彼には患者の搬送時にしか会えない…。

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表題作赤色サイレン

風祭信吾,救急救命士,23歳
羽所郁生,外科医,30歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

彼には患者の搬送時にしか会えない…。鍛えられた体躯で救急車に乗り込む、救急車救命士・風祭信吾は、指定病院の外科医・羽所郁生に憧れている。現場では鮮やかな手際で治療する郁生だが、冴えた美貌にふさわしく、信吾には冷たい。ところが現場以外で初めて会ったとき、なぜか彼から信吾をベッドへ誘ってきた!年上の医師に導かれ、男を抱く快感にはまっていく信吾だが⁉︎

作品情報

作品名
赤色サイレン
著者
剛しいら 
イラスト
神崎貴至 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199003479
3.1

(7)

(1)

萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
21
評価数
7
平均
3.1 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数3

膝の上に乗る美形医師!緊急事態!赤色灯とサイレンが心で鳴り響く

剛しいら先生の2005年作品。
救急救命士の資格を持つ救急隊員・風祭信吾と、腕のいい外科医・羽所郁生の恋。

救急隊の間では、地域の総合病院で必ず急患を受け入れてくれるのだが外科処置の腕が今ひとつ、と思われている羽所病院。
今日も交通事故の被害者を運び込んだのだが、今日は初めて見る医師が待っていた。
それが大学病院から戻ってきた羽所院長の息子だという。
信吾はその医師が気になって気になって、急患が出るたびに羽所医師に話しかけたり、羽所の勤務時間が気になったり。
そんな時、父親の代理で出席した親戚の結婚式の帰り、そのホテルで男と何やら訳ありの羽所に出くわし…
急遽羽所の新しい恋人の芝居をすることになってしまった信吾だが、相手の男を騙すために部屋を取った羽所から誘われて…

年上の誘い受けクール美人にあっという間にオトされちゃった年下ワンコのお話です。
信吾はレスキュー隊に誘われるくらいガタイが良く、性格もまっすぐで正義感で、要するにと〜ってもいい子。
一方羽所はそんな信吾が鬱陶しいやら可愛いやら。今までそんなタイプと付き合ったことがなかったので、実は羽所の方もどうしていいのかわからない。
信吾はつかみどころのない羽所にどこまで迫っていっていいのかグルグルしつつも、正攻法でストレートに羽所に向かっていきます。
羽所の、甘えたり意地を張ったりのツンデレぶりも萌え所。
エロよりも2人の会話の面白さがとてもいいです。
2人の医療に賭ける真剣さというお仕事BLとしての読み応えもあり。火災現場での救急医療描写も緊迫感があります。
イラストの神崎貴至先生の絵も良かった。

0

男らしく真っ直ぐで一本気な大型ワンコ年下攻めと、
経験豊富だけれど素直じゃない気まぐれ猫の誘い受けという感じ?
誘い受けもだんだんとワンコに力押しされてますけど、そこがなんともいいんです。

救急の場で出会い、初めは郁生の冷たい態度と物言いに驚いたものの、
興味を掻きたてられる信吾。
何度か言葉を交わすうちに郁生のことがますます気になっていく信吾ですが、
父の代わりに出席した結婚式の会場のホテルで、郁生が他の男と
言い争っている場に偶然出くわして、とっさに新しい恋人のふりをさせられて
しまいます。
そのままカモフラージュといわれ、ホテルの一室に連れ込まれてしまう信吾。
そして一線を越えてしまうのですが、翌朝郁生からは「遊びだからこれで終わりだ」と
冷たく言われて…。

そこから年下ワンコが頑張ります。
先輩の助言を受けて、押したり甘えたり、余裕綽々の年上の男をものにしようと
一生懸命ですが、郁生の方も本当はそういう信吾が可愛くてしょうがない様子。
はぐらかしているように見えて、実は信吾にメロメロになっていってるようで、
たっぷり「年下ワンコ攻め」の醍醐味を味わえました。

圧倒的な経験不足を補うように、直球で押しまくる信吾は、すごく可愛い。
でかくてラガーマンで男らしいんだけど可愛い。ちょっと甘えたりするとこも可愛い。
がっついてるのも可愛い。お行儀欲しようと頑張ってるのも可愛い。
この大型ワンコにこちらのハートも押されまくってしまいました。

2

悪くないワンコな年下攻

年下攻、大型ワンコ、気っぷのいい姐さん受けが好きな人だったら、けっこう楽しめると思います。わたしは楽しみました!

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