若き神父・宮本有也が初めて任された西田教会は、前任の神父が作った多額の借金のカタになっていた。
取り立てに現れた荒々しく冷酷なヤクザ・梶正臣にそれを知らされ、教会から出て行けと脅された宮本は、必死で猶予を求める。
「お前が俺を癒せたら待ってやる」―梶が出した条件を信仰心篤い宮本は喜んで飲むが、梶の狙いは宮本の美しい心と身体、その両方による淫らな『慰め』だった。
教会を守るため、宮本は神に仕える身を差し出すが―。
背徳と純潔のロマンチック・アンビヴァレンス。

作品情報

作品名
十字架とピストル
著者
甲山恋子 
イラスト
稲荷家房之介 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
発売日
ISBN
9784778101053
2.7

(7)

(0)

萌々

(1)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
17
評価数
7
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

傲慢ヤクザ×神父

前任の神父が病気で長期入院の為に新し赴任してきた受け。
受けの前に突然ヤクザの梶(攻め)が部下を連れて現れ、前任の神父を出せと怒鳴り込んできた。
前任の神父が借金を踏み倒して逃げたと言うのだ。
一先ずその場は帰ってもらい、本部に問い合わせたが「彼は悪魔に取り憑かれ、心も体も病んんでいる」と言うだけ。
借金の件について話しても同じ様な回答だけだった。
再び梶が来て、協会にある金目の者を部下たちに運ばせようとしていた。
何とか借金を先延ばししてもらう様に頼むが、延滞金も支払えない受けに梶は自分を癒やせるならと条件を出してきた。
喜んで応じる受けだったが、受けは攻めの悩みを聞いて癒しすのだと思っていたが、実際は彼に抱かれる事が条件だった。

受けのお初エチの相手が攻めサマだと嬉しい私。
神父だったら間違いないと思い読み始めた。
確かにお初でありました。
だけど、初めてなのに痛たがらずに感じている受けにちょっと残念…。
_| ̄|○
しかも神父にとって禁忌でもある行為なのに、そんなに葛藤もなく彼に抱かれる受け。
もうちょっと抵抗しても良かったのではと思う。
強気のわりに天然なのか世間知らずの受け。
ちょっと違和感を感じたのが、攻めの事を心の中で「ヤツ」と呼んでいた事。
彼の性格からして「ヤツ」って呼び方はないんじゃないかなと…。
そして攻めは傲慢で俺様タイプなんですが、野蛮人と言った方がしっくりくるかも。
最初、怒鳴ってばかりで乱暴者の攻めにちょっと引いていた私ですが、結構優しい面もあって不器用な男なんだと後々分かりましました。
ちゃんとハッピーエンドで、幸せそうな二人でした。
(*´∀`*)

2

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